グッド・シェパード | 映画を観よう

映画を観よう

古くても、新しくても、映画はイイよね!

素敵な映画に出会えた時の気持ちを、誰かと共有したいな♪


グッド・シェパード


アメリカ 2007年

マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、ロバート・デニーロ、ジョン・タトゥーロ、ウィリアム・ハート、アレック・ボールドウィン、ビリー・クラダップ、タミー・ブランチャード、マイケル・ガンボン、マルティナ・ケデック、エディ・レッドメイン、ジョー・ペシ、ティモシー・ハットン、リー・ペイス、オレグ・ステファン


監督:ロバート・デニーロ 『ブロンクス物語/愛につつまれた街』

脚本:エリック・ロス 『インサイダー』、『フォレストガンプ一期一会』

製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ 『ゴットファーザー』


【ストーリー】

1961年アメリカ。キューバ奪還のため遂行されたピッグス湾侵攻作戦は見事に失敗に終わる。作戦内容がCIA内部のスパイによって流れていたのだ。極秘任務のため、ごく限られた人間しかその内容も関わった人間もいない作戦だったため、指揮をとったエドワード・ウィルソン(マット・デイモン)は窮地に立たされる。そんな彼の元に一通の封筒が届く。中には1本のテープと解像度の低い写真。そこから彼はスパイを探し出そうと動き出すのだが・・・・。



今週は多忙のため更新ができなかったのだけれど

昨日は頑張った自分へのご褒美に

久しぶりに映画館へ足を運びました


何を観ようか・・と悩んで選んだのがこの1本!!

いや~~~、後で気づいたんですが予告もあわせると3時間

しっかりと見応えがあって、長さを感じさせない見事な作品でした


ただ・・さすがにエンドロールを観ている頃に

かすかに自然に呼ばれて

(映画を観ていて中座することなどないけれど)

その長さを実感したのですが・・・(汗)


映画ファンとしては、この作品を作った皆さんに敬意を表して

エンドロールまできっちり観ることにしているので

しっかり明かりがつくまで観ておりましたヨ


ちなみに、この記事を書くのは2度目です

実は昨日・・興奮冷めやらぬ状態で書いていて

見事に消えました・・・(愕然)

で・・今日改めて書くことに・・・




マット・デイモン

いいですねぇ~~~


え???と仰る方も多いでしょうけれど

(だって知る人ぞ知るイケメン大好きDさんですから~)

いい役者さんだと思います!!うん


脇を固める方々が長身でスラリとしているうえに

(リー・ペイスやウィリアム・ハートや・・・)

さすがエリート集団!というスマートな感じ


その中にいることが、ちょっと違和感が・・

と感じさせる雰囲気のマット・デイモン

背も低いし、洗練された感じがしない

でも、そこが狙いなんじゃないかな~と思いました

(深読みしすぎ?)


キャスティングは豪華!

でも、それもしっかり厳選されたという感じ

作品はかなり丁寧に作られていて


ストーリの展開が

ピッッグス湾侵攻作戦失敗、秘密結社スカル&ボーンズ

第二次世界大戦、冷戦時代・・・

という風に、過去にいったりきたりするので

ついていくのにやっとの感じがしましたが

観終わってみると

ああ、そういうことなんだ・・

あそこはここに繋がっているんだ・・と

全てが寄木細工のようにきっちり収まって

腹八分のつもりが、すごい満腹・・という感じでした



イギリス諜報部、ソビエトのKGB

彼らとの駆け引き

こういう立場じゃなければ

きっと友人になれただろうと思えるほど実は近い存在

悲しいけれど、友ではない・・


尊敬する父の死後

あの遺書をもっと早くに読んでいたら

エドワードの人生は変わっただろうか?

彼が遺書を燃やしたとき

燃え尽きた紙が羽のようにフワリと浮いて
それが、彼の人生の重さと対比しているようで・・


ラスト・・・大きなオフィスに消えていくエドワードの

丸くうつむき加減な後姿は

その孤独と彼の人生の重さが感じられて

私の心も随分と重くなってしまいました



タイトルの『グッド・シェパード 』って主人に忠実な犬と思っていました

つまり・・・アメリカ合衆国に忠誠を誓った犬・・と(汗)

でも、これは「良き羊飼い」という意味で

キリスト教ではイエス・キリストの隠喩なのだそうです

つまり・・「神」の隠喩でもあるわけで

だから、CIA=神・・と言った新しい長官ヘイズの台詞なんですね




素晴らしい映画なのは間違いないのですが

あちらこちらにチョットずつ拒否反応がでてしまう・・


まず、キャッチコピー

「いくつ愛を失くせば、この国を守れるのか」


作戦前に会ったジョニーとの会話

「イタリア人には家族が・・・あんたにはなにがある?」

「アメリカ合衆国」


ラストのヘイズの台詞

「なんでCIAにはTheが付かないと思う?神にもつかないだろ?」


この拒否反応はなんだろう?と自問自答してみたら・・

そう、なんだかすごく傲慢な感じがするのです

正義のためには人を殺してもいい?

何かを成し遂げるためには家族が犠牲になることも・・

そして、世界規模のパニック映画でお決まりの

アメリカが世界を救う!!みたいなあの感じ・・・が見えてしまって

ああ、でも、これってきっと

重箱の隅をつついているようなものですね(汗)


それぞれの国のスパイたちはそれぞれの国出身者だし

一本のテープから謎を解いていくことと

これまでの彼の人生を追っていくことで

自分もその中にいるような感じがしたし


息子を守るために選んだ手段も

「お前を愛している」とつぶやくしかできないことも

すべては自分の選んだ道

一人の男の人生を見事に描いていました


そして

教授が言った一言が心に残ります

「人の心を失う前に抜け出すんだ・・・」


誰も信じることの出来ない世界を描くことで

本当に大切なものがなにか・・を描いた秀作だと思います!




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