あと数時間で第77回アカデミー賞授賞式 !
「オスカーノユクエ」さんの予想は、実にいい線をついている !
昨年は結構外したらしいけど、今回はほとんど当たりなのでは
と思ったので、少しこの話題に参加させてください。
この時期、映画ファンのみなさんはアカデミー賞の予想で
大いに盛り上がってるわけだが、
たいがいノミネートされた映画を見てないで予想している。
これは多くのノミネート作品が毎年、全米で意図的に12月に公開され、
日本の公開時期がアカデミー賞の後になる作品が多いので仕方ない
とは思うけど、つまり、どういうことかって言うと、
オスカー予想は映画を見てなくても、業界動向や興行的な絡み、
過去の実績(受賞歴)や、全米批評家の予想(さすがに彼らは見てる)、
アメリカの大衆の感情的・政治的ファンダメンタルズなどから、
かなりいい線の予想ができるってことなのだ。
逆に、下手にほとんど見てたりすると、個人的な好みが邪魔して
まったく当たらなくなる。
実際、全米批評家の予想は、たいがい半分ぐらいハズレるし、
日本の一般投票予想でも、ヤフーの投票状況を見ればわかる通り、
「ネバーランド」が作品賞のトップ?
ジョニー・デップが主演男優賞のトップ?
と、まったく見当違いの結果になっている。
それ以外の映画をみんなまだ見てないから、そんな結果になるのだろう。
唯一、脚本賞だけは作品を見ていないと予想がかなり難しい。
今回、ハッキリしているのは、話題の中心が、
クリント・イーストウッド、マーティン・スコセッシ、
そしてレイ・チャールズの3人の周りをグルグル回ってるってこと。
昨年亡くなったレイ・チャールズは、グラミー賞の受賞でも話題となり、
遺作となったアルバム"Genius Loves Company"は
全米で彼の過去最大のヒットになっている。
つまり今回、一番間違いがなさそうなのは、
主演男優賞:ジェイミー・フォックス(Ray/レイ)で、
さらに主演賞獲得作品は、単独獲得(他の主要部門では受賞しない)
になるという傾向が強い。
本当はクリント・イーストウッドに主演男優賞を獲らせたいけど
(そうなればビッグサプライズなんだけどなあ)…。
ちなみに、上述の3人が揃って関わっている唯一の映画がある。
それが『ピアノ・ブルース』なのだ。