機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち(2005年) | 勝手に映画紹介!?

機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち(2005年)

Zガンダム2


【鑑賞日:2005年10月31日】

先週末から公開が始まっている、劇場版Zガンダムの第2部 …「機動戦士Zガンダム A New Translation 恋人たち」を鑑賞してきた。前作は、新宿で見たのだが…今回は海老名のTOHOシネマまで出かけて鑑賞してきた。平日の9時15分から始まる初回上映だったので、全然混んではいなかったし、一番座席数が多くて、でっかいスクリーンで上映してくれたので、ラッキーでした!また1日のファーストデイで見ようかとも思ったんだけど、前回はものすごい混在だったので、普通の日に行った方がいいと思って、わざわざローソンで前売り券を買っておいて良かったっす。

エゥーゴのジャブロー制圧作戦に参加したため、地球に下りていたカミーユ・ビダンは、一年戦争時代のエースパイロット・アムロ・レイと出会う。それと同時に、身近にいたクワトロ・バジーナ大尉の正体が、かつてアムロのライバルだったシャア・アズナブルだということにも気付く。シャアは一足先に宇宙へ帰還したのだが…帰りそびれてしまったカミーユは、アムロやハヤト・コバヤシといったエゥーゴの支援組織カラバのメンバーたちと行動を共にする。敵の追撃をかわしながら、なんとかニューホンコンまでたどり着くのだが…。

「ロード・オブ・ザ・リング」と一緒ですね、第1部で説明的な部分は、とりあえず描いているので…のっけから新作カット中心の、迫力のある戦闘シーンのオンパレードで観客を惹きつける。冒頭からGacktだった前作からはうってかわって、三枝成彰の壮大な音楽で幕をあけるのも印象的。これは凄いテンションだと思っていたら、前作とは逆に…後半でやや展開がもたつく。映画単体での盛り上がりとしては、第1部の「星を継ぐ者」が良かったと思います。

まぁ、予想通りのところで、第2部は終了となったわけだけど…最後に出てきたあのモビルスーツだけは、非常にインパクトありましたです。今回もエンドロール後に予告編がありますので、最後まで見ましょう。

新訳の副題までついているこの劇場版…新作カットは増えているが、まだまだ総集編映画の域を脱していないです。確かに、カミーユはあまり根暗じゃないし、むっつりスケベだったTV版に比べ…ストレートにただのスケベ兄ちゃんになっているといった感じでキャラの雰囲気は変わっていますけどね(カミーユだけじゃなくて、他の男性キャラもただのスケベなオッサンになっているし)。ZZに続かない、これだけで物語が完結する明るい結末が、第3部には用意されていると噂されているが…全部見終わった時こそ、本当にA New Translationの意味が感じられるのではないだろうか?その予兆らしきものは、すこーしだけ感じられる。

公開前から、批判されていた声優の変更騒動…確かに、これは酷すぎる。前作でもファ・ユイリやハヤトの声が変わっていたのをはじめ、細かいキャストもかなり変更になっていたわけだけど、危惧していたほど違和感を感じなかったというのが正直な気持ち。ハヤトがシロー・アマダの声なのはビックリしたけど、プロのベテラン声優さんだからそんなにハズレでもなかった。ファに関しては、意外とオリジナルの声に似ていて、納得してしまったくらいだ。

しかし、今回の最重要キャラである、フォウ・ムラサメとサラ・ザビアロフに関しては…批判通りですよ。フォウ・ムラサメのゆかなは、登場してから第一声を発した瞬間など、なかなか雰囲気が出ていて「おお、いいじゃん!」なんて思いもあったのですが…長ゼリフを喋るとやはりニュアンスが違って、イメージがまったく違う。ところどころ、オリジナルのフォウに似た声を聴かせてくれるのが、かえってダメな部分を引き立ててしまったかな。決して声優として下手ではないが、イメージの問題だろう。TVシリーズに思い入れがある人ほど、やはりこれは許せないかな?

そのかわりといってはなんだが…シリーズの名場面中の名場面である、カミーユとフォウがブチュ~ってやるあたりの画は、ほとんど新作画ではなく、オリジナルの作画を使っていたのは好感が持てた。

サラ・ザビアロフの池脇千鶴に関しては、はじめからもの凄く拒絶反応を自分はしめしてしまいましたねぇ~。まるっきりヘタクソ。声優として上手ければ、声の変更も許せるのだが…これでは劇場版「機動戦士ガンダム」のアムロ母、倍賞千恵子と同じミス(音声リニューアル版ではメーテルでお馴染み池田昌子の変更されていた)をやらかしているではないか!セリフの言い回しとか、物凄くわざとらしいんだなぁ。よく、あんなんでトミノ御大がOKだしましたよね?やっぱり女優としてのネームバリューっすか?

他にもいっぱい、声が変わっているんだけど、池脇千鶴ほど酷いのはいなかったですね。せっかく榊原良子さんがハマーン・カーンでクレジットされているんですからジェリドの相棒、マウァーもオリジナルと同じ榊原さんの二役でお願いしたかったが…まぁ、そんなに酷い声じゃなかったね。少し気になったのがシンタとクムかな?TVシリーズだと坂本千夏、荘真由美コンビだったんだけどね…知らない人に変わってました。細かいこと言い出したら、キリがないね…ウォンさんも微妙に変だったし。声優に関する愚痴はこの変でやめましょう。

あと、なんだよ…TOHOシネマのふざけたリピータープレゼント!5回見た人に、抽選で15名にプレスシートがあたるんだとさ。5回も見れるかよ!それで、プレスシートをたった15名ってないんじゃないの?第3部の公開が3月4日だていうから…またDVDの発売日は3月3日か、バンダイビジュアルさん?オイラは、あとはDVDでいいっす(結局、DVD出たら買うのかよ?)


監督:富野由悠季
出演:飛田展男 池田秀一 古谷徹 鈴置洋孝 川村万梨阿 ゆかな 井上和彦 岡本麻弥 小杉十郎太

【1作目は見ておかないといけませんよ】
DVD 機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-




【関連グッズの購入】

DVD 機動戦士Zガンダム Part I ― メモリアルボックス版
DVD 機動戦士Zガンダム Part II ― メモリアルボックス版
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