天下無敵の井脇ノブ子似(小泉チルドレン)のバイトだが、以前は井脇に対抗できる人物がいた。
 
その人物はダブル・ワークしていたのだが、1年ほど前にもう一本のほうのバイトの日数を増やし、うちの店は辞めてしまったのだ。
 
…彼女は最初から井脇のことを嫌っており
 
「なんか~、話し方が下品むかっ ホントに百貨店で働いてたのかな!? デパートの魚コーナーだったんじゃない!?
 
と言っていた。
 
でも最初は、少しは気をつかって
 
「ね~、もう仕事慣れたわかんないことがあったら聞いてね。」
 
と言ったら井脇はまだ3日しか働いてないのに
 
「聞くことないと思うよ。だってだいたい60%くらいの仕事は覚えたから!!アタシさ~、百貨店で管理職キラキラやってたから、こういう仕事、慣れてんのよね。」得意げ
 
と上から目線で言ってきたのである。
 
「3日しか働いてないのに60%って…どっからはじき出した数字なのかね!? 見習い期間なのにエラそうむかっ
 
と言って激怒り していた。井脇も彼女が自分を嫌っていることはわかっていたようで、お客さまからクレームがきたときも
 
「お客さまからレジ係にキツイ言い方されたってクレームがきたのよね。そのお客さん、アタシの友達なんだけど…どうもシフトの曜日と時間からみるとあのダブル・ワークなのよね。」
 
と私も含めた他のバイトに言いふらしていたから
 
「えっ!!!?そのお客さん、名札見たの!?その時間帯って3人バイトがいるじゃん。」
 
と言い返したら
 
「だって、そんなキツイ言い方するのってあのヒトしかいないじゃない。だから絶対あのヒトだと思う。」
 
と憶測だけで言っていたので 「確認して店長から注意してもらったほうがいいよ。」
 
と言っておいた。結局、クレームがきたのは他のバイトだったから、ダブル・ワークは井脇にヌレギヌを着せられた形になり増々大激怒。
 
「井脇のババアのヤツっむかっ アイツ、絶対自分が嫌いな人物は潰すタイプだねむかっ そうはいくかっ!!
 
と今度はダブル・ワークが反撃に。井脇が自分のことを嫌っているからヌレギヌをきせようとしたと言いふらしたのだ。
 
彼女が辞めるまでそんなことが続いた。彼女が辞めて、一番喜んだのは井脇であることは疑いのないところである。
 
 
 
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