第3回ライター望月の箱根駅弁(4区)~小田原駅「特選小鯵押寿司」(980円)
駅弁・温泉・スポーツのコラボレーション、
駅伝選手を追いかけながら、駅弁を買いまくる
「第3回・ライター望月の箱根駅弁」。
いよいよ4区に入ります。
第5走者・第6走者「E231系」
国府津車両センター所属、最高時速120キロ。
3区・藤沢橋の観戦を10:34で切り上げ、
藤沢10:44発、普通列車熱海行に乗り込みます。
この列車、一つ手前の大船で特急「踊り子」を
先に通すため、藤沢駅近くで、通過していく
185系電車のモーターの爆音が聴こえたら、
ちょっと急ぎ目で駅に向かいたいところ。
(特急「踊り子号」は、1981年製と車両が古いので、
辻堂、茅ヶ崎と停車して、馬入川を渡ります。
気温が低く、空気が澄んでいると、
ここから左前方に富士山が見えたりするのですが、
残念ながら、この日は見られず・・・。
馬入川を渡って、平塚に入ると、
駅弁としても、元々は国府津の「東華軒」エリアに。
ま、東華軒は、早くから都内でも
売られていたので、あまりご当地性は
感じられないかもしれませんが・・・。
お腹の具合を考え、少し日持ちしそうな
「特撰小鯵押寿司」を4区の駅弁にチョイス。
東華軒の「特選小鯵押寿司」の特徴は、
何と言っても、箸休めの「しその押寿司」2カン。
この2カンというのが、ちょうどいいんですよね。
11時前、大磯に到着し東海道へ・・・。
この日は天気が良かったせいか、
各区とも去年より、観客の出足が早く、
少し遅くなると、とても最前列は確保できません。
列車を降りた人も、駆け出す人が多く見られました。
ピンクのトヨタの広報車が来ると、
「選手到着まであと10分」。
大磯駅前の観戦ポイントは、
海沿いの国道134号から
国道1号(東海道)へ左折するところにあるので、
選手が減速気味となり、表情がよく見えます。
ちなみに、私の隣で観戦していた
若い女の子2人組も、追っかけ観戦のようで、
手書きのデータ帳を付けながらという、
なかなかヘビーな「駅伝女子」!
スローなレース展開に、大磯11:35分発の
小田原行に間に合うかどうか、気がかりの様子。
さあ、11時20分過ぎ、トップでやってきたのは、
東洋大学の淀川弦太選手(2年、秋田中央)。
少し間をおいての2位集団は、
早稲田の佐々木寛文選手(4年、佐久長聖)と
駒沢・湯地俊介選手(3年、大分東明)、
日体大・木村勇貴選手(2年、西京)。
でも、私が出演しているラジオ番組の
ヘビーリスナーでもある柏原選手のいない
5区・山登りを考えると、ちょっと面白い時間差では?
そんなことを予感させる2位集団の走り・・・。
5位は山梨学院。
6位明治!
7位青山学院も頑張ってます。
8位争いは地元神奈川大と大東文化大。
来年のシード権が気になる10位争いは、
城西大、中央学院、帝京大、日大。
学連選抜もきました。
順天堂もやっと来ました。
つーか、電車間に合わなくなっちゃう・・・。
法政も来たところで、なんと11時31分!
交通規制が解除されないと、大磯駅には戻れない・・・。
なのにまだ4校も通過していません。
3年目にして、肝心の5区・山登りを
ついに見逃してしまうのか?
そんな不穏な空気が流れ始めたその時!
交通規制をしていた警察官の方が、
「この後の選手、しばらく来ないようなので、
渡りたい人は渡ってください!」と拡声器でアナウンス。
これを聞くや否や、一斉に国道1号を渡り、大磯駅に向かって
ゆるい坂を走って登りだす追っかけ観戦組。
さすが神奈川県警、駅伝とは何か判ってらっしゃっる!
でも、この坂が結構、苦しい!
しかも、発車時刻までの残り時間は、わずかに3分。
これまでで最もしんどい「大磯ダッシュ」となりました。
11:35分発・小田原行きに辛うじて滑り込みセーフ。
とても、頭の画像を押さえる余裕はありませんでした。
一斉に観戦組が乗り込んで発車!
さあ、みんな知ってる結末ですが、
果たしてその裏側には何があったのか?
「第3回・ライター望月の箱根駅弁」は、
いよいよクライマックスの「5区・山登り」に入ります。