カンフー・ジャングル(2014年) | 勝手に映画紹介!?

カンフー・ジャングル(2014年)

カンフー・ジャングル

今月のはじめにリリースされたドニー・イェンの新作「カンフー・ジャングル」のブルーレイを買うか、はたまたDVDをレンタルするかと迷っていたんだけれども、ちょうどGAGAのネット配信サイト“青山シアター”で応募した、アカデミー賞予想キャンペーンのポイントが約380ポイントほど付与されていたので、SD画質のレンタル利用だと324円と、現金出費0円で見られたので、ネット配信を利用しちゃいました。PCの画面で見なきゃいけないのが難点だが…期限までにポイントを使わなきゃもったいないし、他に全額ポイントで賄える新作が見当たらなくてさ…。

警察の武術教官ハーハウ・モウは、自分の一門の名を挙げようと私的試合に挑み、誤って人を殺めてしまった。警察に出頭したハーハウは刑務所に収監されることに…。それから3年、服役中のハーハウは、自分の知る武術家が何者かに殺されたのをニュースで知る。捜査を担当するロク警部に会いたいと懇願するハーハウ。面会に訪れた警部に、また武術家が狙われる。自分なら犯人を捕まえられるので釈放してほしいと伝える。最初は信用していなかった警部だったが、ハーハウの言うとおりに新たな事件が起き、結局、ハーハウに協力を仰ぐ。

公式サイトなどに“カンフー・アクション・リスペクト映画”というキャッチコピーが躍っていたが、確かに的を射た表現。武術家たちが狙われる連続殺人事件が発生!その武術家たちは各々の技を極めた人物たちで、犯人はそいつらに、同じ技で挑んで悉く打ち負かしているわけだけど、それがさ、今まで香港アクションで見てきたような色々な流派の技でぶつかり合うので…それだけで、もしかしてあの映画のオマージュ?みたいな感慨深い気持ちになれるのよ。それだけではなくマニア向けのカメオ出演や小道具の遊びも豊富でカンフー映画愛に溢れている。

この人、どこかで見たことあるけど名前までわからない、もしかしてあの俳優さん?あの監督さん?みたいな仕掛けがいっぱい…で、最後にその答え合わせもちゃんとやってくれるので、物語の内容ともども、スッキリと見終えることができると。怒涛のアクションに加え、殺人事件の犯人を追いかけるというサスペンス、ミステリー風の演出もあるけれども、それがカンフー映画の定番でもあった“道場破り”のスタイルに近かったりするのがまた憎い。それこそ、“ストリートファイター”をはじめとする格闘ゲームみたいで、シュチエーションの面白さも楽しめる。

特に、インパクトが大きかったのは、最初の方に出てきた…巨大な骸骨模型の前で、上で戦う場面だろうか?あの骸骨を見て、一瞬、水木しげるの世界にでも迷い込んだような錯覚に陥ったのはオイラだけだろうか?また、ドニーが初めて犯人と鉢合わせし、ビルの上で追いかけっこをする場面…2D映像で見ていても、地上に向かって吸い込まれるような恐怖を味わえたので、あれが「ザ・ウォーク」のようなハイクオリティな3D技術だったら、さらに迫力を増しただろうなぁって思った。ちなみに本国では本作も3D映画として公開されたようですよ。

ドニーがかっこいいのは当たり前だが、凶器に満ちた殺人犯、ワン・バオチャンの存在感もピカイチ。っていうか風貌も含めて、見るからにイっちゃっててヤバそうな感じで怖すぎる(笑)そんな犯人が狙う武術家の1人で、アクションスターでもあるとい設定のルイス・ファンあたりも個人的には良かったなって思えるキャラクター。この人、ドニーの「イップマン」でそれこそ最初は道場破りを仕掛けるようなライバルとして登場し、その後、盟友になるようなキャラクターを演じていたと思うんだけど、本作では犯人に挑まれる側を演じていたね(ドニーとは拳を交えない)。


監督:テディ・チャン
出演:ドニー・イェン ワン・バオチャン チャーリー・ヤン ミシェル・バイ アレックス・フォン ルイス・ファン


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