去年の夏行ったNORTHERN EDGEというイベントでMONOBRIGHT、シュリスペイロフと共に出演していたsleepy.ab。
聴いた瞬間、シューゲイザー特有の幻想的な音が洪水みたいに空間を満たした。
まるで冷たい水のなかにいるかのよう、でも、その冷たさがとても心地よかった。
そんな彼らの新作『Mother Goose』。
相変わらずひんやりとしていて、でも、彼らの息づかいや体温が感じられる。
だからこそ、心地よい。
強く主張する訳ではなく、聴き手の心にそっと染み入る、そんな名盤。
先週土曜日はアジカンのライブ。
遅れてZEPPに辿り着いた時にやっていた“架空生物のブルース”、そしてそこから“月光”への流れ。
物語を紡ぐように丁寧に鳴らされる音はただただ豊潤。
これだけでもう観た甲斐がありました。
今までになくリラックスしたなかで、無邪気に音楽を鳴らしていたような、そんな印象を受けたライブでした。
ゴッチ、何だか前より声の存在感増した気がする。

今週末はテナーのライブ。
会場はまたもZEPP。
対バンはモーサム。
激アツですね。
モーサム、久々だ。
STOUTなライブ期待しとります。
ストレイテナーの『STOUT』を聴いています。
はい、これ、思いっきりヤバいです。
セルフカバーだと思ってあなどるなかれ。
ライブのテンションそのままに、今のストレイテナーがそのまま詰まったようなそんな一枚なのです。
新曲の“VANISH”がとにかくカッコいい、今のテナーのテンションそのものを表した曲なのは言うまでもないが、生まれ変わった既存曲のどれもが新たな、今のテナーの音として蘇っている。

“BERSERKER TUNE”は原曲から大胆にテンポアップし文字通りバーサーカーな曲と化し、“FREEZING”“PLAY THE STAR GUITAR”はOJのギターが入ったことで新たな響きを感じさせてくれる。
元々打ち込み主体だった“CLARITY”は四人の生音で再構築され、淡々としているのに曲に込められた感情や熱がひしひしと伝わってくる。
“CLARTY”は一刻も早くライブで聴きたい曲です。

OJの加入は勿論、三人のスキルアップ、そしてテナーそのものの成長が生み出した『STOUT』。
何度でも書きますが、『STOUT』には今のテナーが凝縮されて詰まっています。
その凝縮されっぷりを示しつけるかのような、そんな一枚です。
年末は毎年恒例のCDJへ。
LOW IQ、コートをはためかせながら歌うイッチャンの男前っぷりとおしゃれっぷりにはやられたぜ。
初めて聴いた安藤裕子。
歌声や動き、全てに心奪われる。
“ワールズエンド・スーパーノヴァ”のカバーに驚きと感動。
あとオタマホーン持つ姿、可愛くもカッコよかったな。
モーモールルギャバンでは前線でひたすら暴れる。
パンティーコールもちゃんとやってきた(笑)
斉藤和義は相変わらずユルく、エロく、そしてカッコいい。
ギター陣の二人(一人はフジの山内さん!)とポッキー箱型のギターのギターを持って歌う姿が何だか面白い。
そしてテナー。
“VANISH”でのまさかの電話ズ、ノブの乱入には笑った。
ホリエテナーのMCは相変わらず堅い(笑)
そしてシンペイのツッコミが入るのはお約束。
カラダをくねらせながら演奏するひなっちはやっぱカッコいい。
OJは回を増す毎に動きがアグレッシブになっている気がする。
アンコールでの“Ferewell Dear Deadman”、ライブで聴いたのは06年のNANO-MUGEN以来だったからすげえ懐かしかった。
そんなこんなでいい踊り納めとなりました。

さて、今年はどんなライブがあるのやら。
2011年もよろしくお願いします。

っつーことで毎年恒例のCDJに向けて移動中。
今のとこ、流れとしては魂→LOW IQ→紅卍→安藤裕子→モーモールルギャバン→iLL→斉藤和義→テナーな具合で動こうかと。
でも、その場のノリで結構変わるやも。
踊り納め、楽しんでいこう!