我輩は相撲なぞしない。

 

 相撲は格闘技のようじゃが、土俵から出すと勝ちというのがユニークじゃ。その土俵は昔はなくて、相手が立ち上がれなくなるまで勝負を続けたそうじゃ。土俵は織田信長が作ったとか言われておる。とにかく柔道、剣道と並んで日本の国技と言われておるが、相撲が一番歴史(古事記にも出てくる)が古そうじゃ。

 

相撲なんぞしたら怪我をするのじゃワイ!!

 

**************

 

 二日前に久しぶりに相撲をテレビ(ライブ)で見ました。大相撲名古屋場所千秋楽です。話題の落合が伯桜鵬と改名して活躍したので、数十年ぶりに10両の取り組みから観てました。

 

 新入幕力士が3人もいて誰が落合なのか最初はわかりませんでしたが、ざんばら髪の力士との表現を聞いて落合が伯桜鵬だと”千秋楽に”わかりました。数十年前に大鵬が新入幕した時でも丁髷(ちょんまげ)でしたが、大銀杏(おおいちょう)でないので、出世が早過ぎたと話題になったものです。それが、ざんばら髪の力士が千秋楽に三役揃い踏みをしたのですから、史上初めて(戦後?)ではないかと思います。まあ勝負は経験の差が出ましたね。

 

 小学生の頃は祖父とブラウン管のテレビで10両からの相撲をよく見ていました。あれだけ遊び回っていたのに、相撲とプロレスだけは家で見るテレビっ子でした。祖父は「相撲は真剣勝負で、プロレスはショーだ。プロレスで額を怪我して血だらけになっても、ちゃんと次の日に試合に出ている。しかし相撲は土俵から落ちただけで力士は翌日から休場なんだ。相撲こそが本当の勝負だぞ!」とよく言われたものです。

 

 そして、私が中学生になった頃から相撲は三役力士の取り組みからしか見なくなり、高校生になると余程のことがないとテレビのスポーツニュースでしか見なくなりました。

 

 でも本当に久しぶりに見ると、呼び出しに名前を呼ばれて、土俵に上がって四股を踏んで、塩を蒔いて何度も睨み合うのは本当に懐かしかったです(小学生の頃に戻った気がしました)。そして行司が軍配を返す(言葉は知っていたのですが、この意味も二日前に初めて知りました)のを見て、観客は最高潮に盛り上がります。本当に素晴らしい国技だと改めて実感しました。

 

 伯桜鵬の気合いというか、鋭い目つきで相手を睨みつけるのが清々しいです、勝負師の表情なのです。どうやらファンになってしまったようです。彼が大銀杏をして横綱の土俵入りをするまで応援したくなりましたね。

 

++++++++++++

 

 株は今週は中央銀行ウイークだそうです。FRB、ECB、日銀がそれぞれ利上げに言及するようです。多分FRBとECBは0.25%利上げで、日銀は何もせずという内容で株価に織り込まれています。その通りなら株価は無風で、それと少し違ったら乱高下する可能性もあります。円安(1ドル140円を超えてます)も不気味ですので、要注意の週かもしれません!?