ダム・オブ・フラッド(2000年) | 勝手に映画紹介!?

ダム・オブ・フラッド(2000年)

ダム・オブ・フラッド

昨日に引き続き、楽天のDVD-outletで購入したリユースDVDの消化が続く…これまた108円で入手の「ダム・オブ・フラッド」を鑑賞。2000年のドイツ映画で、ダムをめぐる陰謀に巻き込まれた新任の管理人が真相を追い求めるというパニック・アクション・サスペンス。画面サイズは非スクイーズのビスタ、音声はステレオ。本編映像のCGなんかもだいぶチープだったけど…ネットでググってみたらTVムービーという情報も出てきたので、そのつもりで見れば、まぁ暇つぶし程度にはなるかなといったところ。なんせ108円でGETしたディスクだし、それで充分。

長い間、無職が続いたトッドは、ダム管理人に採用され、ヘレンベルグという閑静な町にやって来た。ダム管理の仕事などしたことがなかったトッドでも、簡単にできる作業という事だった。その晩、突然、ダムの異常を知らせるアラームが作動!トッドは放流を決意して、難を逃れるのだが…翌朝になって、放流のせいで町に甚大な被害が出たと大騒ぎになっていいた。責任を追及されるトッドは、自分の正当性を主張するのだが…専門家の調査で異常の事実が認められないという。真相が判明しないまま、今度はダムへの爆破予告が入り町はパニックに…。

冒頭、主人公の前任者らしきダム管理人が、何者かの策略にはまり溺れ死ぬというサスペンスフルな展開から始まる。で、欠員募集に応募して、のこのこダムのある田舎町にやって来たのが…ちょっと髪の毛が薄い、映画主人公にしてはあまりパっとしないおっさん。それもそのはず、2年間も停職についておらず、元カノらしきねーちゃんにも愛想をつかされているという始末。田舎町に行く前に「一緒に来ないか?」なんて、そのねーちゃんを口説こうとするんですけど、「彼氏いるし」みたいな感じで一蹴されてしまい、なかなか惨めでした。

そんな人物でも、現地に行けば…関係者からそれなりの歓待を受ける。その前に、プー太郎がいきなりダムの管理なんかできるのかよ、気になるところです。専門知識とかいらないんですかね?お国柄の違いもあるだろうけど…きっと日本だったらもうちょっと採用に関しては厳しいんじゃないだろうか?ダムに就職しようなんて考えたこともないので、諸事情は全然わからず、適当に書いてるんですけど。でまぁ、こちらの心配をよそに…部屋でパソコンをモニターして、水量に変化があったら、ボタンで調節しろなんて簡単に説明を受け、引き継ぎ終了。

で、その日から住み込みで管理を始めるわけだけど、着任したすぐその晩に異常発生!水位が急上昇して、放流を余儀なくされるんだけれども…その結果、下流の町で浸水被害などが出てしまい、住民は怒り心頭!専門家が調べても、特に異常はなく…主人公は責任の所在を追及される。ほれ見たことか、素人をこんな仕事に採用するからだよって感じだけれども…自分のミスを認めようとしない主人公は、さっそく知り合って、いい雰囲気になりつつあった地元の女記者と一緒に真相を探り始める。ウエトスーツ着て湖調べたり、なかなか行動的。

で、その途中で…湖に浮かぶ牧師の水死体を発見!実は、主人公の言い分は正しくてですね…夜中にダム湖で堤防の決壊が起きていて、釣りをしていた牧師は事故に巻き込まれていたのね。その死体発見が契機になり、これで自分の汚名がそそげるぞと一安心したのもつかの間、なんと謎の人物からダムに爆弾を仕掛けたという脅迫が町長宛てに届き、脅しのための車爆破に主人公たちも巻き込まれるという急展開が待っている。幸い、怪我はなかったものの…犯人は本気だぞと、町中パニックに!爆弾処理班の出動まで要請されるが…。

前任者の不審死からはじまり、ダム放流、牧師の水死ほか、ダム管理を行っているパソコンが自動起動したり、ダム内を自閉症っぽい青年がうろついていたりとミステリアスな伏線を色々と張ってきたが…中盤あたりで騒動の真犯人は判明してしまう。最終的には、真相にたどり着きつつある主人公と、真犯人(たち)との対決になっていくわけで…安っぽいアクションものになっていってしまうんですけどね。前半は何が起きるんだろうと、ちょっと期待させられた部分はある。素人の主人公が管理人に選ばれたのも、やっぱり犯人たちの計画の一部だったのかな?


監督:フレデリック・ステイナー
出演:ヒューベルト・ムルツァー ヨハン・ホルスト ドリス・シュレッツマイヤー ホルスト・コッテルバ


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