ROLANDの、JUNO-60とSH-101についている「サブオシレーター」。
基本のオシレーターの、「1オクターブ下」の矩形波を出すオシレーターです。
エレキギターだと、「オクタ―バー」っていうエフェクターがありますけど、それと一緒。
ベースサウンドを作ろうとしたときに、このサブオシレーターを足すことで、音の「太さ」が出てきます。(画像真ん中のSUB OSCスライダーを上げる)
VCFのCUTOFF(カットオフ)を絞って、RES(レゾナンス)をあげたベースサウンドには、これがないとモノ足りないと思うほど。
あんまり暑苦しいようだったら、サブオシレーターの音量を小さくすることで調整します。
その他は、リードサウンドに「特徴」をつけ足すとか、単純に、基本のオシレーターがカバーできない「1オクターブ下」の音を出すとかに使います。
2VCOの一般的なアナログシンセサイザーでも、片方のVCOでサブオシレーター的な使い方をすると、「ベースサウンド」に迫力が出てきますので、お試しください。
(画像は、SEQUENTIAL CIRCUITS PROPHET-600)
ですが、一部のアナログシンセでは、ライブでそういう使い方をすると、スピーカーの前のお客様の体調が悪くなりますので、ほどほどで。
オーディオの分野でも、同じ原理の「サブハーモニック・シンセサイザー」っていうのがありましたけど、やりすぎはよくなかったですね。
ヴィンテージシンセ担当の吉田が、記事にまとめました。
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