乳がん検診についてまとめて発表しました。
乳癌の罹患率は年々増加していて、
日本人女性の9人に1人が
罹患すると言われています。
部位別癌罹患数は女性では乳がんが1位です。
乳癌の死亡率も年々上昇傾向ではありますが
罹患率よりは緩やかな上昇です。
部位別がん死亡率は女性では乳がんは4位です。
しかし壮年期(30-64歳)の部位別がん死亡率では
乳癌が最も多く、働き盛りの女性が乳がんで命を落としています。これを減少させるために有効な乳癌検診が必要です。
乳がん検診には大きく分けて2種類あります。
1️⃣対策型検診(市検診などの住民検診)
目的 集団のがん死亡率の減少
費用 公的費用を使用
精度管理 プロセス指針が設けられている
2️⃣任意型検診(人間ドッグなど)
目的 個人が自分の死亡リスクを下げる
費用 全額自費
精度管理 設けていない
医療関係者でも
「早期発見早期治療のために市検診を受けましょう!!」
と言ってる人がいるのですが、実は違うのですよ。
市検診の目的は
集団のがん死亡率の減少です。
また、検診を受けていればがんにならないわけでもありません!
対策型検診はプロセス指針といって、
検診受診率(検診受診者/今年度の対象者)
要精検率(要精検/検診受診者)
陽性反応的中度(検診発見がん/要精検)
がん発見率(検診発見がん/検診受診者)
の数値目標が定められています。
また、
対策型健診のマンモグラフィ読影には
精中医の資格が必要なのですが、
任意型検診のマンモグラフィ読影には
資格は求められてないです。
次回は、岩槻区の乳がん検診についてまとめます❗️