VR ミッション:25(2016年)  | 勝手に映画紹介!?

VR ミッション:25(2016年) 

VR ミッション:25

WOWOWの“恐怖と緊迫のスリラー映画特集”でエアチェックした(昨日鑑賞の「スタンドオフ」も同じ特集だった)「VR ミッション:25」を鑑賞…ゲームのテストプレイヤーとして集められた人々が最新の設備で“ヴァーチャルリアリティ”を利用した超リアルなアクションシューティングを体験するんだけど…実は隠された秘密が!なんとゲーム中に敵に撃たれると、現実のプレイヤーも死に至ってしまうのだ!!一度、プレイをはじめたら最後までやり通さなければ解放もされないらしい。いったい誰が、何のためにこんなことを?って感じのイギリス製SFスリラーです。

とあるビルに集められた8人の男女…彼らはヴァーチャルリアリティを利用した最新ゲームのテストプレイに参加するため、オンラインゲームのランキング上位者の中から選ばれたのだ。参加者は各々のハンドルネームが書かれたロッカーの中に入っていたボディスーツに着替え、さらにボディアーマーやヘルメットを装着。そうすると、直ぐにバーチャルリアリティの世界に没入…そこで与えられた武器を使って、テロリストと戦うという内容だった。やがて、プレイを続けてるうちに、ゲームの中で敵にやられると、実際に命を落としてしまうことが判明する!

Amazonの商品ページなんかには“新感覚SFアクションスリラー登場! 衝撃のラストに驚愕せよ! ”なんてキャッチコピーが躍っていたが、その割にはどことなく“既視感”も強かったりするのは何故かな?名も知らない者同士が、一か所に集められて胡散臭い実験に無理やり参加させられるというのもこの手のスリラーにはよくある話。ヴァーチャルリアリティの世界で、銃を撃ちまくるなんて…15年以上前に押井守が「アヴァロン」でやってるじゃん。それから…主催者の陰謀で、ゲームの世界から帰還できなくなってしまうのは「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」。

ゲームの内容自体は…メタルギアシリーズとか、それ系の影響を受けてるような印象。銃で敵を撃ち殺すのを基本に、シュチエーションによってはナイフを使わなきゃいけないとか、爆弾を解除しろとか。お約束のように、参加したプレイヤーの中には、武器に精通した軍人がいたり、ゲームオタクのデブとかいて、特にこのデブが嬉々とした表情で、ゲームに夢中になったりするんだけど、実際に敵に撃たれると“死んだように痛い”…それどころか、回復アイテムを使わないと、本当にプレイヤーは“死に至ってしまう”こともわかり、みんな大騒ぎをはじめる。

気づいた時には、もう後戻りできない…とりあえず最後まで頑張ってプレイを続けようという結論に達するわけだ。だから、なんでお前ら、そんな胡散臭い所に呼び出され、そんな変な恰好(ボディスーツやボディアーマーを着させられ、現実世界の見た目はけっこう間抜け)してるんだよっていうのが最初のツッコミどころである。安っぽい邦画とかにもよくあるじゃん、絶対にありえないってくらいに“法外な賞金”と引き換えに、無理難題をふっかけられるような物語が…あのパターンですよ。ネットを介して集まることの危険性、現代の風潮への警鐘も兼ねてるとか?

同じくWOWOWでCGアニメの「GANTZ:O」を見たばかりで、あっちが予想外に面白かったので、何もかも退屈に感じた。そう、最初に着替えさせられた変なボディスーツで、男女が部屋に一塊になってる場面を見て「GANTZ」にも似てるなって思ったんだけど、コスチュームのデザインはなんか「トロンレガシー」っぽい。実際にVR世界に入り込むための機能を備えたヘルメット、ボディーアーマーを装着した姿は…フェンシングでも始まりそうな感じだし(笑)楽しみは誰が生き残るのかを予測するくらいか?一応、最後に“首謀者”の正体なんかも判明します。


監督:チャールズ・バーカー
出演:マックス・ディーコン モーフィッド・クラーク アリ・クック アドリアーナ・ランドール パーカー・ソーヤーズ


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