こちらに全く書かないで済ましておりますが
ちょいと 久しぶりに 書きます。
私のiPodには 今 ナツメロのプレイリストを設定しています。
iTunes Storeで購入したのもありますが
ツタヤで見つけた『青春歌年鑑’72』というCDというのも
ちょうど中学2年生頃の歌謡曲で
人生は いやはや あっという間に過ぎ行くものですな。
では 以下 ラインナップを 羞恥心無く
●エメラルドの伝説
ザ・テンプターズです。ガキの頃はこんなにかっこいい曲だとは
思いもしなかったです。ローリングストーンズを知らなかった年頃ですから
せいぜいサイモンとガーファンクルだったんで。
勿論 ショーケンというはなはだカッコイイアンチャンの出現には
小学生ぐらいから 加山雄三に心奪われていた自分を恥ずかしく思ったものです。
しかも この不良のオニィチャンは 『傷だらけの天使』という
日本映画史上におけるヌーヴェルヴァーグ(新しい波)をテレビドラマで
成し遂げてしまうんですな。ジャン・リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーと
精神構造が全く同じ埼玉の不良のアンチャンは
しかもミック・ジャギャーとタメを張るような歌い方を十代でしていた。
●夜明けの停車場
石橋正次という青春ドラマの不良役ばかりやってた役者さんが
調子ぶっこいて出した歌謡曲なんですが
プロデューサーが伝説の『演歌の龍』と呼ばれた人なんですよね。
女声コーラスが間奏にプワンプワンとかスキャットしてるのが
実に場末感を醸し出していて 厭なんですが
歌詞内容は セリーヌというフランスの作家の代表作
『夜の果ての旅』なんですよ。
人生とは せつなさ・・・そうそのせつなさの為に生きるという
小説の前篇ラストが 思い出されるわけです。
●愛は傷つきやすく
ヒデとロザンナというカンツォーネデュオ・・・ってイタメシなんて
スパゲッティナポリタンぐらいでお茶の水のジローという喫茶店で
ピッツアってのがあるんだと いってた時代にね。
しかも 出門英をイタリア娘のロザンナが日本に追いかけてきたという
設定で 歌詞内容もそうなってる。そして実際そうだった!
そして二人はめだたく結婚するが・・・
出だしからサビという大胆さが尻すぼみする名曲?です。
●喝采
歌っているのは ちあきなおみ。此の人がテレビCMで
ジャズだか歌ったのを聴いて へぇぇぇ思ってましたが
まともに聴くと 余りにも上手い!実話を歌にしたとかいう
過剰演出ぶりは ヒデロザとご同様。
しかもポール・サイモンの『母と子の絆』まんまの曲。
盗作じゃなくてカヴァーか?と思うしかない。
ちあきなおみの歌唱力は 美空ひばりクラスだったのかも。
●サルビアの花
’72年ごろに 既に ストーカーしかもおそらく女性の同性愛を
歌っているんですよね。おそらく陽水の『氷の世界』と同時ぐらいだったと思う。
陽水も今で言う ヒキコモリやニートの元祖でしたが
ポール・サイモンの『I am Rock』とう曲が自閉的神経症の端緒でしょうから
今更ながら青春のビョーキは 名曲を生む土壌かもしれまへんな。
『ウェディングベル』という女子大生ソングが流行った時
陽気な『サルビアの花』と近田春夫氏だったかが 評してたっけか?
●愛の奇跡
ヒデとロザンナ。これもいい曲です。尻すぼみは相変わらずです。
蘇る愛の奇跡♪のフレーズといい もっと発展させらるはず。
桑田啓祐ならとっくに上手にパクっているはず♡
●つぐない
テレサ・テンの声っすよ!なんなんだろーね この人の声は・・・
歌詞内容は 錦糸町とか新小岩の台湾バーの世界ですけど
三木たかしさんの曲が いいんだわ。
歌詞内容は 実に莫迦らしい。
●旅の宿
吉田拓郎が やけくそで作っていたような歌謡曲。
でも拓郎です。やはり 我々は拓郎・・・です。