みどりいろのいろいろないろどり | NPOの民間図書館  窓口日誌ブログ
2014-04-17 14:18:23

みどりいろのいろいろないろどり

テーマ:ちばぎんざ図書館
桜はそろそろ終わりですが花の色が清冽な春クライマックスです。
そして木々の緑がいつのまにか鮮やかに目に映ります。
私は子どもの頃から目が悪かったのですが
森林や芝生の緑を見ると目が良くなると言われていました…ホント?
ちばぎんざ図書館にお当番に来る日は千葉駅前大通りを歩きますが
季節ごとの楽しみは京葉銀行ギャラリーの飾り窓です。
その季節らしい俳句や言葉の書道を一つ必ず添えて
日本の伝統工芸品たちが毎回テーマを変えて飾られています。
この季節のテーマは「花は紅、柳は緑」これは中国から伝わった言葉です。
「紅袖緑衣」とも言うように平安時代の貴族にとって紅と緑は特別な色。
花の色の鮮やかな美しさは葉の色の緑があってひきたつものなのでしょう。
飾り窓に展示されていたのは古式ゆかしい日本の緑の色。
うぐいす色の足袋、青磁色の器、萌葱色の組みひも、柳色の着物。
緑とひとことで言ってもいろいろです。
色の名前について知りたくなったので図書館に着いてからさっそく…
色彩心理学とカラーコーディネイトの本、あと大岡信さん編の『日本の色』
大岡信さんの本では万葉集や能や谷崎潤一郎など古典から色を読み解きます。
染料や顔料の素材について専門的に書かれた文章も収められています。
日本画の好きなかたにはとてもおもしろい本だと思います。
鈴木千恵子さんの本はカラフルな写真やイラストで
商業デザインやファッション、色彩がもたらす心理的効果について学べます。
女性には身近なファンデーションも日本国内では数種類の色にとどまりますが
さまざまな肌の人が使う外資系メーカーには素肌の色に合わせた何十もの色数。
クレヨンの「はだいろ」が「ペールオレンジ」の名に変わった理由も判ります。
日本の伝統色の名前について知りたくて本をめくっているうちに
探していた以上の事柄を知ることができました。
本がたくさんある空間を徘徊するのって楽しいですね。

ちばぎんざ図書館の緑色もご紹介いたします。
ボランティアスタッフSさん手作りの編みぐるみと紙製のバラの枝。
カウンターに飾ると図書館も新緑の季節らしくパッと明るくなります。







by今日のちばぎんざ図書館お当番メリヤス



『日本の色』大岡信・編(朝日選書)
『色のとりせつ』鈴木千恵子(誠文堂新光社)
『色の好き・きらい』鈴木千恵子(誠文堂新光社)