勝手に映画紹介!? -906ページ目

ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ(2005年)

ハイアンドシーク



【鑑賞日:2005年4月28日】



先週末から公開になっているロバート・デ・ニーロ&ダコタ・ファニングによる新作映画「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」をレイトショーで鑑賞してきた。鑑賞前からタイトルで、なんとなく結末は予見できる感じだが…。

妻が突然の自殺…心理学者のデビッドは幼い娘エイミーと、ニューヨーク郊外の静かな町に引っ越すのだが、母の自殺を目の当たりにしたエイミーは、なかなか周囲と打解けることができず、次第に“見えない友達チャーリー”としかコミニケーションを上手にとることができないようになっていく。怪異な行動をとりはじめる娘に難色を示す父デビッド…。チャーリーの正体とは?本当にそんな人物がいるのか?

“暗闇のかくれんぼ”なんていう邦題のサブタイトルや、劇場予告などを見て…いかにもジャパニーズホラーに影響を受けたハリウッドホラーという線を勝手に想像していたのだが…結局は普通のハリウッド的サイコスリラーだったなぁ。似たような作品が、頭の中でいくつか思い浮かぶけど、それを出しちゃうと、この映画のネタバレにもつながりそうなので、控えることにする。これしかないだろうというストレートなオチまでまっしぐら…って感じだった。個人的には、やっぱりそうくるか~な展開だったので、ちょっとマイナス。

期待していたホラー的な怖さは薄かったですが、ロバート・デ・ニーロとダコタ・ファニングの演技を見ているだけで充分、料金分の価値はあったかなと。デ・ニーロは何も言わないでも…あの通り、きっちりと美味しいところを持っていける俳優さんですからね(笑)さすがでした。ダコタちゃんは…最初と最後しか、いつもの可愛らしい笑顔を見せてくれなくて…とにかく不気味。でも存在感ではデ・ニーロに負けてないから凄すぎる。子役というより…女優、女ですよ、あの表情は!ラストの憑物が落ちたような爽やかな顔が印象的だったけど…その後のあのイラストでちょっとビックリ!?ただ親子よりも祖父と孫の方がしっくりきそうな雰囲気だったけど(爆)

ダコタ・ファニングに加え…ファムケ・ヤンセン、エリザベス・シュー、エイミー・アーヴィングといった全く雰囲気の違う豪華女優陣がデ・ニーロを強力サポート!ファムケ姐さんは相変わらずお強いです!エリザベス・シューは…一番のお色気担当か?短めのスカートと胸の谷間がちょっと気になってしまいました。で、案の定、お色気担当さんの運命は…。 

日本の映画会社の下手な宣伝のせいで…自分の想定していたジャンルとかけ離れていたが、そこを気にしなければ普通に楽しめる映画ではあった。

監督:ジョン・ポルソン 
出演:ロバート・デ・ニーロ ダコタ・ファニング ファムケ・ヤンセン エリザベス・シュー エイミー・アーヴィング 


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近所に大型スーパー開店!?あの人気DVDが999円!?

いつもは、映画の感想やら情報やらをダラダラと書いているのですが…
今回は、ちょっと趣向を変えてみようかなって思います。

実は近所に…有名大型スーパーが開店しました⇒詳細

案の定、朝刊にでっかい折り込みチラシが挟まってきたわけですが、
うちのオカンじゃあるまいし…
冷凍食品半額とか、ネピアのティッシュ178円とか、あまり興味ないわけで(笑)
でも、広告眺めていたオカンが「アンタ、DVDが999円と499円で売ってるよ」と言うので…

早速、横からチラシを奪い取り…見てみると、確かにある。
これは、ちょっと興味がわいてきたので…出かけてみるかなぁと思い立ったわけです。

チラシ

でも、チラシを見ると、

例えば…などという文章が、ちょっと胡散臭くないか?
目玉のセカチューやら、ロード・オブ・ザ・リングやら踊る大捜査線は、
1本か、2本…並べて、あとは売れ残りの廉価版でも売るのじゃないかと、

この手の日替わり広告は信用してなかったんだけど…
もしかしたら、本当かもしれないと…それに“など”というくらいだから、
他にももっと、掘り出し物のソフトがあるかもしれない!?と、
少しだけ期待に胸を膨らませ…

