【拳之大要八句】考察④ | 永心道空手のブログ

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人身同天地   血脈似日月

 

法剛柔呑吐   身隨時應變

 

手逢空則入   馬進退離逢

 

目要觀四向   耳能聽八方

 

 

①人身は天地に同じく、血脈は日月に似たり。

②法は剛柔と呑吐にして、身は随時応変する。

③手は空に逢えば則ち入り、馬は進退離逢す。

④目は四向を観るべく、耳は能く八方を聴くべし。

 

立ち会いにおいてはまず地形を確認し、その後に相手の形勢を確認する。

つまりは、周囲の状況を念頭に置き、目は相手の一部に付け、目の余光、耳の聴力、皮膚感覚を総動員して相手の動き、虚実の変化を分析、判断し、即座に対応することが大切である。

 

こと戦においては【虚実】の見極めが肝要で、かの『孫子兵法』においても〝兵は詭道なり(戦争とは所詮だまし合いに過ぎない)〟とあります。

あらゆる情報戦略を駆使していかに相手をだませるかで大きく戦局は決まります。

まずは身体に備わった〝感覚〟を磨き上げて立ち会いに臨むことに力を注ぐことが大切です。