underworld新年早々、怖い顔のオジサンの写真でゴメンナサイ。
コレ、『アンダーワールド』(2003年)で吸血鬼族最強の長老
ビクターを演じたビル・ナイ(=ここ最近、個人的に超お気に入りの俳優)さん
……年末の締めくくりに彼の記事を書くつもりが、
日本インターネット映画大賞からのご要望で、
2005年の上映作品ベスト10を考えているうちにハマってしまい……
まずは2005年に劇場と試写会で見た映画のリストアップから始めて
外国映画+日本映画の新作で110 本ほど見ていることが判明した
(うち2004年末公開のものも含まれているので実質100 本ちょい)
が、そこから先が進まず、記事を更新できなくなってしまった……
というわけ(言い訳=笑)で、やっとビル・ナイのお話!

年末に書いた『銀河ヒッチハイク・ガイド』では、
地球設計エンジニアとして登場した英国のオッサン!
決して主役というわけではない、って言うか、
彼の主役の映画をまだ見たことがないんだよねェ……
なんだけど、存在感で主役を食って早5年。

というのも、ビル・ナイとの出会いとなった
『スティル・クレイジー』は1998年のイギリス映画なんだけど、
日本公開が2000年の3月だったから。
当時は『フル・モンティ』のロック版という触れ込みだったけど、
冗談じゃない、こっちの方が遙かに面白い(個人的にツボ!……
というわけで、総合評価★★★★!)



ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スティル・クレイジー
借金返済に困った奴、過去の栄光を取り戻したい奴、いろんな理由
から中年オヤジが70年代にバカ騒ぎしたロックバンド仲間を集めて
復活させるという話で、監督は『ティナ』のブライアン・ギブソン、
主役は『クライング・ゲーム』でも主演だったスティーヴン・レイ
(キーボード奏者役)なんだけど、なんといっても最高に笑えるのは
ビル・ナイさん(…タイトルの序列では4番目ぐらいだったけど)、
間違いなく一番目立っていました!
バンドの復活に否定的だったメンバーの中で、唯一(だったかな?)
それを密かに待ち望み、スター気取りの生活を続けている老いた
ボーカリスト役で、既にカリスマ性など微塵もないのに一人だけ
キラびやかな70年代的オールドファッションに身を包み、
成長してない。ところが、いざバンドが練習に入ると、
楽器を持たない彼は一人、カヤの外。ステージに立てば、
老いたことをすっかり忘れて突然声を張り上げ、暴発!
当時のアクションそのままに暴れてヘマばかり……
という失笑を誘う中心的キャラクターだった。

そんなボーカリストの孤独とナルシストぶりがホントよく出ていて
良かったねえ、ビル・ナイ!
最後は笑えて感動もできる……というわけで、
強烈な印象を残した彼が再びボケまくりのロックスターとして
登場した『ラブ・アクチュアリー』(2003年)は、
それだけで拍手喝采ものだったね! 

しかも、この映画では『フォー・ウェディング』(1994年、同作の
製作者が『ラブ・アクチュアリー』の監督)の主題歌としてカバー
された“WET WET WET”の大ヒット曲『愛にすべてを』
をクリスマスの替え歌にしてリバイバルヒットさせようと企てるが、
歌詞を間違えてばかりでレコーディングが進まず、周囲をヤキモキ
させるビル・ナイさん。この映画のアンサンブルキャストの中では、
英国首相役のヒュー・グラントと小説家役のコリン・ファースの
『ブリジット・ジョーンズの日記』コンビや、クワイ=ガン・ジン
(リーアム・ニーソン)の父親役に注目が集まっていたようだった
が、実は最後に場をカッさらったのはビル・ナイさんなのでした!

なぜって、この映画では男女のさまざまな愛の形がクリスマスに
成就するというパターンで進行していくのに、ビル・ナイだけは
クリスマスの夜、大ヒットした曲を祝ってくれる相手もなく、
いつものように自宅で中年男のマネージャーと二人きり。
そして、二人で寂しく祝杯をあげるんだよねえ……
バックに流れるのは自分のヒット曲。それを聞きながら
主人公たち、みんなが空港でハッピーエンドになる。
心に染みる名場面だったのは、彼のオカゲなのだ!

スネイプ教授(アラン・リックマン)の珍しく善良な役柄や、
それに絡むMr.ビーン(ローワン・アトキンソン)の登場等、
イギリス映画的なお楽しみも満載だったけど、それ以外にも
独身OL=ローラ・リニーの自宅シークエンス、
キーラ・ナイトレイのアップ、といった名シーンの数々、
そして、こんなにもハッピーになれるエンディングはない!
と断言したいラストで流れるビートルズのカバー「愛こそすべて」
(この曲がこんなにもマッチする映画はない!ほど素晴らしい……
♪ラーヴ、ラーヴ、ラーヴ……なぜか、カバーされてもテンポが
いつもズレて聞こえるのは私だけ?……というわけで、
ズレたついでに総合評価★★★★★!)

もう一つ、ついでに、セックスシーンの体だけ専門の吹き替え俳優
同志が恋に落ちる話を演じていたマーティン・フリーマンは、
『銀河ヒッチハイク・ガイド』の主人公でもあるんだよねぇ
……知ってた?(失礼しました!)



ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
ラブ・アクチュアリー



サントラ, ガールズ・アラウド, シュガーベイブス, ケリー・クラークソン, ダイド, ビリー・マック, ノラ・ジョーンズ
ラブ・アクチュアリー オリジナル・サウンドトラック

大事なこと、一つ書き忘れてた。
ビル・ナイの次回作は今夏公開予定の大ヒット作の続編、
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』なのだ!!

っていうことは、もしかしてビル・ナイは、ローリング・ストーンズの
キース・リチャーズがオファーを受けていた役をやるのかも !?
大変なことになってきた!! だってキースの後釜でやれる役者なんて
ビル・ナイ以外考えられないよね!! 絶対、そうに決まってる……
誰か知ってる人がいたら教えてくださ~い!!