民主党の犬塚直史参院議員(長崎選挙区)の私設秘書の男性(38)がミニブログ「ツイッター」で議論をしていた一般人を相手に「SOB(ろくでなし)」と罵倒(ばとう)する投稿をし、謝罪していたことが分かった。

 男性は3年前から犬塚氏の私設秘書を務め、主に翻訳や海外との渉外を担当。

 男性は5月29日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、ツイッター上で一般人と議論をしていた際に、英語で「ばかげたSOBを相手に思考力を浪費する必要はない」と投稿した。SOBは「son of a bitch」の略。「ろくでなし」などを意味する俗語で、相手をののしるときに使われる。

 これに対し、他のツイッター利用者らが「民をSOB呼ばわりとは」などと批判。男性は翌30日、一連の投稿をまとめたサイト上で「大人げなく、また公的立場上不適切なことであったと反省しております」などと謝罪した。

 産経新聞の取材に対し、男性は「(議論相手に)言を尽くしたが、絡んでくるのでかっとなってしまった。有権者に対して許されるものではない」と反省の意を示した。

 犬塚氏の事務所は「事実関係を把握していないため、ノーコメント」としている。

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 知人2人から計7000万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた、みんなの党の山内康一衆院議員(比例北関東ブロック)の元政策秘書、神武幸被告(48)は31日、東京地裁(楡井英夫裁判長)で開かれた初公判で、4000万円詐取の起訴内容について「返すつもりだった」と述べ否認した。3000万円詐取は認めた。

 起訴状によると、神被告は08年2~3月、神奈川県の知人男性に「確実に返済できるので事務所運営資金を貸してほしい」と持ちかけ4000万円を詐取。また同4月、都内の会社社長に「利息は3カ月で40%つく」などとうそを言い、架空の投資名目で3000万円をだまし取ったとしている。【和田武士】

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 うそつきは泥棒の始まり-。昔、小学校の先生から言われた言葉を思い出した裁判だった。19日に開かれた民主党の小林千代美衆院議員陣営への北海道教職員組合(北教組)違法献金事件の初公判。教職員の政治活動とカネをめぐる疑惑を解明する場として期待されたが、明らかになったのは、子供たちに「うそはいけない」と教えるべき教師像からはほど遠い“聖職者集団”の実態だった。

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■不可解な“変貌”

 「子供を教える立場の教職員組合がこのような違法行為をしたことに対し、深く反省している」。札幌地裁で最も広い805号法廷。被告人席には、政治資金規正法(企業・団体献金の禁止)違反の罪に問われた北教組委員長代理の長田秀樹被告(50)の姿があった。

 教育大学を卒業し、平成13年までは学校現場に赴任。いまも北海道内の小中学校などの教職員約1万9千人が加入する教職員組合のトップとして君臨する長田被告。法廷では、ややうつむき加減で何度も「反省」「信頼回復」という言葉を口にした。

 しかし、長田被告が逮捕された当初、北教組は「法に違反する事実は一切なく、逮捕は不当な組織弾圧と言わざるをえない。組織一丸となってたたかっていく」と徹底抗戦の声明を出した。長田被告も取り調べに黙秘を貫いてきた。それが初公判で一転、小林氏陣営への1600万円の違法献金を認めたばかりか、「声明は誤りだった」と手のひらを返したのだ。

 かつては学力テストの実力阻止をめぐる暴行事件の裁判で、約15年にわたる法廷闘争を繰り広げた北教組の“変貌”だった。

■消えた会計帳簿

 公判では、より大きな「うそ」を覆い隠そうとしているのではないかと勘ぐりたくなる北教組の実態が明らかになっていく。長田被告は、違法献金に使った1600万円は組合員から集められた「対策費」から出費したと説明。使途を明かさなくても自分の裁量で出金の判断ができると答えた。対策費は「一般会計で、年間約2000万円程度」で、小林氏陣営から領収書も受け取っていなかったという。実態は限りなく「裏金」に近い。

 だが、検察側は公判で対策費の原資を明らかにはできなかった。なぜなら直近6年分の会計帳簿が、北教組本部や長田被告宅の捜索で発見できなかったからだ。検察側は「帳簿が組織的に隠滅され、長田被告も関与した」と指摘。被告人質問でも帳簿の所在について厳しく追及した。

 「捜索のとき、帳簿類を発見できなかった。どこにあったのか!」。若い検察官の口調がにわかに荒々しくなった。長田被告は「必要な書類は保管してある」と回答。検察官が「どこに?」とたたみかけると「分からない」「知らない」「(会計担当にも)聞いていない」と繰り返し口をつぐんだ。

 これまでの取材で、北教組がプールしていた「主任手当」の運用益が違法献金の原資に充てられた疑いが強いことが分かっている。主任手当は学年主任らに支給される公金だが、北教組は当初からこの制度に反対し、支給された主任手当を拠出させる運動を展開してきた。閉ざされた長田被告の口から、真相が語られることはなかった。

■聖職者のエリート

 「組合の会計は不正の巣窟。帳簿はもう破棄したのではないか」。元北教組組合員の男性は、産経新聞の取材にこう証言。「組合幹部は、自分を校長や教頭よりも偉いと思っているエリート。教壇に立たないから聖職者という意識を完全に忘れている」と吐き捨てるように言った。

 長田被告は公判で、北教組の政治活動の“正当性”を饒舌に語り、弁護側も「教育条件改善のためには政治の力が必要」などと、選挙活動へのこだわりを見せた。

 違法献金の原資を裏付ける証拠を隠しておきながら、平然と政治活動の“正当性”を強調する。その姿は確かに、「聖職者」にはほど遠いように思える。

 「うそつきは泥棒の始まり」。小学校の先生から教わったその言葉。改めて辞書を引いてみた。平気でうそをつく人は小さな悪事を繰り返すが、そのうち罪悪感が薄れ、大きな犯罪をも平気になる-。(大竹直樹)

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