昨日は、「英国の空に不似合いなもの出現!!」 というタイトルにてレッド・アローズという英国空軍のチームのこを書きましたが、この「レッド・アローズ」には大金を払ってもよいという根強いファンのことについてふれました。



英国・コッツウォルズより愛をこめて



昨年(2008年)9月のことになりますが、レッド・アローズのパイロットたちが呼びかけたチャリティ・オークションに、参加したある英国人女性が150万英ポンド(約2億3千万円)でこのレッド・アローズに搭乗する権利を競り落としました。



英国・コッツウォルズより愛をこめて-英国のスター「レッド・アローズ」


レッド・アローズは全9機で編成されているのですが、このジュリー・ヘセルデンさんという方は、これで彼女自身を含む、家族・知人9人でこのレッド・アローズに搭乗する権利を得たのです。



彼女の夫は、英国・ヘスコ社のオーナーで、このヘスコ社という会社は英国・アメリカ軍がイラクやアフガニスタンなどで使っている、「ヘスコ防壁」を作っている会社になります。




ヘスコ防壁とはこんなものです。


英国・コッツウォルズより愛をこめて-ヘスコ防壁


このヘスコ防壁を購入すると、一束ごとにもれなくスイス・アーミー・ナイフ、懐中電灯、スクリュー・ドライバーなどの高品質の「おまけ」がついてくるようで、若い兵士のささやかな楽しみになっているということです。^^



英国・コッツウォルズより愛をこめて-ヘスコ防壁

折りたたんだ状態のヘスコ防壁(って興味ないですよね)あせる



さて話はオークションに戻ります。



RAF(英国空軍)のスポークスマンはこのできごとに関して


驚いてあいた口がふさがらない」 目


と発表しています。



このチャリティの売上金はHFH(Habitat for Humanity=人間居住環境団体)のために行われたもので、この団体は発展途上国の人々のために援助金を集めて居住環境を改善するような仕事をしています。



続けてスポークスマンは、



「確かにこのチャンスは一生に一度あるかないかのスペシャル・プライズでしょう。しかしそれにしてもこんなに気前のいい人がいるなんてビックリマーク


とも。


通常HFHの集めることのできる年間募金総額は約100万英ポンド(1.5億円)ほどになりますが、今回一回のオークションでその年額の1.5倍集めることができたのですから、それは想定外のできごとだったでしょうね。



それにしても、レッド・アローズに乗るために巨額の代金を支払う人も支払う人ですが、軍隊(=私の中ではあまりクリエイティヴなイメージがないのです)が、家に困っている人のためにチャリティを行うなんて本末転倒のような気がしています。



世界中の戦争や武器に使われているお金を困った人たちを助けたり、自然環境を保護することに回すことができればどれだけ有意義かといつも思ってしまいます。



今日は普通ではないチャリティのお話が出ましたが、明日は英国に根付いたチャリティの話題をお届けいたしましょう。


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