東日本大震災で事故を起こした

福島第一原子力発電所の視察に

行ってきました。

 

 

なんと!

 

水素爆発を起こした

1号機から4号機の建屋の目の前まで

入ることができたんです。

 

 

1人につき1台、放射能測定器を身につけて、

厳重な警備の中で、視察させてもらうのですが、

 

 

移動のバスの中の放射能計の数値が、

原発の建屋に近づけば近づくほど、

どんどん上がっていくんです。ガーンあせる

 

 

そして、建屋の見学ポイントは、MAXで68μSV!

なかなかできない経験でした。

 

 

 

事故直後は、人が近づく事ができないくらい

放射能が漏れていたのに、

 

ここまで改善して、

人が、普通の服で近づけるレベルにまで

なったんだそうです。

 

 

12年かけて、ここまで改善できたこと。

 

現場の作業の方の努力と情熱、本当に、頭が下がりました。

 

 

 

福島第一原子力発電所は、現在、

放射能漏れを起こした原子力発電装置の

冷却で使った、汚染水の廃棄問題で、揺れています。

 

 

世界一高機能な浄化装置を開発して、

汚染水を浄化して、

殆どの放射性物質の除去に、成功しているけれど、

 

現在の技術では、どうしても、トリチウムという

放射性物質が残ってしまうのだそうです。

 

 

これは、除去が不可能な放射性物質なのだそうです。

 

 

 

日本政府は、トリチウムが残留した

処理水を海洋放出することを決定しています。

 

 

しかし、

地元や海外の反対の声などがあり、

海洋放出はできず、

 

敷地内に、たくさんの水槽を建築して、

福島原発では、処理水を保管していました。

 

 

おびただしいタンクの数々。

 

 

あと数年で、敷地内には、

置ききれなくなるだろうと予測できました。

 

 

果たして、この後、どうなるのでしょう?

きっと、海洋放出することになるのでしょうね。

 

 

事故後12年経っても、解決できない事だらけ。

 

それが、原子力発電所の現実なのだと、

目の当たりにしてきました。

 

 

 

 

 

 

さて。

 

 

ところがですよ!

 

 

ところがーっ!!

 

 

世界に目を向けると、

海外の原子力発電所では、事故でもないのに、

普通に、トリチウムを海洋放出しているそうです。

 

 

なぜなら、そもそも処理できないし、

人体に大きな害はないと言われているから。

 

えっ?どういう事?

 

 

海外の原子力発電所って、

もっと海を汚しまくっているの?

 

そんな事も、今回、初めて知りました。

 

 

 

そもそも、

 

アメリカや中国は、1000回以上も

水爆実験や原爆実験をしてきたけれど、

その時に大量に出た放射能汚染は、

一体どうなったんだろう?

 

 

考えれば考えるほど、世の中は狂っているなぁと、

悲しくなりました。

 

 

 

 

私が、小学生の頃、

原子力発電所の建設に反対する人は、

たくさんいました。

 

 

雑誌の最後についている、読者の広場みたいなところで、

社会派読者が、持論を展開していました。

 

それで、私は、色々と知る事ができました。

 

 

 

原子力発電所をやると、

必ず生まれてしまうのが、核のゴミ。

 

このゴミは、危険じゃなくなるまでに、

1万年以上かかるそうで、

 

 

子供心に、原子力発電なんか、絶対に作っちゃダメだ!

って、わかりましたよ。

 

 

それが、私が、高校生になる頃には、

原子力反対の声は、だんだんなくなっていき、

 

 

私が大学生になる頃には、

エネルギーの安定供給のために、

火力、水力、原子力をバランス良く使って、

発電すべきという意見に、集約されていました。

 

 

発電すれば、ずっと核のゴミは出る。

原子力発電なんか、使わなければいいのに。

 

絶対安全って、言われているけれど、本当にそうなの?

 

 

 

私は、心の内側では、原子力発電の

安全性を疑っていましたが、

自分では、何もすることができず、

そのまま、東日本大震災の日を迎えました。

 

 

そして、目の前につきつけられたのです。

 

『 原子力発電所は、絶対安全だから、大丈夫 』

 

それは、嘘で、まやかしだったのです。

 

 

 

デタラメな社会

 

こんな社会になってしまったのは、どうしてなんだろう?

 

とてもとても、悲しかったです。

 

 

日本や、山谷、海が大好きだから、

そこに住む動物達が、人が、大好きだから、

とても悲しかったです。

 

 

 

『 デタラメな社会から、脱出しなければならない。』

 

今回、原子力発電所を視察して、

改めて思いました。

 

 

 

お金のために、魂を売ってしまう人がたくさんいる。

 

自然を台無しにしてしまう人がいる。

 

未来にツケを残して、自分の事しか考えない人がいる。

 

そして、その尻拭いをするのは、未来の子供達。

 

 

 

こんなデタラメな社会では、いけない。

 

正気でない人が多い。

 

今だけ、金だけ、自分だけ。

 

 

 

1人でも多くの人に、気づいてほしい。

 

私も、自分が今、できることをしたい。

 

 

こんなデタラメな社会から、脱出して、

まともな未来を、積み重ねていきたい。

 

 

日本は、原発事故を経験したからこそ、

正気に目覚めるキッカケをいただいた。

 

 

福島の原子力災害被災者の方が、

語ってくれました。

 

 

「目の前にある故郷に、帰りたいけれど、

 いまだ、帰る事ができない。

 これが、放射能事故の現実です。」

 

 

 

どうにかして、助けてあげたい。

 

そう思いました。

 

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廃墟になってしまった学校

 

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事故後、12年経っても、あの日のまま、時が止まっている。

 

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街の復興もできない。立ち入れない。それが放射能事故の現実。

 

 

 

 

きっと!

 

現実を変えられるのは、

私たちの心のエネルギー。

 

そして、

魂のエネルギーなんだ。

 

 

ホントの心を取り戻そう!