シビル・アクション | 映画を観よう

映画を観よう

古くても、新しくても、映画はイイよね!

素敵な映画に出会えた時の気持ちを、誰かと共有したいな♪

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
シビル・アクション
A Civil Action

アメリカ 1999年

ジョン・トラボルタ、ロバート・デュバル、トニー・シャローブ、ウィリアム・H・メイシー、キャスリーン・クインラン、ジョン・リスゴー

監督:スティーブン・ザイリアン 脚本に『今ここにある危機』『ハンニバル』『ギャング・オブ・ニューヨーク』などがある



【ストーリー】

ジョン・シュリクマン(ジョン・トラヴォルタ)は、今や抱かれたい男ナンバー1になるほど有名でリッチな弁護士。4人のパートナーと法律事務所を経営し、かなり裕福に暮らしていた。ある日、ラジオの法律相談番組に出演中、電話で大手化学会社による河川汚染事故の話を聞いて、住民側の弁護につき、厄介な裁判に乗り出す。もちろん、目的は多額の慰謝料。医学的検査と科学的捜査の260万ドルを自ら負担してもお釣りがあるほどの多額の和解金をせしめる目論みだったが、次第にお金よりも真実を・・と思い始める。パートナーたちの反対の声にも耳を傾けず必死になるジョン。しかし、相手側の弁護士ジェローム・フェイチャー(ロバート・デュヴァル)は余裕の笑みを浮かべるのだった・・。



ノンフィクションで、原作はベストセラーになった本ということもあって、すごく期待してしまった作品。でも、ジョン・トラボルタは軽~い金満主義者から正義感に溢れる弁護士になっていくのだけど、いい演技しています!!

とくに、ラストのショットは最高!!!


対するロバート・デュバルがイイですねぇ~。もう本当に憎ったらしいたらありゃしない!!ジョンが完璧にフェイチャーの術にハマッテいく法廷劇はちょっと面白いというか、唸ってしまいました・・


ウィリアム・H・メイシーもいい味出てますね・・・ジョンのために悪戦苦闘しているけれど、とうとう最後には全てを失って切ないです。銀行で融資を頼むシーンは、ほんとうにボロボロって感じでした(涙)


ジョンはもう少し彼ら(3人のパートナー)のことを思いやっていたら・・と思ったんですが・・ね。でも、方向性が変わってしまったものは仕方ないんですよねぇ~


ジョンの執念は違う形で報われるのだけれど、弁護士になって築いたものを全て失って、残ったものは借金だけ・・・それを整理するために裁判所にいるジョンに『なにがあったのですか?』と問いかける役にキャシー・ベイツが出ていました。わずかなシーンのなかで、けっしてバカにしているわけではない表情でジョンに問い掛ける表情に、さすが!!と、すごく得した気分になってしまいました。


そして。。ラストのジョン・トラボルタ。

全てを失ったはずの彼の表情は・・・素敵でした。



【蛇の足】

まったくの偶然ですが。夜アンビリーバボーでこの事件とジョン・シュリクマンの番組をやっていました。パートナーとの関係が映画では少し違う感じで描かれていますが。ジョン本人の表情も、映画のラストのように素敵でした。