毎年年末になると思いは一つ。
「今年も悪いことは何にもなかったなあ・・・」
とんでもなく楽観的なのか、43年間同じで、今まで年末に苦しいことを思い出したことがありません。もちろん常に全てが順調なわけではありませんでしたが、常にこの調子です。でも今年は趣向を変えて、振り返りをしてみます。
今年はとにかくオーガニックラーニングって何だろうと模索し続けた一年でした。クラスでも、一般社団法人オーガニックラーニングでも。
誰のために、何のために?
ビジョンは「個を尊重する社会にする」から「個を尊重する優しい循環型の社会にする」へと変化しました。
ミッションは「人生の経営者を育てる」
社団法人を立ち上げて右も左も分からない状況から、その目的や誰のためのものかが具体化した年でした。大きなイベントがみなさんのご支援で滞りなく終了しただけでなく喜んでいただき、自信につなががりました。一方、シンクロを来年も期待することはできないという恐怖にも苛まれました。
2016年
1月から3月
宇宙人新年会や、3月のNew School Year's Resolutionなど、アウトプットの場を設けました。その前の年に設立した社団でしたが、単独のワークショップを毎月行い、人と人が繋がる面白さを知りました。
3月から6月
3月のYOU∞理論(ユーインフィニティ)は《あなたの持つ不思議な力が現実になる経験》をプロデュースした2ヶ月に渡るオンライン講座でした。
http://www.organic-learning.net/you
この時あまり気づいていませんでしたが、自分に負荷をかけ過ぎたために小麦のアレルギーを再発、今に至ります。小麦については一生口にすることがないかもしれません。これも何かのメッセージと前向きに捉えています。
激動の6月は主に8月のLearning Splashに向けてクラウドファンディングに全力投球。10日で50万を寄付していただき、結果的に60万のファンディングに成功し、安心して中身の計画を実行に移すことができました。
http://www.organic-learning.net/learning-splash2016
7月〜8月
Learning Splashに向け、クラスで毎週のように課外授業を実施。平野さんによる質問づくりや、大学生のばしょうさんによる論文の授業、桑原さんによるキャリアの授業と平行して来てくださる講師の方について調べたり、運営のMTGをしたりとバタバタ…
やはりと言うべきか、思い違いやコミュニケーション不足によるミスが乱発し、対応に追われました。
でも、ミラクルがミスを上回る勢いでどんどん起こったのです。例えば宿泊場所。生徒の宿泊場所がどうしても取れず、このままだと野宿か!?日帰りか!?と言っていたら、廃校になった素晴らしい場を地元の方にご紹介いただき、さらにその奥から寝袋が38個出て来ました。それはまさにクラスのサイズにぴったり!
とうとう始まったLearning Splashでしたが、到着時間が全体的に大幅に遅れたため、慌ただしく始まりました。蒸し風呂のように暑い体育館になかなか要領を得ないスタッフを支えてくださったのは、またもや地元の方々でした。
心に残ったのは、ひろのさんの言葉、「オーガニックはひとりじゃできない」仕出し弁当を注文仕様としていたエトーでしたが、「オーガニックと名のつく団体が一斉に仕出し弁当だなんてぞっとする」と、勝手に一はだ脱いでくださったのです。タマゴにしろ、トウモロコシにしろ、調達は大変だったと思います。当日も家族で黙々と作業してくださいました。多くの仲間ができ、学びのシャワーを浴びまくり、星ふる美しい佐用町で、107人というとんでもない数の学びの大フェスは幕を閉じました。
9月から10月
体育祭や文化祭の秋ですが、バーンアウトしたのか、自分としては満足の行く生活ができませんでした。生徒も自分たちでやる!と言った割には運営はイマイチ、奇麗だけど人の集まらない場…教室では掃除で大もめし、ホームルームのやる気を失い、わたし自身も「生徒はエトーのやり方を嫌嫌やっているのでは?」と疑心暗鬼になりました。外側はニコニコ、心は沈んでいました。
11月から12月
怒濤のイベント続き。学校でも新しい取り組みや生徒との話し合いで学級の雰囲気も明るく(こっちが暗かっただけだけど)。新たな取り組みは5つでした。
◆本格的なストーリーテリングでホラー小説を執筆
