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2017年09月30日

スイス・コネクション 狙われたブラック・マネー(1975年)

テーマ:洋画
スイス・コネクション 狙われたブラック・マネー

近所のブックオフで格安(500円以下コーナー)で見つけた中古DVD「スイス・コネクション 狙われたブラック・マネー」…なんと、Amazonのマケプレで7000円以上の値段がついてる!こういう買い物をした時って、なんだか“宝くじにでも当たった”ような気分だよな(笑)まぁ、素人が付けてるマケプレの金額設定なんか当てにならないので、本当にそこまでの価値があるのかは不明だけど。ちなみに定価は780円(笑)カルトDVD専門のWHDジャパンが製作を担当し、有限会社フォワードで販売しているB級映画なんで…ソフトの質もVHS並、ノイズ入りの粗悪画質。

秘匿性の高いことで知られるスイスの銀行…匿名口座の情報は厳重に管理され、国家権力でも預金者を把握できない。ある日、ハーテル銀行の頭取宛に脅迫状が届く。そこには“匿名口座の情報を保持したければ、1千万フラン払え”と書かれていた。その脅迫状は一部の顧客のもとにも届いており、次々にクレームが持ち込まれる。頭取は元米国司法省の保安コンサルタント、デヴィット・クリストファーに連絡を取り調査を依頼することに。しかし、調査開始早々に…預金者の1人ヘイズが何者かに殺され、犯人はその罪をクリストファーに被せようとする。

犯罪映画などでたびたび登場するスイス銀行…犯罪者が資産を隠したりするのに使うことで有名だが、その秘匿性を利用して繰り広げられる、陰謀、犯罪ドラマである。今見ると、いかにも70年代な地味なアクション作品といった印象だが…スイスの大自然をバックに、無駄に空撮とかしてると…意外とゴージャスに見える。出てきたと思ったら直ぐに殺された「燃えよドラゴン」のローパー役ジョン・サクソンが…街中で襲撃されるあたりは銃撃戦やカースタントを繰り広げてなかなかの迫力。中盤、駅構内の銃撃戦から、列車に飛び乗る追跡劇あたりも同様。

事件を調べる主人公デビッド・ジャンセンが“殺人の濡れ衣を着させられそうになったり”するサスペンス要素もあって…もしかして「逃亡者」(ハリソン・フォードのじゃないオリジナルの方)のオマージュなのかなとも勘繰りたくなる。幸い、直ぐに容疑は晴れまして…それどころか、地元警察の警部さんとも協力関係を結ぶようになるんですけどね。途中、銀行関係者の中に“容疑者”が見つかり、やっぱり古今東西、いつの時代も“情報漏洩”は関係者、内部の者の犯行かななんて思うんだけど…これはフェイクというかミスディレクションでして、真犯人は別にいる。

仕方なく“脅迫に屈した”銀行側は…身代金(運びやすいようにダイヤの原石)の支払いに応じ…ジャンセンとその他脅迫されている人物たちが、受け渡しの取引現場に向かうんだけど、そこで遂に真犯人が判明する。っていうか、脅迫されてる奴が一緒に行動する時点でなんだか怪しい。結局、スイス銀行なんて利用してる“脛に傷持つ奴ら”は…どいつもこいつも同じことを考える。お前が犯人か!って思ったら、どんどん便乗して“身代金”を奪おうとする奴も出てきて…女はやっぱりしたたかだ。最後は雪山で1人立ち尽くすジャンセンを捉えた俯瞰カットで終了。


監督:ジャック・アーノルド
出演:デビッド・ジャンセン レイ・ミランド センタ・バーガー ジョン・アイアランド エルケ・ソマー ジョン・サクソン


【DVDソフトの購入】
DVD スイス・コネクション 狙われたブラック・マネー





YouTubeに予告がありました









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2017年09月29日

ブレードランナー ブラックアウト 2022(2017年)

テーマ:アニメ(TV・WEB・OVA)