何をそんなに買い込んでるのか、

荷物をいっぱい持ったオバチャン、家族連れにまぎれて…

スーパーの開店というお祭り騒ぎに行って来たのでした。




いや、本当は…このスーパーの近くに、

自分が行っているソフトショップがあり、

今日発売の、新作ソフトを予約してあったので…

それを取りに行った帰りに、様子を見てきただけなんだけど。

店の前は…予想していたけど駐車場に入る車で大渋滞。
自分は自転車だったんだけど…入り口付近は停める場所が見当たらず、

臨時駐輪場みたいな、真っ暗なところへ案内されて…店までかなり歩かされた(^^ゞ
店内に入ると、人、人、人、人…
たかがスーパーの開店に、こんなにも人が集まるのかよ???と驚くほど、人が一杯。
しかも開店が朝の9時で、自分が行ったのは夜の8時くらいだったのに…
よっぽど、開店が珍しいのか…暇人が多いのか、人がいっぱいでごった返している。

まぁ、他の売り場はもう少し空いてから、後日ゆっくり見物するとして…
目指すは、ソフトコーナー。
出かけたのが遅かったから、売れちゃったかなぁなどと心配だったが…

ソフトコーナーに人だかりが出来ていたので、まだ広告の品物はたくさんあるようだ。
人ごみは嫌いなんだけど…我慢してソフトコーナーに潜り込んでみると、

ありました、広告掲載品、999円均一、499円均一コーナーが!?

オバチャンやガキんちょがわらわらと群がっています。凄い熱気!

なかなか、ソフトが陳列…いやワゴンに山積みされている場所へ近づけないのだが、

少し待っていると、一瞬、人が途切れたので、その瞬間を逃さず…ワゴン前に…。

うわぁー、本当に、セカチューや踊る、ロード(王の帰還じゃなくて、二つの塔だった)が、

ゴロゴロ転がっている。決して廉価版ではなく…定価で4000円近くする代物だ。
すっげーじゃんと思ったんだけど…
ちょっと待て、全部、このソフトは持ってるじゃないか!

他になんかないのかよ~と、ワゴンをひっくり返すと…
そこそこ新し目で、廉価版がまだ出ていないようなソフトはそれだけで、
あとはFOXの2枚パックの廉価版ばかりだった。
うーん、廉価版でもいくつか気になるソフトはあったんだけど、
2枚パックなんで…だいたいは片方のソフトを所持していて、邪魔だったりする。

そうこうしているうちに、またワゴンの周りに人が集まってきて…

ソフトの争奪戦が始まった。
どこかのオバチャンは広告を見てこなかったのか、
セカチューを手にしたけど…
「これは999円じゃないよね?誰かがイタズラでここに混ぜたんだよね?」
と独り言をつぶやき…他の廉価版2枚パックをいくつか持ってレジへ向かっていった。
分からなかったら、店員に聞けばいいのに…。

で、結局…自分は何も買わないで帰ってきました(笑)
だって、他で買った「ターミナル」「TUBE」「理由」の新作3本が…
バックの中に入ってるんだもん♪
いくら安いからって、無理して要らんDVD買う必要もないし。
あっ、普通の新作ソフトとかは全然値引きしてなかったっす。
いつも、自分で買うショップの方が断然安い。
きっと、人気作ゆえに…問屋にでも大量に残っていたのを…
オープニング用に安く仕入れてきたんじゃないですかね(爆)

よっぽど、セカチューとか踊る~を買ってきて、ヤフオクで転売でもしようかなって思ったのですが、

買わなくて良かった…今現在、ヤフオクでもそれらのソフトはだいぶ値崩れしてました(爆)
利益は多少でるかもしれないが、大変な思いしてまで買う必要ないや…。


【ちなみに…今日買った新作はコレだ!】

DVD ターミナル DTSスペシャル・エディション

DVD TUBE

DVD 理由 特別版




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最‘狂’絶叫計画(2003年)



2005年4月8日発売、レンタル開始の新作DVD「最‘狂’絶叫計画」を鑑賞した。絶叫計画(原題:SCARY MOVIE) というタイトルから分かるとおり、 いつものパロディ映画シリーズの第3弾なわけだけど…美人なんだかブサイクなんだかわからない、アンナ・ファリス以外は監督もキャストもほぼ一新している。すなわち…前作まで監督と主役の座に君臨していたキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズやマーロン・ウェイアンズなど、ウェイアンズ兄弟がお払い箱になってしまったわけですね。で…白羽の矢が立てられたのが“裸の銃を持つ男”シリーズのデビッド・ザッカー監督。さらに、その“裸の銃”の主人公フランク・ドレビンことレスリー・ニールセン、「ホットショット」のトッパー、チャーリー・シーンといったパロディ映画の迷作じゃなくて名作に出演していた大御所(?)が参加。他にも意外と有名な人がひょっこり顔を覗かしながら、繰り広げられる…どうしようもない大バカ映画となって帰ってきた。

ワシントンから離れたある農場に不思議なミステリーサークルが出現!TVレポーターのシンディは、友人の突然死の裏に隠された、謎のビデオテープの正体を追う。地球にいったい何が起きているのか?

