チェーン・リアクション(1996年) | 勝手に映画紹介!?

チェーン・リアクション(1996年)


 勝手に映画紹介!?-チェーン・リアクション 

WOWOWでエアチェックしておいた「チェーン・リアクション 」を鑑賞…「スピード」のヒットを受けて、キアヌ・リーブスがアクションでブイブイ言わせていた頃の作品。当時、劇場(または試写会)で見たかどうか忘れてしまったけど、LDでは購入して、今でも手元にソフトを持っている。ただ、DVDでは買い直さなかったので久しぶりの鑑賞となる…既にブルーレイも出ているので、見ようと思えば手軽にハイビジョン画質でも楽しめるのだが、ぶっちゃけ、そこまでして見る映画でもない。まぁ、WOWOWの放送録画でちょうどいいところだろう。

シカゴ大学のエンジニア、エディ・カサリビッチはバークレイ博士が率いるプロジェクト・チームの一員として、次世代エネルギー“ソノ・ルミネセンス”の開発に携わる。やがてエディの活躍で実験が成功するのだが、直後、何者かの襲撃に遭い、バークレイ博士が殺され、施設も大爆発を起こす。現場に居合わせたエディはなんとか爆発から逃れるものの…その後のFBIの捜査で、事件の容疑者として指名手配されてしまう!同じく、FBIに疑われている物理学者リリー・シンクレアと共に、逃亡しながら、真相を究明しようとするのだが…。

「スピード」での爽やか系アクションヒーローから一転して、無精髭のこ汚いオタク系科学者という役作りになっているのは、アクションだけではなく演技だってちゃんとできるんだぜっていうキアヌ流の拘りだったのだろうか?このキャラクターを好意的に受け止められるかどうかは、ファンのキアヌ愛の度合によって違ってくるだろう。リーダーの博士よりも、全然頭がいいんだけれども、陰謀に巻き込まれた後は、頭脳よりも肉体を駆使する方が多くなり、どんどん安っぽいキャラへとなっていく。アクションというよりは逃げ回ってるだけって感じだったし。

予告を見た時は…爆風を背に(今見るとバリバリCGなんだけどさ)、バイクで疾走するキアヌの姿が物凄くかっこよく映ったもんだが、一番の見せ場を前半で使い果たしてしまったって感じで、後半はネタギレ状態。一度や二度、見ただけじゃ名前が覚えられないヘンテコな次世代エネルギーの開発とか、ちょっと知的な出だしではあったものの、その辺の話は、途中からどうでもよくなってくる。とりあえず、キアヌが文武両道の天才キャラって事で、なんでもできちゃう。監督がアンドリュー・デイヴィスなんで、筋肉映画になるのは必然って感じだけど。

映画音楽の巨匠ジェリー・ゴールドスミスがスコアを担当してるので、90年代アクションとしての大作感はそれなりに感じられるか?ヒロイン役にレイチェル・ワイズ…その後の経歴を考えると、アクションやお色気シーンで、もうちょっと活躍してくれても良かったんじゃないかって思うけど、お飾り程度の役割でしかなかった。逃亡中とはいえ、入浴シーンが、服着たままだしな(笑)モーガン・フリーマンやブライアン・コックスなど、曲者なベテラン俳優陣が貫録十分に悪役を演じるも、中身のB級さまでは覆せず。とりあえず頭を使わないで見れる映画なのは確か。


監督:アンドリュー・デイビス
出演:キアヌ・リーヴス モーガン・フリーマン レイチェル・ワイズ フレッド・ウォード ツィ・マ


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