遅ればせながら、先日ネットで解禁になった「ブレードランナー 2049」のプロモーション用短編アニメ「ブレードランナー ブラックアウト 2022」を視聴。アメリカでの実写化も決定した「カウボーイビバップ」の“漢字の方の”ナベシン、渡辺信一郎が監督、脚本を務め、キャラクターデザイン、作画監督に「新機動戦記ガンダムW」(他にも多くのガンダム作品に携わっている)の村瀬修功、劇中のスピナーデザインに「APPLESEED」の荒牧伸志という布陣。原画スタッフの中にも沖浦啓之、田中達之、磯光雄などアニメファンにお馴染みのクリエーターの名前が多数!

2022年5月、ロサンゼルス…レプリカント・ネクサス6型は4年の寿命を終えて絶滅、タイレル者はより寿命が長いネクサス8型の製造を開始、そして、各地で人間至上主義運動が勃発した。登録データからレプリカントとみなされた者たちが相次いで殺される事件が発生。ネクサス8型のトリクシーも寸前で犠牲になるところを、脱走した元軍人のネクサス8型イギーに助けられる。その後、イギーと共に行動するようになったトリクシーは…イギーたちが進めていたある計画に加わることに。それは核ミサイルの電磁パルスを利用して、磁気データを破壊することだった!

普段からアメコミっぽい作風の作品も多く、過去にも「アニマトリックス」でハリウッド映画とのコラボ、スピンオフを手掛けているだけあり、監督に渡辺信一郎という人選はかなり的確なのかなと。ナベシン監督といえば…音楽チョイスのセンスの良さ、映像とのシンクロ率の高さなんかも持ち味の一つだと思うけど、本作でもそのあたりは遺憾なく発揮されていた印象。エンディングの洋楽ボーカル曲も雰囲気があってカッコイイ。ローレン・デイグルという女性歌手の“Almost Human”という曲らしいんだけど…気怠げな歌い出しから、徐々に増していく力強さが魅力的。

映像の方は…オリジナルの「ブレードランナー」のオマージュ的なシーンも多く、特に近未来の風景は“ブレラン”の世界観をよく描けている。冒頭、“LOSANGELES MAY,2022”というテロップをバックに映し出されるタイレル社の外観を見て、初めて“ブレラン”に接したときの感動が蘇るようであった。一瞬、実写の特撮映像をそのまま持ってきたのかななんて思ってもしまう。メインキャラが登場以降はジャパニメーションらしい美麗で凝った作画を楽しめるが…暴動シーンやイギーの過去シーンに登場する手描きを強調した荒々しい描写も躍動感あっていい。

ストーリーは、レプリカントが、核爆弾の誤発射による電磁パルスを利用して、“自分たちのデータ登録”をもろとも地上にある“磁気データ”を抹消しようと企むというもので、それがオリジナルの「ブレードランナー」と今度の新作「ブレードランナー2049」を繋ぐ大きな出来事の一つになっているとのこと。“ブレラン”に登場したある重要キャラも登場し、デッカードの名前を語るシーンがある。後半部分、女性型レプリカントのトリクシーが銃で撃たれて吹っ飛ばされるシーンを見て…シュチエーションこそ異なるものの、ブラスターの餌食になったゾーラの姿が頭をよぎる。

SFの世界ではあるんだけど…北朝鮮のミサイル発射に怯える日本人としてはかなりタイムリー。実際に北の核攻撃に伴う電磁パルスの問題は指摘されていて、脅威になっているしな…そういえばカーペンターの「エスケープ・フロム・L.A.」でも、最後は“真っ暗”になっちゃったのを思い出す。声優さんは知らない人が多かった…トリクシー役は青葉市子となっており、同一人物かは定かじゃないが、ネット情報だと本業はシンガーソングライターとのこと。やっぱり音楽に拘るナベシン監督の影響か?イギー役の松田健一郎は「攻殻機動隊 ARISE」の方のバトーだ。


