藤田宜永 血の弔旗(講談社・単行) | 勝手に映画紹介!?eigsukiの読書忘備録用ブログ

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何年か前に強制退会トラブルの時に、予備で登録したID。本家ブログの更新を再開しています⇒http://ameblo.jp/eigasuki/ ここでは読んだ本の忘備録を書くつもりです。書籍購入はブックオフ中心なので、新作は少ないかも?


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血の弔旗 [ 藤田宜永 ]
価格:2,376円(税込、送料無料) (2018/10/8時点)


藤田宜永の「血の弔旗」をブックオフの古本200円でGET…2015年7月発行のハードカバー、未文庫化。同年年末発表、2016年版“このミステリーがすごい!”の国内編で9位にランクインしていた作品。藤田宜永ってあまり読んだことはなく、過去に複数作家とのアンソロジー本で短編にいくつか接したくらいだ。今回は、やっぱり“このミス”ランクイン作品ということで気になって手に取った。1966年、金融業社長のお抱え運転手をしていた男が…自分と縁はあるが、他人にはその関係が見破れないだろうと自負する仲間たちと手を組み、社長宅に侵入して、11億円の裏金を奪取!現金強奪に関しては成功したものの、主人公の男は当初の計画にはなかった“殺人”を犯してしまう。数年後の再会を誓い、いったん金を隠して、それぞれの日常に戻る男とその仲間…しかし、被害に遭った社長やその関係者、そして警察までもが男を容疑者として疑う。もちろん、そこまでは想定内。最後までそらっとぼけて、堅気の生活を押し通そうとするが…時代の節目節目で何度も“犯行発覚のピンチ”に陥る。物語は、犯行に挑んだ仲間たちの出会いである戦中の1944年までさかのぼり、最終的には80年代、2000年代までの長期間が描かれる。物語の合間合間に挿入される、当時の事件や芸能史のちょっとした小ネタが雰囲気を盛り上げる。主人公が大胆な犯行を思いつくきっかけが映画007を見たことだったりするあたりに思わずニンマリ。それこそ歴史の教科書で見知ったような事柄から、後半になると自分が実際に接していた芸能、サブカルに移っていき、主人公がそれだけ長い間、事件のしがらみをふっきれず、もがき苦しむ感じがよく伝わってくる。ハードカバーで580ページとかなりのボリュームで読み応えあり、読んでて、本がやたら重く感じ、手が痛くなった(笑)最初の犯行こそ大胆だけど、奪った金をしっかり資金洗浄し、堅気の仕事でのし上がろうとする主人公…かなり完璧に見えるのだが…。超簡単に話をまとめると、因果応報…悪いことをすれば、どこかでそのしわ寄せがやってくる、悪事からは逃れられないってお話でした。物語は最後の一瞬まで気が抜けず、イッキに読み切った。面白かったです。今現在、オレオレに手を染めてる若者とかにぜひ読んでほしい(笑)君たちも、“いつかはバレる”…こんなビクビクして気持ちで日々を送ってるのでは?


藤田宜永 血の弔旗(講談社・単行)

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