あらすじを読んだだけで「リング」と「サイン」の合体パロディというのが推察できるのだが…この他にも有名・無名に関わらず、くだらない映画パロディが満載。たった85分の映画なんだけど…エンディングがやたら長いので、作品は正味75分くらい。だからテンポはかなりいい。くだらなすぎるギャグにツッコミ入れる暇もない。

チャーリー・シーンが出ているというだけで笑えるのだが、妻役として本当の嫁さんのデニス・リチャーズまで引っ張りだしてくるあたり可笑しい。普通に大作映画を見ていればわかる程度のネタが多いので…映画マニアじゃなくてもご安心を。ただ最低でも「リング」(アメリカ版)と「サイン」くらいは見てからでないと…つまらないから要注意!

アンナ・ファリスが演じたシンディの甥っ子が…ちょうど「シックスセンス」のハーレイくんのパロディのような役どころなんだけど…コイツがなかなか笑わせてくれる。最後の最後まで…おいしいところを持っていきます。一番好きなキャラかもしれないなぁ。あと障害者の人をいたぶるようなギャグとかけっこう出てくるんだけど…よく問題にならなかったなぁと。


監督:デヴィッド・ザッカー
出演:アンナ・ファリス レスリー・ニールセン カムリン・マンハイム サイモン・レックス チャーリー・シーン

【新作もあわせて…絶叫シリーズをDVDで】
DVD 最狂絶叫計画 特別編
DVD 最終絶叫計画

DVD 最‘新’絶叫計画
      


【パロディ映画といえば…】
DVD ホット・ショット  

DVD ホット・ショット2

DVD 裸の銃を持つ男
DVD 裸の銃を持つ男 PART2 1/2
DVD 裸の銃を持つ男 PART33 1/3
 



【元ネタを知っておかないと…】
DVD ザ・リング DTSスペシャル・エディション
DVD サイン コレクターズ・エディション

DVD マトリックス・アルティメット・コレクション 〈10枚組〉
 





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甘い人生(2005年)

甘い人生


【鑑賞日:2005年4月25日】

先週末から公開が始まっている、韓国映画の「甘い人生」をレイトショーで鑑賞してきた。タイトルだけで、“冬ソナ”系の甘っちょろいラブストーリーを想像しちゃったんですけど、全くの大違い。いや、配給会社はビョン様の最新ラブストーリーって線で、韓流ブームのおばちゃん達をターゲットにしているみたいだけど…ハードボイルド、バイオレンス、アクションという言葉の方が似合う、フィルムノワールの力作で、かえって男が見て、燃えるタイプの映画だった。イ・ビョンホンが北野武のファンだなんていうインタビューをどこかで目にしたので…自分は北野作品の「ソナチネ」とダブって見えた。 昨日は自宅で“ボクカノ”なんて、駄目韓国映画を見てしまったのだが…今日は劇場で、「オールドボーイ」級の面白い韓国映画を堪能できた。

ホテルのマネージャーでありながら、裏社会にも精通し、その世界を牛耳るボスの信頼を得てきたソヌ。ある日…ボスの若い愛人であるヒスがどうやら浮気しているようなので、行動を監視して欲しいと命令を受ける。案の定…ヒスの浮気現場を突き止めてしまうのだが、相手の男を追い払い、何も無かったことにしようと…その事実をボスに隠してしまう。些細なことから…彼の人生の破滅が始まっていく。

見てきたばかりで…なんだかうまくまだ頭の整理ができていないのですが、とにかく迫力のアクションが圧巻!甘いラブストーリーを期待しているあばちゃんたちはどう思ったかしりませんが…オイラ、ビョン様に惚れたよ(笑)「JSA」見た時にも思ったんだけど、なんか遠藤憲一に似てるんだよなぁ(笑)ファンの人に怒られそうだけど。

