大人になると駆け引きを覚える。
駆け引きが必要な付き合いがふえる。
しかし僕はすぐに顔に出るので
その点が非常に弱い。
というか苦手だ。
なので駆け引きが必要なその場に出くわすと
僕はこう思うようにしている。
駆け引きは要らない。
必要なのは正直まっすぐだ。
ウソはつけない、駆け引きもできない、
どうするか。
正直いちばんでいく。
その正直さ加減に
正直者が馬鹿を見るようなのをいく
僕を憂うひとがたくさんいる。
でも僕はそれをどうにかしようとは思うわない。
裏の裏は表なのだ。
けっきょく表でしか表面に出ない。
面に現れないのだ。
だから僕はうそをつかずに駆け引きせずに。
それが表街道をいくものとして心得ておくことだと思う。