2月17日(火)寒~い北風冬に逆戻り
なんとも悲しい朝になった。
ジローが、17年間も岩佐家に生きたジローが、
今朝、永遠の眠りについた
つい直近のジローだ。左目が白内障で痛々しいがまだ元気だった。
ジローはおだやかですごくいい性格の猫だった。
歴代のどんなネコとも喧嘩もせず、仲良くしたのはこの子だけ。
1992年に俺の家で生まれた生粋の岩佐家の猫だった。
悲しいよ・・・・
17年もの長い間の付き合いだからなぁ・・・・
老衰だろう。一昨日の夜から急に具合が悪くなり、寝てばかり
昨夜はおなかをなでたり、のどをなでてやったり、頭をさすってやったりした。
一所懸命話しかけると、ぴくっ、ピクッっと足を動かし、頭を上げようとした。
「もうそんなにがんばらなくていいよ」、って言ってやった。
涙が止まらなかったよ
ここ1ヶ月は大きな声で鳴いてはみんなのひざへ乗りたがった。
誰かのひざに乗ると、鳴かずにゴロゴロとのどを鳴らしていた。
俺は誰に言うともなく、
「ジロー、みんなにお別れを言いに来てるんじゃないかな」って言ったよ。
1996年の年賀状では、こんな写真で俺と写っている。
チーちゃんがまだ来たばかりの小さなとき、よく遊んでくれた。
はじめて我が家に犬、キャッシュが来たとき、いち早く馴染んだのもジローだった。
これはジローのおばあちゃんのミーコだ。岩佐家の伝説のミーコ。
俺の家のネコ伝説、すべてはこのミーコが起源だ。
この子を俺が拾って来て飼ったのがすべての始まり。
ミーコが生んだ子、「かぁちゃん」という名のネコが産んだのがジロー。
ミーコは手術をしなかったから何度も子供を産んだよ。
こんなかわいい子猫をたくさん産んでくれた。
このミーコが死んだのが、くしくもジローが生まれた年だったっけ。
俺はきちがいみたいにこのミーコを可愛がった。
ミーコが死んだときは死人のようになって、
仕事もせず、10日間以上も家を出ずだった。
家人はみな、俺も死ぬんじゃないかと本気で心配したという。
そのミーコに一番似て来たのがジローだったから、
今度はこいつがかわいくてさ。盲愛したよ。
今朝、玄関で箱に収まっているジローの寝顔を見た。
ネコの死に顔は何度も見てる。歯をむき出しにしていることが多いな。
ジローは丸くなって、まるで寝ているように見えたよ。
生きていたまま。おだやかな、いい顔をしていた。
天国へ行って、2年ほど前に死んだ、
母親の「かぁちゃん」に会えるといいね。
長い間ありがとうな、ジロー。