義経・弁慶っていうと思いだすのが「GOJOE 五条霊戦記」という大昔の映画です。浅野忠信が出てた | えいいちのはなしANNEX

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 問題。源義経は実在したのか?

 なにを馬鹿なこと言ってんだ、と言われそうですが。
 大昔、まだそんなにメジャーでなかった浅野忠信と、隆大介が、五条大橋で超能力全開で激突する「GOJOE  五条霊戦記」という映画のことを思い出しました。すんげえ映画でした。

 この映画では、庶那王と呼ばれている浅野忠信の周囲には、謎のカルト教団(?)のような一団が取り巻いています。平家を滅ぼして天下を乗っ取ろう、日本を征服しようという、ショッカーみたいな連中です(たしか)。
 弁慶・隆大介は(なんでか忘れましたが、確か京都の治安を霊的に護ってる人だったと思う)庶名王と対決し、相討ちみたいにして浅野忠信を倒します。ところが、カルト教団は、別の若者に浅野の服を着せ、「今日から、おまえが庶那王だ」というところで、映画は終わります。
 要するに、このカルト教団は、旗印がいさえすればいいんです。のちに義経となった男は、源氏の御曹司でもなんでもないかもしれない、なくても一向に構わない。浅野忠信だって、ホントに義朝の息子だったか怪しいものです。
 なるほど。

 現実の歴史でも、富士川の戦いの直後に突如として頼朝の前に現れた「九郎義経」と名乗る人物が、ほんとうに義朝の子かどうか、実は何の保証もないわけです。疑えば疑うほど怪しい。もしかしたら、源義経と名乗っていた人物は、真っ赤な偽物かもしれません。
 もしかしたら「源義経なんて人間は、実在しなかった」のかも知れません。