我輩はITもDXにも無縁である。

ぐうたら曰く、留守番中の我輩を監視カメラで監視して、食事もスマホで提供して暇そうにしていたらスマホで話しかけたいそうじゃ。散歩は将来ドローンで首輪（腹につなぐリード）を強い磁力で導かれてトイレはドローンが吸引処理をしたり、噴水掃除をするとかいうのじゃ。家はスマホでオートロック管理にして、エアコンを部屋温度と連携させて動かすし、睡眠時はiWatchみたいに熟睡時間がちゃんと確保されているかデータに残すそうじゃ。ただし、いまのところそんな無茶振りなことは何もされておらぬのでほっとしておる。

我輩にもプライバシーがあるので、ITもDXも糞くらえ！なんじゃワイ！！

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年末年始に日経webのメールが来て、無料で「シリコンバレー人員削減8万人の真相」と「CES」（毎年ラスベガスで開催される世界最大のテクノロジー（家電他）見本市だが自動車IT技術の展示も多くなっている）の紹介をするというので見てみました。

　「シリコンバレー事情」は奥平和行（日経新聞シリコンバレー支局長）氏、芳川裕誠（トレジャーデータ創業者）氏、伊佐山元（WiLの共同創業者）氏のシリコンバレー在住者として現地参加して議論。

　「CES」は奥平氏と岩佐琢磨（メタバースのシフトール創業者）氏と堀田隆文（日経新聞米州編集総局記者：自動車・エレクトロニクス・機械担当）氏がラスベガスで合流して座談会風の紹介でした。

以下は「私の勝手な理解で誤解が満載されてますので、上記各氏の意見ではありません。」詳細を知りたければ日経アーカイブでご確認ください。何しろ私はITのド素人の高齢者です。

「シリコンバレー事情」＠シリコンバレー

①人員削減8万人の真相：　ITが不景気になったというより、2020年から何が起きるかわからない状況で企業価値が変化した事（成長率志向から利益率志向へシフト：大企業カルチャーからスタートアップカルチャーにシフト）と2022年のFRB利上げの2点でリストラが顕在化した。ガバナンスも効率・節約・経営が重視となり小成長で会社の維持（つぶさない）が主眼に変わった。2023年も株価も下落しそうだしユニコーン企業（ストライプ社は上々できなかった）も減った。利上げで資金の流れが落ちてダウンランド化（M＆Aや採用環境はやりやすくなりそう）。

②ツイッター・FTX：　ツイッターはイーロン・マスク氏のゴシップ記事、ワイドショーの類でシリコンバレーには影響なさそう。FTXは新技術の曖昧さのある中の資金繰りの不正で歴史的にもエンロンはじめ似たケースは起きていた。SNSのプライバシーは欧州は米国・日本より一歩先んじていると思う。

③シリコンバレーは終焉か？：　今回の騒ぎで3回目の終焉論だがヒト・モノ・カネの優位性は変わらないので終焉しない。ヒトはUCバークレー、スタンフォード大学があり、ハイテク企業が集結しており、失敗してもすぐにやり直せる場（有能者の半分以上はシリコンバレーにいる）。テクノロジー技術者は全世界に散在するが営業・商業デザインの高いスキルを持つ人間はシリコンバレーに多くいる。スタートアップに必要な　お金・ヒトの雇用・成長後の会社売却の環境というすべてがシリコンバレーにある。日本は今安い（円安・給料安）のでアウトソース化のターゲットになるかも(勤勉でクオリティ高い労働力を持ち、中国は＊＊＊絡みで敬遠されているので日本は言葉の壁をなくせば（良き仲介者がいれば）魅力的）

「CES」＠ラスベガス

①規模は前年より大きくなり、コロナ前に戻りつつある。コロナ前→コロナ後の変化は

　出展企業数4400→3500、展示広さ290→210ｍ２、中国企業は減った（1500社→500社：コロナ禍ト米国の姿勢が影響？）

②まるで自動車見本市？　：コロナ前にあった日本の大手自動車メーカー展示はなくなり、代わりに韓国自動車メーカーが活気ある。日本展示で目立ったのはＳＯＮＹ（ホンダ）のアフィーラで、ゲーム（NVIDIA）を使っていたが10年使う車に５Ｇのゲームがいつまで使えるのか疑問でもあるので話題つくりかも。トヨタのeパレットのような遠い未来のハンドルのない車（自動運転5レベル）はなくなり、ハンドルのついている自動運転3レベルの車で2025年増えてきそう。ＢＭＷはＡＩ搭載車両を展示していた。他に目についたのはベトナムのＥＶ（ＶＦ６）とかでコネクテッドカーの方向性は変わっていない。

③メタバースは離陸するか？：　ハードウェア（ゲーム機1000万台市場）とソフトウェア（Facebook的将来のスマホで＊億台市場）が走り始めた段階でどうなるか不明。Metaの大幅人員削減でメタバース普及のスピードは遅くなる可能性ありそう。一方Appleはメタバースは何のニュースもない。Googleも一時の資金的余裕のあるブースではない様子。

④実物展示とオンライン展示：　やはり実物を触れる、いろんな人と出会える実物展示会は反響が違う。昨年のオンライン展示はまったく反応がなかったので実物展示の凄さを実感する。今後は技術プレゼン・地図・資料はオンライン（スマホで閲覧）で実物展示があるハイブリッド展示が主流化すると予想。また政治家・官僚も招待して将来の障壁（規制）除去というかガードレール化も進めたいところだが・・・。

最近シアトルのアマゾンは1.8万人のリストラを発表しました。リストラされた人たちはシアトルでは人材市場が小さいので再就職は難しいので大変です。一方シリコンバレーのMetaで解雇された1万人はシリコンバレーでスタートアップ企業を起こすなり、再雇用されていくのでしょう。シリコンバレーはまだまだ活気ある場所として残りそうです。

それはともかくとして早く半導体供給が物流も含めて復活してもらいたいものです。コロナ禍の巣ごもり半導体需要で、自動車もスマホも半導体不足で十分な生産ができないようですね。（販売納期も流動的）

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株で言うなら　INTEL 、 Meta、Tesla は大沈没中。　Amazon,Microsoft,Alphabet,Appleも一時の勢いがありません。復活にはあと1～2年かかりそうな印象です。私はゲームのメタバースよりは、金融のメタバースに期待しています（仮想通貨、特許・ＮＦＴ・証書・・・）。

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シリコンバレーとCES