監督:渡辺信一郎
出演:松田健一郎 青葉市子 古川慎 佳月大人 楠見尚己 丸山壮史 吉田丈一郎 福西勝也 高橋伸也


★過去に投稿したブレランの感想(2種類)を抜粋、手直して再掲載★



↑最近は異なるバージョンを1枚のディスクで楽しめるのね

ブレードランナー(1982年)→過去の感想はこちら

ブレードランナー ファイナル・カット(1982年)→過去の感想はこちら

21世紀のはじめ、アメリカのタイレル社はネクサス型ロボットを開発、レプリカントと呼ばれた。特にネクサス6型レプリカントは開発者に匹敵するほどの知能を持ち、非常に優れていた。それらは主に地球外での活動に従事ていたのだが、ある時反乱を起こして人間の敵に回った。地球に戻った彼らを処分するために…ブレードランナー、特捜班が組織された。2019年11月…デッカードは特捜班の元上司ブライアンに呼び出され、地球に侵入したレプリカントを見つけ出すよう命令される。デッカードはまずレプリカントの製造元タイレル社に赴くことにするが…。

ハリソン・フォードのやる気のなさそうなナレーションが入っている劇場公開版または完全版、新解釈のできる最終版と人それぞれ好みもあるでしょうね?自分はどっちが好きなのかなぁ?初めて見たのは確か、完全版のはず。その後、最終版を見たので…残虐シーンがカットされていて、ちょっと物足りなさは感じたっけなぁ。この映画に関しては、自分よりももっとマニアックに研究している人が、世の中にはたくさんいらっしゃいますので…今さら語ることもないかなって思います。なんで、今回はオイラの思い出話を中心にチラホラと語っていこうかなと…。

初めて、この作品と出合ったのは高校一年生の頃だったかな?その時の担任教師が、けっこう映画オタクで、自分と話が合ったんだよね。その担任に、映画が好きなのに、“ブレラン”を知らないなんてもぐりだと言われ、無理矢理VHS(それが完全版だった)のビデオを渡されて見たのがはじめて…。一度目ではさすがに面白さを感じるまでには至らなかったけど、ビジュアルの凄さには感動した。当時からSF漫画やアニメなんかがけっこう好きだったので、日本のアニメなんかは結構、ブレランの影響を受けているんだなぁっていうのを悟ったもんだ。

その頃は、麻宮騎亜の「サイレントメビウス」とか、ゲームの「スナッチャー」にハマっている時期で、ソックリじゃんって。で、そうこうしているうちに最終版っていうのが完成して話題になったのだが、そこで初めて自分で“ブレラン”のLDを買って…以来、何度も繰り返し見るようになった。最初はビジュアルから入っていったのだが、大人になった今では、ハリソンのハードボイルド臭が滲み出た、男の美学に惹かれている。気分によっちゃ、レプリカントたちに感情移入…レプリカント視点に置き換えた人間の死生観、老いへの恐怖、生への執着なんかが奥深い。

繰り返し見る度に、映画の深さを実感できるのが、この映画。微妙なセリフやカットの違いで、印象もガラリと変わる。「マクロスF」のブルーレイ目当てにプレステ3を購入した2008年に…Amazonの“Blu-ray Disc どれでも3枚で8,990円!”というキャンペーンを利用して「ブレードランナー ファイナル・カット」のブルーレイも購入…DVDは持ってなくて、2バージョン所持していたLDからの買い替えだった。今じゃ、ソフトが1500円以下で買えるのが当たり前(しかも、最初に書いた通り、バージョン違いも容易に入手可能)だけど、当時はこれでもかなり割安だった。

DVDで見てないので、とにかく格段に向上した画質の鮮明さに、とにかく驚かされた…真黒な画面に白抜き文字のタイトルクレジット後に、パーーっと画面に広がった煌びやかな未来都市の美しさに、初めて映画に接した時の鮮烈な記憶が一瞬にしてよみがえってくる。ただ、クリアーになり過ぎたのが良いのか、悪いのか…模型っぽさや背景の書き割り感を如実に感じてしまう部分も。まぁ、あの書き割りっぽくみえるのが、かえって“ブレラン”に影響を受けた、士郎正宗や麻宮騎亜のコミックやアニメを見ているような不思議な気分にさせられたけどね。

