あら珍しい…来週は試写会が2件も当選!「新感染 ファイナル・エクスプレス」&「トリガール!」
東京地区に比べると、圧倒的に数が少ない映画試写会…オイラも守備範囲の劇場で募集していると、片っ端から応募しまくってるけど、応募者が多いみたいで…なかなか当たらないのが現状。シネコンでの実施も増えているので、ここ最近は月イチくらいで当たることもあるんだけど…それでも2件も続けて当たるのはかなり珍しい。その昔、仕事の関係で東京に通っていた頃は、毎日試写会三昧だった時もあるけど、今じゃ、試写会なんか当たっても電車賃がバカにならんし。まぁ、昔と違って…応募がネット中心なので、はがき代がかからないのは嬉しい。
そんなわけで…2件とも、なんとか守備範囲のシネコンで実施される試写会です。まず1件目は8月22日に109シネマズ湘南で開催される「新感染 ファイナル・エクスプレス」。一瞬、“劇団新感線”の新作か何かかと勘違いしてしまいそうだけど…まったく関係がなく(って…“感染”と“感線”で字が違うし)、走行中の列車内でパンデミック感染が起きる韓国のノンストップ・サバイバルとのこと。予告編を見ると“明らかにゾンビ映画”なのだが…例のごとく、公式サイトなどではどこにも“ゾンビ映画”と謳ってない…日本はいつからこんな風潮になったのだろうか?
そして2件目は…8月24日にイオンシネマ茅ケ崎で開催される「トリガール!」。こちらは、先月…同じ劇場で開催された「君の膵臓をたべたい」の試写会に参加した時にも、劇場内に設置されていた応募用紙で応募したんだけど、その分はハズレたみたいで…別口(イオンシネマーのWeb会員“ワタシアター”)でネット応募しておいた“各劇場10組20名”の当選枠の方に入ったみたい。だから当選の連絡はメールで届き、タブレット画面での表示か、印刷が必須。えーと「トリガール!」の内容は、簡単に言うと土屋太鳳が鳥人間コンテスへの出場を目指す話らしい。
ぶっちゃけ…予告を見た時は“興味ねぇ~”…“キミスイ”と同じくらい“地雷”じゃないかって思ったんだけど(じゃあ、応募するなよ)…まぁ、試写会で“タダ”で見れるならいいか。出演者の名前の中に羽鳥慎一、ひこにゃんに並んで“轟二郎”が入ってるのが、気になるっちゃ、気になる(笑…いやいや、羽鳥慎一とひこにゃんも気になるだろ)。監督は英勉…オイラは過去に「ハンサム★スーツ」「高校デビュー」「貞子3D」あたりを見てるけどどれも微妙…近作の「ヒロイン失格」っていうのがそこそこ有名らしいが、それは見たことがないし、見る気もしない。
そんなわけで来週は試写会2連チャンの予定です…開催日がかぶってなくて一安心。25日の金曜日には「ワンダーウーマン」の公開が控えてるし、珍しく劇場通いが続きそうだ。現在は…今回試写会が当選した109シネマズ湘南で開催されるIMAX上映版「ダンケルク」の試写会を狙っているのだが…今回当たった作品よりも“倍率”高そうだなぁ。なんせIMAXだし…。映画の感想を書かなきゃいけないというアメブロの映画ジャンルの“ルール”がありますので…最後に、オイラが鑑賞した英勉監督作品の感想でも、過去の投稿から抜粋して再掲載しておきますね。
★「トリガール!」の監督はこんな作品も撮ってます★
貞子3D(2012年)→過去の感想はこちら(クリック)
通勤途中のサラリーマンが、走って来たバスの前に飛び出し死亡。捜査した警察の見解では自殺の線で決着がつきそうだったのだが…死んだ男が直前までパソコンの動画を見ていたことが不可解な謎として残る。その頃、巷では“呪いのビデオ”の存在がうわさされていた。教師の鮎川茜が勤める女子高でもその噂が広まっており、その動画探しに夢中になっていた生徒の一人が、突然謎の死を遂げる!今回も自殺として処理されるのだが、ベテラン刑事の小磯は、一連の事件と呪いのビデオの間に関連があるのではないかと考え、本格的に調べ始める。
「リング」以降、それこそ様々な形で設定をアレンジし、亜流Jホラーが乱発されたが、そういう作品で幾度となく扱われてきたネットによる恐怖の伝染、伝播なんていう使い古されたネタを、今頃になって本家が扱うって…どうなのよ?ニコ動とのコラボを前面押しで、やたらとセリフの中に“ニコ動”という言葉が登場するんだけれども、どうせだったら画面にバンバン文字がスクロールするとか、そういうところまで再現してほしかった。ただ、発端となった呪いの動画の生中継の視聴人数はたった4人なんで、コメント数が少ないのも間違ってはないのかな?