確かに…「箪笥」のキム・ジウン監督なんで、相変わらずわざと説明を省いたような演出で、細かい設定や人物関係が把握しにくいんだけど…そういうマイナス点を差っぴいても、メチャメチャ面白い映画だった。ビョン様が…組織から逃げて、拳銃を入手しようと四苦八苦するところが、なかなか楽しい(笑)



監督:キム・ジウン
出演:イ・ビョンホン キム・ヨンチョル シン・ミナ キム・レハ ファン・ジョンミン エリック


【メイキングDVD】
DVD 「甘い人生」 ~イ・ビョンホンの代表作になるまで~



【たぶん、こういう映画が好きな人向けかな?】
DVD ソナチネ
DVD スカーフェイス スペシャル・エディション


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僕の彼女を紹介します(2004年)



2005年4月22日発売、レンタル開始の新作DVD「僕の彼女を紹介します」…初回限定2枚組の特別版の方を購入してあったので、早速鑑賞した。どうみてもカップル向けデートムービーのような予告編、クリスマスシーズンという公開時期だったので、劇場公開時に…野郎一人で見に行く気にもなれず、最初からDVDでいいやと思っていた作品だ。

婦人警官のギョンジンは…ひったくりの犯人と間違えて、善良な一般市民で教師のミョンウを捕まえてしまった。運命的な出会いを果たした二人…次第に恋が芽生えていく。しかし、二人の幸せは長くは続かなかった…。

「猟奇的な彼女」や、それに続くクァク・ジェヨン監督の「ラブストーリー」は普通にハマれたくちなんだけど…2作品以上に、あざと過ぎる過剰な演出が多すぎて、正直…興醒めしてしまった。一人“逮捕しちゃうぞ ”(怪力女の夏実の方)状態から、「ゴースト」+「ダーティハリー」みたいな展開になっていく後半は、物語が杜撰すぎるだろ。

冒頭から“Knockin' on Heaven's Door”使ったり…他にも韓流ブームに盛り上がる日本人に媚びたような曲を使ったりと…BGMの選曲も嫌らしさを感じる。韓国映画らしさというものが一切感じられず…明らかに海外配給を狙ったような作りに、正直ガックリしました。日本でいう…フジテレビ映画路線、駄目韓国映画のお手本だよ、コレ。ハリウッド映画や日本映画で挑戦できないようなタブーをエンターティメントとして描いてこそ、やっぱ韓国映画だよなぁ。

「猟奇的な彼女」を意識した遊び心、ラストのカメオ出演とかも…イマイチ不発。どうせなら、“猟奇的な彼女”の考えた物語(妄想)でしたくらいの、オチがあった方が面白いだろ。せめて“ぶっ殺されたい?”って殴れよな。

「猟奇的な彼女」をはじめて見た時、あのゲロ吐き女の顔…超ブサイクに感じたけど、今回も全然可愛くない。オイラにはアンラッキー後藤 にしか見えないんだけど。で、今回の彼氏マギー審司 ?ちなみに、前回の彼氏キョヌことチャ・テヒョン は三原じゅん子の旦那のコアラに似ていると思います。

公開時、日本のTVで流れてたTVスポットご出演のやらせバカップルどもを…片っ端からグーで殴りたいくらい、むかつく映画だよ、コレ。そういえば…某TV番組(3月で放送終了したお昼の情報番組)で、おすぎとピーコも誉めてた。こんなの誉めてるようじゃ、やっぱおすぎの映画評ももう駄目だよね。昔の適切な辛口はどこへいっちゃったのだろうか?還暦すぎると…オカマも丸くなるんですね。

こういうのが好きな人は構わないと思いますけど…自分はマジでイマイチでした。もてない男の僻みだと思われるかもしれないけど…決して、ラブストーリー全般が嫌いなわけじゃないので(笑)

【DVDソフトの購入】
DVD 僕の彼女を紹介します 特別版 〈初回限定生産〉
DVD 僕の彼女を紹介します 通常版
初回限定の特別版はメイキングなどの特典映像が付いた2枚組。金額は定価で約1000円の差…。

音声はDTS音声を収録しています。









【クァク・ジェヨン監督作品…】

DVD 猟奇的な彼女 ディレクターズ・カット特別版

DVD ラブストーリー





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隣のヒットマンズ 全弾発射(2004年)



