「最近の若者(日本人の)は内向きか」について、沢木耕太郎氏の懸念がよくわかる | ekm-hrdのブログ

ekm-hrdのブログ

ブログの説明を入力します。


テーマ:

今回は、「受験ネタ」には全く関係ありません。

 

Twitterでも呟いたのですが、JR東日本のPR誌、『トランヴェール』の連載に、

旅に関する沢木耕太郎氏のコラムがあります。

 

『トランヴェール』は、東北新幹線に乗ると、

前の座席のポケットに必ず入れてあり、読むことが出来ます。

無料で持ち帰ることもできますが、車内で読んでいる人を見かけたことがありません。

みな、スマホをいじっているか、寝ているか。

ともあれ、『トランヴェール』は、旅がしたくなる、良い記事が満載の雑誌です。

(JRの回し者でも、ステマでもありません、念のため。)

 

さて、そのトランヴェールのコラムで、沢木氏が、

箱根神社の絵馬に書いてある「願い事」の、ある特徴について、

話をしています。

 

「箱根神社の来訪者は、外国人が増えて、英米人以外にも、

中国、韓国、タイなどから観光客が来ている。

そういった人たちも、皆、絵馬に「願い事」を書いているようだ。

日本人は、合格祈願や恋愛成就、病気の治癒など、

自身や身内の幸福を願う内容を書く人がほとんどだが、

外国語で書かれた絵馬、外国人が書いた絵馬の多くは、

「日中友好」とか、「世界平和」とか、極めて公共的な「願い事」が書いてある。」

 

「”日本人は(とくに若者は)内向きになった”というよく言われる事象について、

私(筆者=沢木氏)は、若者に教訓めいた説教をすることはしないと決めているが、

それでも、国内外の願い事に現れる意識の差に触れ、
日本人の内向きさ加減について、懸念をもつようになった」

まとめると、上記のような話です。

 

エビデンスとか、分析とか言われると、そんなものはないとしか言いようがありません。

また、外国人「観光客」は、一般の外国人と同じ性質を持っているとは限らないし、

(とくに海外に出ている外国人は国際的な意識が高い人が多いという推定が成り立ちそうだ)

外国人は、絵馬に個人的なことを書きたくないだけなのかもしれません。

しかし、この絵馬に関するコラムに象徴的に示されていることは、

政治家や「大人」が懸念するような事を、ふだんは言っても仕方ないと考える

沢木耕太郎氏のような人でさえ、心配せざるを得ないような、国民意識の変化と閉塞感だと思います。


愛国心についてはともあれ、家族愛といった自然な感情(動物ですら自然に持っているような)を、
道徳として教育で教え込もうとする政治家と、それに面従腹背する(賢いが愚かな)官僚。
日本及び日本人(およびアメリカ人)は大切にするが、近隣のアジア人に対してはヘイトする人たち。
そんな人たちと、その考え方に違和感を持たず、むしろ、「ふつうである」「自然である」と思ってしまう、
若者たち。

こういった人たちは、明らかに「内向き」ですが、
「使える英語」とか「グローバル」とか、自家撞着としか言いようのないことを言っている。
とにかく、こんな、おかしな状況が、少しずつ浸透しているような、
気味の悪い不安が、私にはあります。

そんな不安、懸念が、
自称愛国者たちが日本文化のシンボルとして大切にする「神社」の片隅に、
はっきりとしたコントラストを見せた形で、発見される。

沢木さんにはめずらしい、やや暗ったい今回のエッセイを読んで、
おそらく、氏と全く同じような気持ちを抱いたと思われる私でありました。

http://www.jreast.co.jp/railway/trainvert/
 

エコール麹町メディカル 塾長 原田広幸さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。