サラウンドは…ドルビーサラウンドのLDと違って(笑)、HDオーディオに対応していないオイラの旧型アンプでも、しっかりと5.1chサラウンドの恩恵が感じられ、ヴァンゲリスの音楽なのか、それとも映画のSEなのか…その曖昧な感じの音に、包まれているような心地よさが味わえ…すっかり自分の部屋が、いかがわしい近未来都市やデッカードの部屋に早変わり。アンプ変えたら、もっと凄くなるかな? ※それから9年経って、いまだにアンプの買い替えは実現してないが、その間にアナログマルチチャンネル出力できるBDプレーヤーにはなりました。





布教のためYouTubeの予告動画を貼っておく



ついでにチラシも貼っておく!

ブレードランナー 2049 チラシ






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2017年09月29日

九龍猟奇殺人事件(2015年)

テーマ:アジア映画
PORT OF CALL (2015) (DIRECTOR'S CUT)

劇場未公開の作品をソフトリリース前に放送するWOWOWのジャパンプレミアにてエアチェックしておいた「九龍猟奇殺人事件(原題:踏血尋梅/英題:PORT OF CALL)」を鑑賞…実際に起きた猟奇殺人を題材にした香港のサスペンス映画。主演は“極限探偵”シリーズや、最近では「コールド・ウォー 香港警察」2作品で主役を務めていたアーロン・クォック。撮影監督にウォン・カーウァイ作品でお馴染みのクリストファー・ドイルなども参加しており、香港映画好きなら“食指が動く”に違いない。ジャケ画像とタイトルのリンク先はAmazonで見つけた海外盤BD。

2010年、香港…アパートの一室で大量の血痕が見つかり…行方不明の少女が殺され、どこかに遺体を遺棄された可能性が浮上。事件発覚直後に犯人のティンは警察に自首…容疑を認め、遺体を遺棄した場所なども素直に供述するのだが、担当する刑事のチョンは何かが引っかかるようだ。やがて被害者の少女ワン・ジェイメイの意外な素顔が明らかに…。彼女は1年前に広東省の東莞市から家族と引っ越してきたばかりだったが、直ぐに学校も辞めてしまい、モデル事務所で雑用の仕事をしながら、売春を行っていた。いったい彼女に何があったのか?

犯人はすぐに自首してくるので、特に“犯人当て、犯人捜し”をするような内容ではなく…被害者少女が殺害される原因、そして犯人が殺害に至った動機を探るのがメインとなる。被害者少女は中国から香港に移ってきたばかり…家庭もそんなに裕福ではなく、周囲からもちょっぴり浮いた存在であり、学校も辞めてしまう。そんな彼女にも“モデルになりたい”という夢があり…オーディションなんかを受けるんだけど、現実はそんなに甘くなく、モデル事務所の下働きがせいぜい。しかも給料は安い。仕方がないので、売春に手を染め…そこから先はズルズル。

その売春なんかも…最初こそ仕事と割り切っていたんだけど、そのうちに“孤独感を埋める”ために、自分が気に入った相手に“客以上の関係”を求めてしまったり…そしてさらに“傷つく”と。どうやら、そのあたりの事情も事件の背後にあるのではないか?と…刑事がやたらと拘って調べ始める。アーロン・クォック扮するこの刑事も、普段はボケっとして、まったくオーラがない…「コールド・ウォー 香港警察」の副長官(2作目では長官に!)とは対照的なんだけど、実は事件にのめり込むタイプで…その結果、結婚生活が破綻してしまった過去がある。

