以前、本を一気に処分したのだが。
捨てられなかったのが4冊。
●車のいろは空のいろ
by あまんきみこ
タクシーと客のオムニバス童話。
「これはレモンのにおいですか?」
「いいえ、夏みかんですよ」
という車内の会話から始まる話や
悲しい戦争の記憶がよみがえる場面など
白昼夢のような世界に引き込まれる。
谷山浩子もアルバムに取り入れてる。
●谷内六郎の絵本歳時記
by 谷内六郎
雨の日、雪の日、お祭りなど
幼い日の思い出が詰まったような
素朴な昔の風景と短いエッセイ。
これが私の子どもの頃の原風景。
くすんだ色合いも好ましい。
●わらの女
by カトリーヌ・アルレー
莫大な遺産を得るため利用され
翻弄され騙され堕ちてゆく女。
実写で日本版ドラマ化され、
主演は大空眞弓、名演技。
毎回楽しみに、手に汗握って観た。
●ぼくだけの東京ドライブ
by 田中康夫
今でも一番好きな音楽ジャンル、
AOR(Adult Oriented Rock)の
アルバム845枚を紹介しながら
当時のお洒落なドライブデートを綴った、
名盤ガイドブックみたいな一冊。
今読み返すと文章キモいし
著者、あんなキャラだと知らなかった。
最近はこんな感じみたいだが。







