福島原発事故が連日報道されていますが、恥ずかしい事に原発についてあまりよくわかっていませんでした。
 
毎日テレビで図入りで説明しているのを見て、原子力発電の構造がうっすらとわかってきました。
 
まだまだ色々わからないことばかりなので、インターネットで検索して見ていたら、
 
平井憲夫さんという人が書いたという「原発がどんなものか知ってほしい」というものに行き着きました。
 
それを読んでみて、これは福島原発の事故の後に書いたものだろう、と思いましたが、驚く事に
 
平井憲夫さんは1997年1月に逝去されていました。内容が福島原発事故を暗示しているようで10年以上も
 
前に亡くなっていたなんて驚きです。つまりはそんな前にも今回のような事が予想できたという事です。
 
その書き出しの部分です。
 
 私は原発反対運動家ではありません。二十年間、原子力発電所の現場で働いていたものです。原発については賛成だとか、危険だとか安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被爆者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。    http://www.iam-t.jp/HIRAI/
 
一方でこの文章を嘘だとか、眉唾ものだとかということも言われているようです。
 
私にとっては説得力のあるものでした。これを読むと原発は安全ではないし、安心できるものでもないと同時に色々な問題があるという事がわかります。
 
原子力発電の特徴は、発電段階においてCO2を全く排出せずに大量の電力を供給できる事から、エネルギー資源小国・日本における発電方法として重要視されている。反面、放射線の慎重な管理が必要である。
今回の事故を見ていても人間には手におえないものだということがわかります。
 
快適な生活の裏には、恐怖と危険があったという事で、これからもそんな事が続くことになるのかと思うとなんとも言葉がありません。現在計画停電で色々な所がいつもより暗い感じがしますが、いつもが過剰なまでに明るくしていたと思うし、ネオンとかいらないものが多いように思います。これからは、全体で節電を考え原発に頼らない方法にしていった方が良いと思います。
 
現在の日本では6割が火力発電で3割が原子力発電ということです。他に水力発電、太陽光発電、風力発電
等があります。環境にやさしい発電を多くしていけるようにしていってほしいと思います。