2005年3月11日発売、レンタル開始の「隣のヒットマンズ 全弾発射」をようやく鑑賞した。2001年に公開した「隣のヒットマン」の完璧な続編なんだけど、正直…1作目の内容をよく覚えていない。前作は劇場でちゃんと鑑賞したのだが…あまり面白くなかったので、DVDを買わなかったし、レンタルさえしていない。この2作目は、1作目に比べて公開規模も小さく、自分の通っているシネコンでは上映すらしなかったので、4年も前の印象の薄い映画の続編なんて、無理して足を伸ばし、他所の映画舘で見ることもないだろうと、DVD…それもレンタルで充分と判断して、今まで待っていたわけなんだけど…意外とレンタルの回転率はいいみたいで、借りるまでに時間がかかってしまった。

伝説のヒットマン…ジミーが隣に引っ越してきて、トラブルに巻き込まれた歯科医のオズ、あれから4年が経たった。ジミーは、殺し屋を引退し…主夫業に精を出し…メキシコで隠居生活。一方、オズは…ジミーの前妻ジルと再婚し結婚生活を満喫していた。そんなある日…ジミーが裏切ったマフィアのボス、ラズロが出所してきて…復讐の機会を狙っていた!

前作からさらに磨きのかかった、ハゲ頭を照からし…露出狂で有名なブルース・ウィルスは、今回も観客に自慢のオケツをさらけ出す。見ない間に…こちらは太さが増したのではと思うマシュー・ペリー(特に顔)。前作で死んだ筈のケヴィン・ポラックは違和感ありすぎる特殊メイクで…死んだキャラの親父役を熱演している。ナターシャ・へンストリッジとアマンダ・ピートの女優陣ももちろん参戦!?

いや~見ている最中にDVDでよかったと胸を撫でおろしました。前作の結末を憶えていないので…人物の関係も把握できない。前作を知っているという大前提で展開される、設定、台詞、物語。全然、意味がわからない…。あわてて、DVDの一時停止ボタンを押し…1作目を劇場鑑賞した時のパンフレットを本棚から探して引っ張り出してくる。じっくりと、そのパンフを読んでいるうちに、「ああ、なるほど」となんとなくだが…作品の内容を思い出してきた。2作目の中で語られている内容と、1作目のあらすじをつき合わせて、1作目の結末を想像しつつ…なんとか、本編に戻る。劇場で見ていたら、そざかし辛かっただろう。

前半は前作からの繋がりネタが異常に多く…ちんぷんかんぷんだったけど…後半は「オーシャンズ12」のカメオシーンを見ているようなブルースのマヌケぶりでそれなりに。DVDで気軽に楽しむ馬鹿コメディというレベルなら我慢できる。個人的にはそんなに何回も見直したい映画ではない。映像特典で付いていた、日本語版予告編を先に見たんだけど…もの凄いアクション大作のような宣伝してたけど、それは違うよね。公開時のキャッチコピー、“今度はアクションがとまらない”っていうのが嘘八百。間違っても「ダイハード」は期待しちゃいけません!

監督:ハワード・ドゥイッチ
出演:ブルース・ウィリス マシュー・ペリー アマンダ・ピート ケヴィン・ポラック ナターシャ・ヘンストリッジ

【DVDソフトの購入】
DVD 隣のヒットマンズ 全弾発射 
DVD 隣のヒットマン
やっぱり見るなら、1作目を見ないと駄目だなぁ。面白さは、半減する。これから見る人は…一緒にパート1も買うなり、借りるなりした方がいいと思います。1作目にはロザンナ・アークエットも出てました。










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インファナル・アフェアⅢ 終極無間(2003年)

アフェア3



【鑑賞日:2005年4月21日】

先週末から公開されている“インファナル・アフェア”シリーズの最終章にあたるパート3、「インファナル・アフェアⅢ 終極無間」をようやくレイトショーで鑑賞してきた。1は劇場&DVDで、2は劇場で見逃しちゃったので、DVDで…それぞれ鑑賞してきたわけだけど…今度で本当に最後になるわけだ。パート1を軸にして、現在・過去・未来と描いてきたこのシリーズ…今回はやたらと複雑な編集で、今まで以上に観客を惑わしてくれたが…その分、語られる真実も豊富だった。

潜入捜査官のヤンが殉職してから10ヵ月後…警察での地位を守るため、自分と同じ潜入マフィアの身分である者たちを始末してきた…ラウ。彼の前に、エリート警官のヨンが現れる!?