ストーリーの方も、1作目の「リング」のような、適度な謎解き感もなければ、デッドリミット的な恐怖もなく…まぁ、予想通りの代物。「貞子3D」と謳っているわりに、貞子よりも貞子もどきのザコキャラの方が印象に残る。脚本協力に伊藤和典さんがクレジットされてるせいか、ちょっぴり「七瀬ふたたび」チック。実は、貞子と同じような境遇だった主人公…あんだけ凄い力を秘めてるなら、いっそうのこともっと派手な超能力バトルものにしちゃった方が、面白かったんじゃないだろうか?クライマックスの化け物退治のあたりは、わりと好みな展開。
呪いの動画を探していて死んじゃった女子高生の隣の席に座っている女の子、北山さん…顔デカくね?と思ったら、背もけっこうデカくて、石原さとみと並ぶと、どっちが生徒かわからねぇ。北山さん、3Dで見ると、ものすごい立体感!ホラー描写も含めて3Dはそれなりに見応えはあるものの、ビジュアルに頼りすぎてて、脚本や演出がお粗末だね。パソコン爆発して、ガラスがあれだけ飛び散ったら、顔にスリキズくらいできるんじゃねーか?そういうところ手抜きするのやめようよ。音楽を川井憲次さんが続投してるのはうれしい、今じゃNHKの朝ドラ担当だぜ。
※補足説明※ 当時は、ネットで当たった鑑賞券に追加で400円払って、劇場で3D上映を鑑賞。あと、最後のNHKの朝ドラとは2012年放送「梅ちゃん先生」のことです。
高校デビュー(2011年)→過去の感想はこちら(クリック)
中学時代はソフトボールに明け暮れたスポーツ少女、長嶋晴菜は…高校生活では恋に捧げようと意気込んで、自分なりのおしゃれで、男から誘われるのを待ち続けていたが、まったくと言っていいほど誰からも相手にされない。ある日、偶然出会ったイケメンの男子に、服がダサいと言われ、余計に落ち込んでしまう。そんな時、親友から、「恋にも指導者」が必要とアドバイスされた晴菜。なんと、前日に声をかけてきた男子が、同じ学校の先輩・小宮山ヨウであった事を知り、彼に直訴、自分をイケてる女の子にしてほしいと頼み込むのだが…。
アホな主人公がドタバタと騒ぎまくる姿は、それなりに楽しいかな?昔、アニメで見てた「彼氏彼女の事情」のゆきのんとか…実際に自分の彼女にしたいかといえばNOであったが、漫画やアニメのキャラクターとしてみれば微笑ましく思う事があったが、この作品の主人公にも同じような魅力は感じたよ。演じている女の子(大野いと)が、あまり演技がうまくないんだけれども、デビュー作だというから、それも仕方がないか?がに股で走る姿や、変顔など全力投球で演じてるところが、何事にもまっすぐな主人公とシンクロしてて、意外と良かったけど。
一方、恋の指南役として登場する、イケメンのにーちゃん(イケメンで、クールで、元バスケ部のエースで、ファッションデザイナーばりのデザイン画も描ける高校生ってだけで、もうギャグだろ?演じるのは溝端淳平)のナルシストぶりが、見てるだけで腹立たしく…いくら原作が少女マンガだからって、真顔で「俺に惚れるな」とかさ、よくそんなこっ恥ずかしいセリフ言えるなぁと、アホらしくなってくる(どーせ、最後は、二人がくっつくんだろ?)。つーか、女にフラれてウジウジしてるようなヤツが、恋人の作り方とか偉そうに講釈たれてんじゃねーよ!
あと、監督など「ハンサム・スーツ」のスタッフが多く関わっているという事で、いかにもCMやTVドラマのクリエイターあがりといった、CGなどに頼った騒がしい演出が多く、勘弁してくれって感じ。中途半端に漫画の世界観を出そうと、わざと原色系でやたらカラフルなセットや小道具が多いのも、はっきり言ってもう飽きたよ。漫画な設定でも共感できる部分が多少はあるのに、演出も漫画になっちゃてるから、全体的にくどくなってしまい、興ざめしてしまう。TV屋出身のクリエイターって、そういうところ、全然わかってねーんじゃないの?鑑賞はWOWOW録画にて。