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ハート・ロッカー [DVD]/ジェレミー・レナー,アンソニー・マッキー,ブライアン・ジェラティ
¥3,990
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アメリカ 2008年

ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアース、デヴィッド・モース、エヴァンジェリン・リリー、クリスチャン・カマルゴ

監督:キャスリン・ビグロー 『ハートブルー』

脚本:マーク・ボール 『告発のとき』(原案)


【ストーリー】

2004年夏、イラクのバグダッド郊外。アメリカ陸軍のブラボー中隊・爆発物処理班に、ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が新リーダーとしてやってくる。サンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)とエルドリッジ技術兵(ブライアン・ジェラティ)を補佐役とした爆弾処理チームは、38日間の任務明けまで常に死の危険と隣り合わせの日々を過ごすのだ。任務が開始されると、ジェームズは本来の作業順序や指示を全て無視し、自ら爆弾に近づいて淡々と解除作業を完遂。その間、一般市民かテロリストかも分からない見物人に囲まれた現場で緊張感とも格闘しているサンボーンとエルドリッジは、戸惑いと混乱からジェームズと衝突する。だが、酒を酌み交わし、謎めいたジェームズの一面も垣間見ることで次第に結束していく3人。だがある時、ジェームズは冷静さを欠いた感情的行動に走り、3人の結束を揺るがす事態を招いてしまう。



昨年のアカデミー賞で

『アバター』との争いに勝利したこの作品

気になっていました!!


わお!なんとも男臭い作品なんでしょう!

とはいえ・・

どうだ!この軍事力、この人材、このパワー!!的な

よくあるアメリカの戦争映画とは少し違っていて


爆発物処理班の3人を中心に

淡々と任務期間を過ごしていく様子を

描いている作品でした


しかし・・なんだろう

この違和感


ジェームズの型破りな任務遂行の仕方は

戦場にいることで

自分の居場所や存在価値を証明しているわけで

そういえば

映画の冒頭で、そんなテロップが流れていました


こんな恐ろしい任務は早く終わって

家族の待つ家に帰りたいはずなのに

ラストでジェームズは

また新しい任務をスタートさせている


戦争というものの残した爪あとと

その後処理をすることで

平和を取り戻そうとしているように見せているけれど


一人の兵士の

(こんな毎日が日常になってしまう)

恐ろしい現実を描いている



たとえどんな理由を

どんな風につけたとしても

「戦争」はまだ続いていて

その現実を目の当たりに見せられたような気がして

すごくブルーな気持ちになりました


ドキュメント映画ではないのだから

もっとドラマ性があっても良かったのかな?と

思ったりもしたけれど


きっとキャスリン・ビグロー監督は

あえて、そういう脚色をしなかったんだろうと思います

そういう意味で考えると

アカデミー賞受賞が納得できたようなできないような・・・(苦笑)


そうだ・・

ずっと感じていた違和感

それは!


この作品がアメリカらしい戦争映画っぽくない

(ってどういうのだ?とツッコマナイデネ)

と思わせておいて


結局、観終わってみると

やっぱりアメリカが作った戦争映画・・・だった

と感じてしまったところなんだけど


そもそも、なぜアメリカらしい戦争映画っぽくないと

思ったんだろう??と自分でもわからなくなってしまって

あれ??と思ったからなんですね~(汗)


戦争はやっぱり戦争なのよ


例え、物資の供給であろうと

戦地または戦地だった場所に派遣される人々は

こんな恐怖と戦うことになるんです


ジェームズは、麻薬患者のように

また爆発物処理の任務に就くわけだけど

きっとまた、シャワーをあびながら

人知れず涙をながすのでしょう・・




ところで!

脇を固めていた役者さんたちが

豪華でビックリ


ガイ・ピアースがわずか数分で殉職したときに

唖然としてしまった私です!



--- 9/26 追記 ---


観終わって時間が経って

ジワジワと感じたこと


彼らはいったい何と戦っているんだろう??


爆発物を設置する人々

それを処理する人々

いろんな所で起きている戦争


目の前にある任務を遂行する

危険に麻痺して、遂にはその危険を求める


この作品を 「私たちが世界の中心だ!」的

アメリカの描く戦争映画(ヒーロー)と観るか 

戦争は無意味なことだ と観るか・・


後からジワリと考えさせられる作品

なかなかいいです!!











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