今でこそ
俳優は個性ありき、ですが。
誰もが認める絶対的美男子が
もてはやされた時代に
現れた人。
非の打ち所のない
パーフェクトな顔立ち。
かっこいい男を持ち上げる言葉は
「アラン・ドロンみたい!」
だった、あの頃。
「太陽がいっぱい」は
アラン・ドロンありきだった映画で
彼の爽やかな魅力とダークな魅力が
めいっぱい詰め込まれた名作。
アラン・ドロンでなくては
成立しなかった。
ラストシーンは今も観返す。
しかし
耳を疑ったのは
生前
「自分が死んだら愛犬ルボを安楽死させ
一緒に埋葬してほしい」
と希望していた。
え(愕然
動物愛護団体からの批判で
わんこは命をとりとめたそうだが。
当たり前だわな。
よかったよかったルボ泣
老害の餌食になるところだったね。
88歳、追悼。
絶世の美男子に生まれた一生は
どんなだったろう。
でも貴方は
絶対に ”愛犬家” ではなかった。