現在と過去をいったりきたり…複雑な時間軸に加え、妄想まで交えて、語られていく意外な真実。 さらに謎が謎を呼び…頭は大混乱。そのアレやコレやの謎、数々の伏線がピタっと繋がった時はさすがにスッキリするし…なるほど~と感心したのだが(まだ、こんなに隠し事してたのかって感じですよ)、1、2に比べるとやはり無理しすぎかなって部分も多い(ケリー・チャンとトニー・レオンのラブコメが邪魔だよ)。2作目が続編ものとは思えない…かなりの力作だっただけに、正直、残念。ただ、劇場で見ただけでは、なんとなく全体(1~3)のストーリーが把握できた程度なので…DVD化されたらじっくりと3本通して再鑑賞したいと…今から思っている(ちょっと気が早いかなぁ?)香港版DVDで出ている…1~3を正しい時間軸に沿って再編集しているらしい5時間バージョンを見たら、きっと印象もガラリと変わってくるだろう。日本でもぜひ、そのDVDを発売してもらいたいものだ。

今の時点で、作品レベルでは1、2の方が好きだけど、この3にも好きなシーンがある。それは作品の前半部分、過去のシーンで…主要キャストが警察署内で一同に会する場面だ!アンディ・ラウ、トニー・レオンをはじめ、エリック・ツァン、アンソニー・ウォン…そして新顔のレオン・ライにチェン・ダオミン(HEROで始皇帝演じてた人だ!?)が勢ぞろいして一触即発のムードを醸しだす。あの緊張感は凄すぎる。この映画の中の一番の名シーンだと思う。これだけでも、劇場で見る価値はあったと思いますよ。個人的に…クライマックスよりも、断然、このシーンがお薦めです!そういえば…レオン・ライはひょこり3作目から出てきて…一番おいしいところをかっさらっていったんじゃないかと(笑)

監督:アンドリュー・ラウ アラン・マック
出演:アンディ・ラウ トニー・レオン レオン・ライ ケリー・チャン アンソニー・ウォン エリック・ツァン

【劇場へ行く前に関連作品で予習を…】
DVD インファナル・アフェア 限定デラックス DVD-BOX

DVD インファナル・アフェア(低価格版)
DVD インファナル・アフェア II 無間序曲


 
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ミッシング・ハイウェイ(2003年)



2005年4月8日発売、レンタル開始の新作DVD「ミッシング・ハイウェイ」を鑑賞した。マデリン・ストウ、ノーマン・リーダス、ジョナサン・リース=マイヤーズetcそこそこ有名な俳優が出演している…ハイウェイを舞台にしたカースリラーもの。イギリス製作なので…ハリウッド映画ほど派手さがないのが難点か?メジャー級俳優が出演しているわりに、日本では劇場未公開となっています。

娘と一緒に…別れた夫に会いに行った帰り道に…壮絶な交通事故現場に遭遇した母娘、家庭の事情でどこかギクシャクとした関係だ。そんな時、事故現場で目撃した怪しげな男女が…自分たちが休憩しているドライブインに現れた。母親は不審に思いながらも…家路を急ぐ。しかし、知らぬ間に娘が勝手にヒッチハイカーの少女を車に乗せてしまう…。途中で下車していったこの少女もなんだか挙動不審だった…。母娘の周りに怪しげな人物がうろつきまわっているなか…娘が何者かにさらわれてしまった。いったい、誰が、何の為に娘を誘拐したのか?警察も当てにならないと確信した母親は…単身で娘の行方を追う!

最初の30分は主人公の親子関係に問題があるんだな~ってこと以外、何が起こっているのかわかりにくい…。時より怪しげな人物がクローズアップされたりして、水面下で事件が起きているらしいというのは察することができ…母娘が狙われているというのは理解できる。ようやく…娘が行方不明になったあたりから、事件が動き…全貌が見え始める。

中盤で…一瞬だけ“おおっ、ビックリした~”というような…クラッシュシーンが出てくるのだが、期待していたカーアクションはそこだけ。娘をさらった相手が、物凄く怪しげで、謎に満ちているのだが…母親がそこにたどり着くのがあっ気なさすぎる。で、そいつらの正体もなんだか意味不明のまま…。前半で思わせぶりに見せていたアイテムや謎が全てからまわりで中途半端。いきなり、おかーちゃんにもそんな秘密があったって暴露されてもねぇ…確かに匂わす伏線はあったけど、サスペンスを盛り上げる要素にはなっていなかった。かえって…何が起きているのかわからない前半部分の方が、まだ不気味で面白かった。ふたを開けたら拍子抜けってヤツですね。

若い娘さん、好奇心で知らない相手にひょこひょこついていっちゃ駄目だよ!っていうことが、この映画を見て一番、印象に残るところかな?