◆NYタイムズのアウトプット記事(クラウドのルーブリックで評価&ピア評価)
◆Discover人プログラム
◆生徒主導の掃除のやり方
◆定期テスト前に生徒に問題を印刷・配布(十分準備してからのテスト)
社団のイベントとしては、
10月最終 北九州WS
http://www.organic-learning.net/kitakyushu
「肩書きだけ教員」から一人一人のブランドへ。命の燃やし方は自分そのものというコンセプトで、北九州大学の山崎さんの後援で行うことができました。自由な魂を持つ九州ガールズの肝っ玉が垣間見えた愉しい瞬間(^^)/
11月 サイレントラーニング
http://www.organic-learning.net/silent-learning
言葉のない環境で心と心がつながる、音のフェスなのに聴かない自由まで確保されている…星空の下でのヨガ、高橋夫婦のオーガニック料理と心が一気に解放された週末でした。
12月 Discover人鎌倉WS
鎌倉一期一会は共同運営者の桑原が見つけて来た落ち着いた場。学校でやってきたプログラムを社会人向けに行うというあまり例のない試みでしたが、深く深く自分の中に潜り、最終的に2035年からのアウトプットを行いました。学校と社会がぴたりと繋がる体験です。
http://www.organic-learning.net/kamakura2016
Discover人仙台 with さわ
実は桑原なしの初めてのワークショップ。ロジックや思考の引き出しを司る桑原にいつも助けられているので、心配で仕方なかったのですが、しっかりとテキストを作って行ったこと、大好きな3.0の先駆者、さわさんとの対話を通してイベントをすることができました。特にジンバブエでさわさんが学んで来たこと、今始めること、切り開きながら進むこと、などは参加者に大きな影響を与えました。学校の先生ばかりというエトーにしては珍しい場でしたが、やはり「正解を求めがち」という傾向はありました。
2016年最大の学びは、「会いたい人、望んだ未来は向こうからやって来る」ということ。そして、自分は世界を変えられると確信したことでした。
会いたい人が近くに引っ越して来ることや、有り得ない場所で会うなんていうのは日常茶飯事となり、イメージが勝手に現実になって行きます。そう言う意味で、責任の深さも感じ始めました。わたしは、一人じゃない。
オーガニックラーニングはOSであり、それを司るのがEdupreneur。キャリア教育とは広義では教育活動の全てであり、「自分も世界を変えられる」と思える生徒、人生の経営者を育てること。
2017年はそれを江藤ー桑原だけでなく、仲間で進めることに決めました。
愉しみです!会員番号1は誰になるのやら!?
さあ、今から会員募集ページ作成です!
◆1月5日(木) 新年会
@梅田 時間は昼過ぎです
⇒お申し込みはこちらから
http://www.organic-learning.net/contact
◆1月8日(日)オンラインカラオケで新年を明るく愉しく滑り出そう!
⇒お申し込みはこちら
http://yufuetou.wixsite.com/online-karaoke
◆1月21日(土)Edcamp関西 教育にアツい想いを持つ人大集合!
⇒お申し込みはこちら
https://sites.google.com/kansai-intlschool.jp/edcampkansai2017/home
◆2月5日(日)多様な学びフォーラムにて登壇
⇒詳しくはこちら
◆2月25日(土)Edmodocon Japan登壇!YoutubeLiveにて配信します。
今日から使える!Edmodo中心にアプリ・サイト10選とオーガニックな授業設計:
とりあえず使ってみたいけど何から始めたらいいやら?タブレットを使っているけどもう少しTipsがほしい。生徒の主体的な学びを引き出す在り方について聴いてみたい。そんな方にオススメです。英語の専任教諭と一般社団法人オーガニックラーニングの代表、3歳と8歳の子どもの母親という3つの顔を持つエトーがオススメのアプリ・サイトと、学びの姿勢を育てるアプローチについてお話いたします。
◆ニュースレターのお申し込みはこちら
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