バッド・ティーチャー（２０１１年）
ＷＯＷＯＷでエアチェックしておいた「バッド・ティーチャー
中学教師のエリザベス・ハルシーは、仕事を辞めて結婚生活に専念しようとしていたのだが…婚約者に金目当ての付き合いであったことがバレててしまい破局。仕方なしに、教師に復職したエリザベスだったが、まともに授業を受け持つ気がない様子…。そんな時、代理教師でやって来たスコット・デラコートに一目惚れ！しかもスコットが大金持ちの御曹司であることがわかり、なんとか彼の気持ちを惹きつけようと…豊胸手術を思いつくのだが、資金がまったく足りなかった！職場で、なんとか資金調達ができないかとあの手、この手を考えるのだが…。
ラブコメの女王みたいな肩書を持つ人たちが…年齢を重ねて、どんどん女を捨てていく。一時期、サンドラ・ブロックやメグ・ライアンのコメディが下品で、節操がなくてどうしようもない時期があったが…とうとうキャメロン・ディアスまで同じ路線に？豊胸手術のシュミレーションにかこつけたアイコラヌードを皮切りに、ホットパンツでストリップまがいのカー洗車したり、卑猥な言葉も平気で連呼する。でも、必至さの中に…サンドラ・ブロックやメグ・ライアンにはなかった可愛さが残っているのがキャメロン・ディアスらしい奇跡である（笑）
もともとザーメンをヘアジェルにしたり、スパイダーマンのパンツをさらけ出して尻をフリフリしているようなことはやってきていたからな…15年前と変わらないスタンスに、感動すら覚える。ただね…その他の部分はどうなんでしょうか？校内でハッパをふかし、罪をなすりつけて恋のライバルも蹴落とす。さらに賞金目当てに犯罪行為を働き、生徒を体罰でしごくなんて…。日常に転がっている、昨今の教師の不祥事と大差がないので、素直に笑えないというか…。まだ、失敗を学び、それで心を入れ替えるならいいんだけれども…自我を貫きハッピーエンドでしょ。
年下の若い男にのぼせ上がり、他人の恋路を邪魔した挙句に…自分だけ、年相応、身分相応の相手を見つけちゃうとか…ほんと、むかつく女だったよね。つーか、単なるエロいおばちゃん教師で終わってしまった印象。たとえフィクションだとはいえ…アメリカの学校教育ってアバウトなんだなぁっていうのも改めて感じる。ちょっと前に放送されていたリメイクドラマはまったく見てないんだけれどもさ、原作コミックや、反町隆史版の昔のドラマとか…まだ「ＧＴＯ」の方が素直に笑って感動できたかなって感じ。これで爆笑できる人は、相当レベルが低い。
監督：ジェイク・カスダン
出演：キャメロン・ディアス ジャスティン・ティンバーレイク ジェイソン・シーゲル ルーシー・パンチ
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DVD バッド・ティーチャー