せっかく美形俳優が出ているのだが、どっちも出番少な目。ノーマン・リーダスって「処刑人」以外は、こういうヘボイ役が多いなぁ。

監督:マーカス・アダムス
出演:マデリン・ストウ ノーマン・リーダス ジョナサン・リース=マイヤーズ ミーシャ・バートン

【DVDソフトの購入】
DVD ミッシング・ハイウェイ



【ハイウェイを舞台にした作品といえば…】

DVD ブレーキ・ダウン
車の故障で立ち往生していたドライバーは、通りかかったトラックに、妻を同乗させてもらい…修理屋を呼ぼうとしたのだが、妻がそのまま行方不明になってしまう。何者かによって、家族が連れ去られるといった内容が…似ているかもしれないが、アクションの派手さは、もちろんこちらの勝ち!監督は「ターミネーター3」のジョナサン・モストウだった。

出演:カート・ラッセル J.T.ウォルッシュ キャサリン・クインラン






DVD ハイウェイマン
美人ばかり、ひき殺す…謎の殺人カーを…妻を殺された男が追い詰めていく!「ヒッチャー」のロバート・ハーモン監督。これでもかーの派手なクラッシュシーンだけが見所(笑)82分という短さで、あっという間。ハイウェイを舞台にしたカーアクション、カースリラーものだったら、このくらいやって欲しいと思う。けっこう好きな映画だったりする。

出演:ジム・カヴィーゼル ローナ・ミトラ フランキー・フェイソン








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スタスキー&ハッチ(2004年)



2005年4月20日発売、レンタル開始の「スタスキー&ハッチ」を鑑賞した。日本でも放送されていた往年のTVシリーズを映画化したリメイク作品なんだけど…残念ながら未公開の、ビデオ・DVDスルー作品になってしまった。自分も物凄い思い入れがあるわけじゃないけど…大昔にTVで見ていた作品。実は、そのTV版も今回DVD-BOXで発売されたわけなんですが…予算の都合で買えないので…とりあえずこのリメイクの映画版の方だけ抑えておいたのだ!

仕事熱心で優秀だが…その正義感の強さゆえに堅物な刑事デビッド・スタスキーは…どんなパートナーと組んでも長続きしない。そんな時に…もう一人の問題刑事ハッチことケン・ハッチソンとコンビを組まされることになった。こんな2人の初仕事は…ベイ・シティ海岸に浮かんだ水死体。この殺人事件の陰に大きな麻薬取引が絡んでいるとの情報を入手し…捜査を進めていく。正反対な性格で、最初こそお互いに反発し合していた彼らも…少しずつ親交を深め、最強のコンビになる…のかな?

主役2人のなりきり具合に大笑い。特にベン・スティラーなんて、やりすぎだろ!?メイキング映像の中で、ベン・スティラーが“スタハチごっこ”と言っていたが…まさに“ごっこ映画”という表現が的を射ている。日本でもヒットを飛ばすような大作アクションに比べれば、ストーリーもほんと、穴だらけだし、アクションだってヘボイ。“スタハチ”という名前が無かったら、とんでもなくお粗末なB級映画に成り下がる危険もはらんでいる。ただ、このトホホな雰囲気が逆に…70年代テイストの懐アクションとして、大いに楽しめる。まぁ、ベン・スティラーの映画を見ているようなファンなら…オリジナルの“スタハチ”なんて知らなくても、アクション馬鹿コメディとして充分、満喫できるのではないだろうか?

逆にオリジナルを知っている人なら、思わず嬉しくなるカメオ出演やアイテムなども用意されているので、充分だろう。DVDで軽い気持ちで鑑賞するにはもってこいな映画でしたね。こんなの見ているとオリジナルのTVシリーズも見たくなってくるけど。

アメリカのMTVムービー・アワードでキス・シーン賞を受賞した、オーウェン・ウィルソン、カーメン・エレクトラ、エイミー・スマートのキスシーンは、確かにエロイ(笑)この後どーなったんだ?といういやらしい妄想が頭の中で膨らむ。

話は変わるが…日本でも、今年は“あぶない刑事”の復活があるそうで大いに楽しみ(こっちはメンバーオリジナルだから、違った意味で不安もあるけど)。

監督:トッド・フィリップス 
出演:ベン・スティラー オーウェン・ウィルソン スヌープ・ドッグ フレッド・ウィリアムソン ヴィンス・ヴォーン ジュリエット・ルイス

【DVDソフトの購入】
DVD スタスキー & ハッチ 特別版


【オリジナル版はコチラ…】
DVD 刑事スタスキー & ハッチ 1stシーズン完全版 DVD-BOX
出演:デヴィッド・ソウル ポール・マイケル・グレイザー バーニー・ハミルトン アントニオ・ファーガス

ファーストシーズン22話+パイロット版の全23話収録!









