キックボクサー ザ・リベンジ(2018年) | 勝手に映画紹介!?

キックボクサー ザ・リベンジ(2018年)

Kickboxer Retaliation

昨日はお騒がせしました(っていうか、オイラが一人でパニくってたんだけど)…ロックされたマイクロソフトのメアドアカウント、無事に復旧しました。なんか、同期されているWindowsの設定の方を色々といじって、そちらからパスワードの変更を要求とかしたら、無事にサインインできました(でも、一部機能へのアクセスが制限されてて、回復まで1か月かかる見込み)。ただ、その前に…復旧の手続きをとったマイクロソフトは、結局、今日になっても返答をよこさずなしのつぶて…普段はそんなあやふやなサービスに頼ってるんだなとあらためて自覚するのでした。

さてさて…本来なら、昨日、映画館から帰ってきて見るつもりだった、木曜日にWOWOWのジャパンプレミアでエアチェックした「キックボクサー ザ・リベンジ(原題:Kickboxer: Retaliation)」を、一日遅れでようやく鑑賞。昨年、レンタルで見た(その後、WOWOWでも放送され、録画、保存してあります)「キックボクサー リジェネレーション」の続編。前作は、師匠役で出演していたジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のシリーズ1作目のリブート的な内容でしたが、今回はその後が描かれています。ヴァン・ダム含むメインキャストは続投、さらに豪華なゲストが多数出演!

闇試合で殺された兄エリックの復讐のため、ムエタイ王者トン・ポーに挑み、無事に勝利したカート・スローン…今は、先の事件を通じて知り合った元刑事のリューと結婚し、幸せに暮らしていたのだが、ある日、トン・ポー殺しの捜査にやって来たタイの司法組織に無理やり拉致され、気づくとタイの刑務所に入れられていた。実はトン・ポーを失ったことで被害を受けたギャングのボス、悪徳プロモーターのトーマス・タン・ムーアが裏で暗躍…カートを再び闇試合の世界に引きずり込もうとしていた!それを拒否したムーアに、囚人たちが襲い掛かるが…。

冒頭の007風の列車内でのアクションシーンがちょっと意味不明なのだが…その後、自分の身に降りかかる、主人公自身の予知夢的なものだったのか?とりあえず…ストーリーは前作の続きです。前作で、兄を殺したムエタイ王者(演じていたのはデビッド・バウティスタ)に復讐を果たした主人公は、その際に出会って、いい仲になった現地の美人刑事と結婚、嫁さんは刑事の仕事を辞めたんだけど、主人公の仕事の都合とかで、なかなか会えないという状況。そんな時に…タイから司法関係者がやって来て、ムエタイ王者殺しの罪で、無理やり主人公を拉致!

裏には自分が抱えていたムエタイ王者を殺されたことで、大きな損失を被った悪徳プロモーターのクリストファー・ランバート(初登場キャラ)が関わってまして…主人公をもう一度、闇試合の世界に引きずり込もうと画策していた。その要求を突っぱねた主人公は、刑務所にブチ込まれ、そこでマイク・タイソン(新キャラ)に襲われたり(後に格闘を教わる師弟的な関係に)、やっぱりランバートの復讐の一環で、ムショ送りにされていたヴァン・ダム師匠と再会したり、嫁さんが人質にとられたり、色々な事がおきまして、最終的には、闇試合を受けることになると。

前作で主人公に協力したヴァン・ダム師匠もランバートから制裁を受けていて、なんと目を潰されて、盲人になってるという衝撃展開!これは、前作で“主人公よりも前に出過ぎだった”ヴァン・ダム師匠のアクションを封印する演出的なものなのかなと思いきや…目が見えないはずなのに、マイク・タイソンと互角、いやそれ以上に戦って見せたり、因縁の相手であるクリストファー・ランバートとソードアクションまで繰り広げる。短いながらも不死身の男ハイランダー(ランバート)とヴァン・ダムが戦うという…夢のようなシーンも拝めたりする大盤振る舞い。

今回、最終的に主人公が対峙する相手は…自分は見てないのでよくわからないんだけど、「ゲーム・オブ・スローンズ」なんかにも出演しているハフソー・ユリウス・ビョルンソンっていうアイスランドの元スポーツ選手で、とにかくデカイ!見た目だけでも威圧感があるのに…劇中では怪しい興奮剤の注射を打って、さらに無敵化しているという。そんな相手にも…弟子可愛さに“俺が戦う”なんて言い出すヴァン・ダム師匠…さすがに敵の視察だけで、実際には戦わなかったんだけど、盲人設定を忘れるくらい、今回もアクションシーンが色々とありましたよ。

アラン・ムーシ演じる主人公カート…前作で初めて見た時は、とにかく華がなく、それでもアクション自体は若かりし頃のヴァン・ダムのようなキレキレのアクションを披露してくれるので…後半ではだんだんと主人公としての面目を保てるくらいの魅力はでてきたんだけど、今回はヴァン・ダム師匠の他にもランバートやタイソンがいるおかげで、またも存在感が薄れていくという。主人公だし、かなり頑張ってるのに…WOWOWの解説ページなんて、キャスティング一覧で、上から4番目の扱いでちょっと酷すぎる(もちろん映画本編では一番最初に名前が出てくる)。

アクションに興味がない人からすれば、物語的には大した内容じゃないのかもしれないけど…ヴァン・ダムファンなら今回も無難に楽しめる。もちろん「キックボクサー」シリーズの流れを汲みながら、刑務所が舞台だったりするのはヴァン・ダムの「ブルージーン・コップ」や「HELL ヘル」あたりのオマージュではないだろうかなんて勘繰りたくもなる。それこそオイラが主人公の予知夢ではないかと考えているアバンタイトルに呼応するように…走行中の列車を使った007風アクションもあるが、これだって「ディレイルド 暴走超特急」の方のオマージュかもしれない。

過去作品では、実の息子や娘と幾度となく共演してきたヴァン・ダム…今回も劇中で師匠が助っ人として呼び寄せる“息子のトラヴィスくん”ことニコラス・ヴァン・ヴァレンバーグも本当の息子(4番目の奥さんとの子供)…こういうお約束な感じもヴァン・ダム映画として楽しめる要素かなと。他にも「ジョン・ウィック:チャプター2」でもやっていた「燃えよドラゴン」オマージュが本作にも入ってたり、死にかかってる“ある人物”の心臓に“ぶっとい注射”を思い切り刺す場面などは「パルプ・フィクション」を思い出してしまったり…遊び心もあって、オイラ的には大満足でした。


監督:ディミトリ・ロゴセティス
出演:アラン・ムーシ ジャン=クロード・ヴァン・ダム クリストファー・ランバート サラ・マラクル・レイン


【日本盤リリース未定、Amazonで見つけた海外盤です】
Blu-ray Kickboxer Retaliation ※日本語収録なし





YouTubeに予告がありました!









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