ジャッキー・チェン/新・怒りの鉄拳(1976年) | 勝手に映画紹介!?

ジャッキー・チェン/新・怒りの鉄拳(1976年)


勝手に映画紹介!?-レッド・ドラゴン 新・怒りの鉄拳

WOWOWでエアチェックしておいた「ジャッキー・チェン/新・怒りの鉄拳」を鑑賞…ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」の正規続編ということで作られた作品だそうだけど、オイラは今まで見たことはなかった。ヒロインとしてノラ・ミャオがちゃんと出てきたり、アイテムとしてヌンチャクが出てきたりと、様々なところにブルース・リーの色が感じられる演出がされており、なかなか面白い。DVDリリース時のタイトルは「レッド・ドラゴン 新・怒りの鉄拳 」…この作品を見ると、「ドラゴン怒りの鉄拳」も一緒に見たくなるねぇ~。

日本の支配下にある台湾にやって来たミウ・ライイーは、大切にしていたヌン・チャクを、地元の泥棒ロンに盗まれてしまった!一方、そのロンは…地元で幅を利かせている大陽門への誘いを断った事から、袋叩きにあい、大怪我を負ってしまう。そこに、偶然通りかかったミウに助けられ、介抱される。ミウからも武術を志さないかと誘われるロンだったが、やはり自分には修行は不向きだと断ってしまう。やがて日本人の岡村父娘率いる大和門の横暴な振る舞いを目にしたロンは、ミウが亡き祖父の跡を継いで始めた精武門への入門を決意するのだが…。

コソ泥のジャッキーが盗んだ箱の中から、ブルース・リーが使ってたヌンチャクが出てくる…っていうのがいいね。敵対する武館に囲まれちゃったジャッキーが、“瓢箪から駒”で入手したそのヌンチャクを使って、バンバンと敵をやっつけるのかと思いきや…扱いがもの凄いヘタクソで、全然、起死回生の一手にならないっていうのが、なんとも愉快。道具だけ同じでも、使う人間が違ったら駄目、それだけブルース・リーが偉大だったんだという、ジャッキーやスタッフの敬意の現われなんでしょうね。

「ドラゴン怒りの鉄拳」とか、最近ではドニー・イェンの「イップマン」と同様に、日本人が極悪人として描かれてる…歴史的な背景とか色々とあるから、まぁ、日本人としては複雑な部分ではあるけど、本当に岡村父娘の傍若無人さは、見ててむかつくよね。特に、あの娘のふてぶてしい面構え…偉そうなこと言ってるけど、影でこそこそ汚い手を使うし、普通にジャッキーを応援したくなる。戦いが終わったぜ、って…思ったところに、前作を踏襲したような衝撃エンディング。途中から、普通にジャッキー映画だと思って見てしまったので、ちょっとばかり油断したよ。

ちなみにAmazonではDVDが現在614円で売られています…安っ!WOWOWでは11月2日と12月3日にリピート放送あり。放送はハイビジョン放送だけど、画面は正直、そんなに綺麗じゃなかったです。今回のジャッキー・チェン特集で放送した、この手のマニアックな部類に入るジャッキー映画(初期作品)は、元々の画質がイマイチなものが多かったので、一応HGモードで録画はしたんだけれども、BD-Rに焼く時は、HXモードとかHLモードを多用して画質を落とし、一枚に5作品くらいまとめて焼いてしまったよ。ディスクの節約になって良かった!


監督:ロー・ウェイ
出演:ジャッキー・チェン ノラ・ミャオ ハン・インチェ チェン・シン


【DVDソフトの購入】
DVD レッド・ドラゴン 新・怒りの鉄拳
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