【TVシリーズのリメイク映画化といえば…】
DVD チャーリーズ・エンジェル コレクターズ・エディション

DVD チャーリーズ・エンジェル フルスロットル コレクターズ・エディション

DVD S.W.A.T. コレクターズ・エディション

DVD モッド・スクワッド 

DVD セイント




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阿修羅城の瞳(2005年)

阿修羅



【鑑賞日:2005年4月18日】

先週末から始まっている新作映画の「阿修羅城の瞳」をレイトショーで鑑賞。「陰陽師」シリーズの滝田洋次郎監督だし…染五郎ファンのおねーさんやオバチャンでさぞかし混んでいるだろうと思って出かけていったら…なんと客は自分ひとり!?いや…予告が始まった後に、中年のオジサンが入ってきたけど…結局、自分とそのオジサンの2人だけで…ほぼホームシアター状態のシネコン劇場で、のんびり鑑賞となった。元々は、劇団☆新感線の同名舞台なのだが…そちらは全然見ていませんので、映画と舞台を比べた詳しい解説などは期待せんでください。

鬼が暗躍する江戸の町…昔は“鬼殺しの出門”と恐れられた、鬼退治の精鋭“鬼御門”の副隊長・病葉出門は…現在は人気の舞台役者として浮世を楽しむ身。そんな彼の前に…5年以上前の記憶を無くしている美女・つばきが現れた。彼女は曲芸を披露する渡り巫女の一座に拾われ…江戸を賑わす盗賊“闇のつばき”の一員になっていた。“おめえとは、どっかで会ったことがある…”と一目遭った瞬間から惹かれ合う二人だったが…実はつばきにはある秘密が隠されていた。

とにかく豪華絢爛…カラフルかつ奇抜な映像。煌びやかな江戸の町に…黒尽くめの男たち、“鬼御門”が…馬に乗って颯爽と現れ、人間に化けた鬼どもに宣戦布告!?正体を現した鬼を容赦なく斬りつけて行く染五郎&渡部篤郎という冒頭のド派手な登場シーンで…一気に作品の中に惹きこまれる。

予告やCMでもよく流れているが…出門とつばきが赤い糸(ビーム?)で結ばれていて、宮沢りえが「何コレ!」と絶叫するあのシーンは、ギャグのようで楽しいし…2人が熱く燃え上がる濡れ場は、宮沢りえの喘ぎ声と表情がなんともエロくて、生唾ごっくん…頭の中でサンタフェ を思い出す(爆)エッシャーの騙し絵のようなセット(CG)を縦横無尽に駆け巡るカメラワークで捉えたクライマックスの殺陣シーンなども、まるでアニメのようで(ルパン三世で昔あったよな、こういうシーン)新鮮だった。

見せ場と見せ場の合い間に、ややダレ場もあるが…パワーのある作品なので逆にダレ場が無かったら疲れてしまっただろう。カメラワークや殺陣…独特の台詞回しに間の取り方、とにかく舞台を見ているような雰囲気を出しながら、映画ならではのスケールのデカさも味あわせようと…あの手この手の演出が詰め込まれている。ベテランの滝田監督なので…その辺のバランスは上手にまとめあげているので…最後まで飽きずに見れてしまう。見ている最中はすげーなーって驚くのだが、意外と最後まで見終わった時に、映画としてはうまくまとまっていた方で、面白いシーンもいっぱいあったのだが…物語は中途半端で面白くなかったなぁというのに気づいてしまう。 派手な演出に目を奪われてしまったが…後半になるにつれ、説得力の無さが少しずつ露見してきてしまったのかもしれない。

舞台を見ている人だと、もっと不満点や…逆にお約束で楽しむ場所とかわかると思うのですが、舞台版を見ていない自分が…映画だけで判断する限り…個人的に同じ滝田監督の「陰陽師」よりは好きだよ!っていうのが感想かな。

監督:滝田洋二郎

出演:市川染五郎 宮沢りえ 渡部篤郎 樋口可南子 小日向文世 内藤剛志 螢雪次郎

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