アントマン＆ワスプ（２０１８年）
【鑑賞日：2018年8月31日】
まだまだ暑さは残ってますが、今日で8月も終わりですね…夏って長いようで、あっという間だよね、やっぱり。そんなわけで、本日公開初日のマーベル映画最新作「アントマン＆ワスプ」をシネプレックスの1000円ポッキリ会員デーで見てきた。もう学校が始まってるところもあるみたいで…学生客は少なく、でも中年、シニアを中心とした一般客で意外と座席は埋まっている…一昔前は“アメコミ映画”ってお子様向けと馬鹿にされる事もあったけど、最近じゃ…本当に年齢や性別が関係なくなってきたな。普通にじーさん、ばーさんが夫婦そろって見に来てるもん（笑）
元犯罪者のスコット・ラングは、ハンク・ピム博士の開発した特殊なスーツを着用しアントマンとして活動したが、その後、キャプテン・アメリカの手助けしたことが問題視され、現在はFBIの監視下におかれていた。娘のキャシーと会うにも制限があり、あまり自由に動き回れない。しかし、それもあと数日の辛抱。ようやく処分が解除されるのだが…そんな時に、スコットのせいでお尋ね者扱いされたピム博士と娘ホープに無理やり連れだされ、かつて量子世界に消えた博士の妻ジャネットの救出を手伝わされる！スコットはFBIを欺きながら仕方なく協力するが…。
1作目が公開されたのは2015年9月…劇場で見てからもう3年近くも経ってるのか？基本ストーリーや設定は一応覚えているものの、細かな部分はけっこう忘れてる事も多いな。ただ、ブルーレイなどのソフトも購入しなかったし、ＷＯＷＯＷで放送した時も録画しなかったし、手元に何もないので“おさらい鑑賞”できない。Ａｍａｚｏｎや楽天など各映像配信サイトでは、今現在200円前後で配信レンタルが利用できるものの…今回はそこまでするのも面倒だったので、自分で前に書いてブログにアップしたレビューだけ読み返して、「アントマン＆ワスプ」に挑みました。
結果的に…“おさらい鑑賞”しなくても、ぜんぜん問題なく楽しめたよ。本編で改まって“前作のあらすじ”のようなものを見せることはなかったけど…それに近いもの、あるキャラクターが過去を振り返ったりする場面が途中であったりもするので、1作目の内容ってそんな感じだったよねって、自然と思い出せるようにもなってましたし。作品世界をディープに楽しみたい人は、それこそ前作や「シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ」を見直しておくといいかもしれませんね。全体的に、1作目を見た時ほどのインパクトはなかったが、安定感のある面白さが味わえた。
大きさを自由自在に変化させて、敵と戦うのが…アントマンたちの得意技の一つだけど、今回はカーチェイスでもその技術を応用。小型化した車と普通の車とのカーチェイスシーンを見ていて、「ダーティハリー5」のラジコンカー爆弾とのチェイスを思い出した。また、マックィーンの「ブリット」をはじめ、カーチェイスの王道中の王道である、サンフランシスコの坂道を使ってのチェイスなんかも出てきて、それこそ年季の入った映画ファンほど、熱く燃えるのではないだろうか？安易にパクリとか言うなよ…やっぱりあれはハリウッドの伝統芸であり、オマージュなんだよ。
ハンクの嫁というか、ホープのママというか…ミシェル・ファイファー演じるジャネットって、今回が初登場だっけ？初代アントマン＆ワスプとして、マイケル・ダグラスと一緒に活躍する冒頭の過去シーンがすげーかっこよかった。ちょっと若作りなメイクしてる2人のツーショットとかも、なんかあそこだけ90年代くらいにタイムスリップした気分だった。後半で再登場するジャネットの能力を応用すれば、もしかしたら「インフィニティ・ウォー」で全滅した“あの人たち”とかも助けられるんじゃね？って思ってたら、やっぱりそこに話を繋げてきたかって感じ…。
「インフィニティ・ウォー」で味わったモヤモヤに追い打ちをかけるようでもあり、いやいやこの先の物語の鍵を握ってるのはアントマンなんじゃないかっていう…希望的観測が生まれたりもする。マーベル映画を見に行くと、“エンドクレジットの後にも映像がある”ってテロップが、必ず冒頭で提示されるのに…我慢できずに、エンドロールの途中で退場する客がいるんだよな。エンドロールの途中に出てくる映像が、“最後”だと勘違いしてるのかもしれないけど、場内が明るくなる直前にも映像とメセージがありますので、それまでは絶対に席を立たないで！
監督：ペイトン・リード
出演：ポール・ラッド エヴァンジェリン・リリー マイケル・ダグラス マイケル・ペーニャ ミシェル・ファイファー
【劇場鑑賞前に前作でおさらい】
Blu-ray アントマン MovieNEX(期間限定)
