スカイライン -奪還-(2017年) | 勝手に映画紹介!?

スカイライン -奪還-(2017年)

スカイライン -奪還-

「スカイライン -征服-」の再鑑賞に続き、WOWOWでエアチェックした「スカイライン -奪還-」を鑑賞…日本ではあまり評判がよくなかった前作から7年が経過して作られた続編。監督、出演者は一新されているが、前作と同じ脚本家が監督も兼任、しっかりと世界観や設定は継承されている。って…“つまらなかった映画”で、それでいいのか?って感じですが…大丈夫です!今回はキャスト面がパワーアップ、主人公にマーベル映画のブロック・ラムロウ役でお馴染みフランク・グリロ、「ザ・レイド」のイコ・ウワイスとヤヤン・ルヒアンも出演しているからね!

突然、現れた宇宙からの侵略者に、3日で地球は征服されてしまった!ロス市警の刑事マークは、息子のトレントが問題を起こし、署に連行されてしまったので引き取りに向かい、その後、2人で地下鉄に乗ってる最中に騒動に巻き込まれる!地下鉄の車掌オードリーら生存者と、市街地からの脱出を試みるが…敵の宇宙船に吸い込まれてしまう!意識を取り戻したマークは、人間の心を残したエイリアンと出会い、彼の協力で宇宙船の内部破壊に成功!宇宙船内で産み落とされた人間の赤ん坊を保護しながら、宇宙船の墜落したラオスの地に降り立つが…。

1作目の物語と並行した時間軸の話から幕開け…続編といいながらも、スピンオフに近い描き方なのかなって思ったりもしたのだが、1作目で90分かけて描いた内容を、今度は30分でサクっと描くテンポの良さ。しかも、地下鉄ホラーなシュチエーションであり、アクションの要素も増えている。1作目でも主人公たちがコンクリートの塊や斧、または拳を使ってエイリアンに挑むなど、アナクロなバトル方法が印象的だったが…まぁ、最初に書いたようなキャスティングですからね、その度合いもいっそう強くなっていて、アクション映画としても面白くなっている。

やがてストーリーは1作目ともシンクロし、その後の新たな展開へと繋がっていく。最初は、1作目の再鑑賞の必要がなかったななんって感じだったが…いや、これは見なおしておいて正解。一応、説明的な映像も出てくるが…なんで、あそこで“味方になるエイリアン”が出てくるかというのを理解するには、1作目の内容を覚えておいた方がいいってことだよね。ただし、1作目と同じキャラクターも出てくるんだけど、演じている役者は別人に変わってしまっていたのが残念…今回は直前に1作目を見直しているので、余計に役者の変更が気になってしまったかなと。

主人公以外にも、2作目のキャラクターたちは、宇宙船に吸い込まれてからの生存率が高すぎるだろって思ったりもするのだが…脱出するまでに、そこからまた減っていくので、あまりツッコまないでおこう。っていうか…主人公たちに同行していた美人女車掌(運転手じゃないよな?)が何気にサバイバル力に長けてて、機転も利くし、最終的には武器を手にして戦っちゃうような強い女へと成長していくんだけど…よーく見たら、この女優さんもけっこう有名な人。WOWOWで放送してた海外ドラマ「インスティンクト」に出ていたボヤナ・ノヴァコヴィッチだった。

この後、強引ともいえる展開で、後半はラオスに舞台を移し…いよいよイコ・ウワイス&ヤヤン・ルヒアンの“ザ・レイド”チームも合流。ウワイスVSルヒアンはもちろんのこと、ウワイスVSグリロも拝める“わかってる感”は、アクション映画好きならたまらないだろう。クライマックスでは、メインキャストが一丸となって敵エイリアンに挑むドリームチーム状態…敵からパクった武器を腕にはめて、器用に戦うグリロもめっちゃかっこいいのだが、このアイテムに関して、ウワイスとの絆を確かめ合う、めっちゃ熱い名場面があるねん…そのシーンがマジでかっこいいのよ。

グリロなんて、このあたりの雄姿だけ見たら…マーベル映画のような錯覚が起きる。味方になってくれるエイリアンも出てくるんだけど、戦う舞台が東南アジアの山奥なので、なんか…段々とエイリアの顔が、「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」の白猿ハヌマーンのようにも見えてきた。巨大化したエイリアン(本当はエイリアンの乗るロボット)同士のどつきあいも怪獣映画であり、最終的なオチはそれこそマーベル映画のような、「スター・ウォーズ」にも似ているような。あと劇中、登場する赤ん坊の設定は、美少女アニメのはしり「ガルフォース」を思い出すのであった。

実はいま、一度“全員に公開”ボタンをポチって、投稿を終えた後に…追加で、この文章を書きこんでます。というのも、ブログ管理のトップページのところにある“1年前の今日あなたが書いた記事があります”っていう項目のところに2018年6月10日投稿の「リヴォルト(2017年)」が表示されてたんだけど…この映画を見た時に、そういえば前作の「スカイライン -征服-」に似てるななんて感想を抱いて、文章にも残してあったんですけど、より続編の「スカイライン -奪還-」は“リヴォルト感”がある映画だったなと。妙な偶然なので、ちょっと追記しておいた。


監督:リアム・オドネル
出演:フランク・グリロ ボヤナ・ノヴァコヴィッチ ジョニー・ウェストン イコ・ウワイス ヤヤン・ルヒアン


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