ポセイドン・アドベンチャー(1972年) | 勝手に映画紹介!?
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年)

ポセイドン・アドベンチャー

 

先日、NHKのBSプレミアムで放送されたパニック映画の傑作「ポセイドン・アドベンチャー」をエアチェックしておいたので鑑賞…ちょうど先月、五十嵐貴久先生の「炎の塔」という「タワーリング・インフェルノ」オマージュの小説を読み、思わずAmazonで「タワーリング・インフェルノ」のBlu-rayをポチって久しぶりに再鑑賞してしまったんだけど、前述の小説の続編で、今度は「ポセイドン・アドベンチャー」オマージュの「波濤の城」を読み終わったのが、BSプレミアムの「ポセイドン・アドベンチャー」の放送日だったというタイムリーさに、運命的なものを感じるのであった。

 

大みそかの夜、ニューヨークからギリシャへ向かう豪華客船ポセイドン号では…新年を祝う華やかなパーティーが催され、乗客の多くがそれに参加していた。そんな中、クレタ島の沖合で地震が発生したという連絡が!船長は大津波を警戒し、すぐに避難や救助の要請を出すのだが…船は転覆してしまう!乗客として船に乗っていた牧師のスコットは、パーティー会場にいた人々に、船からの脱出を提案するも、多くの乗客は必ず救助がやってくるから、その場で待機するようにとパーサーの言葉を信じる。仕方なく、希望者のみを連れ、脱出を開始するのだが…。

 

もちろん過去に何度も鑑賞経験あり…それこそ、初鑑賞は学生時代のNHKのBS放送だったんじゃないかな?その後、DVDは買ったので…コレクションを詰め込んだ段ボールのどこかに、しまい込んであると思うんだけど、ここ最近は見直す機会はなかった。そういえば、カート・ラッセル主演のリメイク映画「ポセイドン」なんていうのもあったけど、あの映画ですら、日本公開から14年以上経っているという事実に驚く。「ポセイドン」の方は、監督、出演者が来日した、日本武道館でのジャパンプレミアに行ったのを覚えてるけど、あれはもう14年も前の話なのか…。

 

そんなわけで、「ポセイドン・アドベンチャー」を再鑑賞した感想を…船が沈むってわかってても、船に巨大な波が押し寄せる瞬間、そして実際に船内に大量の水が入り込んでくる瞬間、そこに至るまでの何ともいえない緊張感が凄い。やっぱ、あれだよね…平時でも、船の揺れを再現するために、画面も揺れてるじゃない?やっぱりあれが、心理的に…ドキドキさせる要因なんじゃないかね?もちろんオイラの生まれる前の映画なので、当然…映画館では見てなくて、今まではテレビの小さい画面でしか見たことなかったので、あの揺れもそこまで気にならなかった。

 

でも、最近は…安物中華でありながら、プロジェクターで120インチ投影なんかしてるので、そこそこ迫力がありまして、あの揺れてる感じも、今まで以上に実感。正直、オイラはちょっと酔ったよ…専門学生の時に、ビジネス講習の一環で、クルーズ船に一泊する行事があったんだけど、その時に、船酔いしちゃって頭がガンガン、苦しいったらありゃしなかった。あの記憶が鮮烈によみがえりまして、冒頭…嵐のせいで、乗客が船酔いになってる場面も妙に共感できてしまった。やっぱね、ちゃんとした映画は…3Dとか4DXなんて技術がなくても、酔うんですよ(笑)

 

文章の冒頭で紹介した五十嵐貴久先生の「波濤の城」という作品は、とにかく客船の最高責任者である船長がクズ野郎でして、こいつの私利私欲にまみれ、身勝手すぎる判断ミスのせいで(己の力と船のハイテク技術を過信しすぎて、沈没の危機を乗客に報せなかった)…最終的に船が沈没、多数の犠牲を出してしまうというお話で、それこそ…この船長のクズっぷりが、コロナ対策に後手後手の政府や政治家の姿とダブって余計に腹立たしかったんですけど、「ポセイドン・アドベンチャー」の船長は…ちゃんと直ぐに警告を発し、救助も要請してたんだよな。

 

でも、船のピンチはまったく救えなかった(原因は船主の影響大)。この「ポセイドン・アドベンチャー」では、「波濤の城」の船長のようなクズでこそなかったものの、やはり“船は沈まない”と、技術や己の勘を信用しきったパーサーが、主人公ジーン・ハックマンの意見に耳を傾けず、結果的に多くの乗客を死に至らしめるという展開があった。コロナ禍の今、この映画を見ていて、一番、強く惹かれたのは…逆境でも決してめげないという気持ち、それには統率力、決断力があって、強いリーダーシップを発揮できる人物の存在も重要なんだよ、っていう部分だ。

 

決してジーン・ハックマン演じる牧師も、言ってることや行動のすべてが正しいわけじゃないんですよ。時には失敗もして、他人の死を招いてしまうことだってあるんです。でも、その過ちを認め、教訓にし…そして、自分なりの責任の取り方も主張をするんです。現実では、“俺の屍を超えて行け”なんてことまでは求めちゃいないが…せめて判断を間違えた時くらいは直ぐに過ちを認め、謝罪し、方針を展開できるくらいの迅速さがあってほしい。まったく国民はトンチンカンなコロナ対策にいつまで振り回されなきゃいけないんだろうな?これじゃ助かるものも助からん。

 

 

監督:ロナルド・ニーム

出演:ジーン・ハックマン アーネスト・ボーグナイン レッド・バトンズ キャロル・リンレイ ロディ・マクドウォール

 

 

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