職場の上司なんかからも…ほどほどにやりなさいみたいなことをしょっちゅう言われてる。この女上司との会話のやり取りもなんだか微妙でして、訳ありっぽい感じ。案の定、話が進んでいくと…やっぱりそうだったかって“確信できる”会話なんかも出てくるんだけど…そういう“説明的”じゃないスタイルが全編を通したトーンでもある。被害者の殺害後、刑事が事件を調べる現在と、生前の被害者を描いた過去と時間軸がいったりきたり錯綜するので、若干、話の分かりづらさもあるんだけど…そのおかげで、ミステリアスな雰囲気づくりに一役買っているのは確か。

被害者を演じる女優の女の子はなかなか可愛らしく(でも、劇中ではモデルにはなれない)魅力的なんだけれども…なんとこの女の子が“ちゃんと脱いで”激しい濡れ場も演じているので、オジサン的にはドキドキ…ご馳走様って感じなんだけど、そんな“夢見心地”なシーンから、一転して…殺害シーンにいたっては、かなり生々しい、グロテスク描写で目を背けたくなる。犯人は“豚の解体”を参考にして死体をバラバラにしたと供述しており、顔の皮をはいだり、内臓を取り出したりやりたい放題…ただ、なぜそこまでしたのかという“理由”があるわけですが。

死体の解体シーンは、裁判での供述と並行して描かれていたんだけど…それこそ、自分が“裁判員裁判”に立ち会っているかのような錯覚に陥ってしまった。よく、証拠写真や再現映像を見て“トラウマになった裁判員”がいるって話を耳にするが…実際は映画どころではなく、もっと“エグい”のかもしれませんね…。香港映画らしい“ドンパチアクション”はほとんどなく…事件関係者のチンピラと追いかけっこするくらいなんで、エンターテイメント性は低く、想像していたタイプの作品とちょっと違ったが、映画らしい“重厚”さは味わえて、見応えがあった。


監督:フィリップ・ユン
出演:アーロン・クォック ジェシー・リー エイレン・チン パトリック・タム マイケル・ニン タイ・ボー


【Blu-rayソフト(海外盤)の購入】
Blu-ray PORT OF CALL (2015) (DIRECTOR'S CUT) ※日本語収録なし!




【-10月2日追記-12月に日本版リリース決定】
DVD 九龍猟奇殺人事件







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2017年09月28日

われらが背きし者(2016年)

テーマ:洋画
われらが背きし者

WOWOWでエアチェックしておいた「われらが背きし者」を鑑賞…「ロシア・ハウス」「裏切りのサーカス」など過去にも映像化された作品が多数あるジョン・ル・カレの同名スパイ小説の映像化。ユアン・マクレガー扮する大学教授の主人公が、ロシアンマフィアの亡命にまつわる危険な取引に巻き込まれていく。ユアンと一緒に“騒動”に関わってしまう美人妻を「007/スカイフォール」以降にレギュラー出演中(万が一、見てない人のために役名を書けないのがつらいところだ)のナオミ・ハリスが演じているというのが…ボンドフリーク的には外せないポイントだよね。

モロッコで休暇中のイギリス人大学教授ペリー…妻ゲイルも同行しているのだが、最近は関係がギクシャクしていた。ペリーがレストランで1人の時に、近くにいたロシア人のディマという男が声をかけてきて意気投合…一緒に飲みに出かけることに。それがきっかけで、家族ぐるみでディマと付き合うようになるのだが…実はディマはマフィアだった。組織内の勢力争いで身に危険が及んだディマは資金洗浄の情報を手土産にイギリスへ亡命しようと考え、その橋渡しをペリーに頼もうとしていたのだ!帰国したペリーは仕方がなくMI6と接触をはかるが…。

それこそ“007”と同じMI-6なんて組織も出てくるんだけど、そこはジョン・ル・カレの作品だけあって地味な展開。それでもジワジワと面白さが出てきて、場面によってはハラハラドキドキ…最後までダレることなく見れる。さすがに、主人公が“お人好しすぎないか?”というツッコミ要素もあるんだけど…普段から正義感の強い大学教授(でも、嫁曰く教え子と浮気はしたらしい)という設定のおかげでカバー。ついでに嫁さんの方も、“人助け”が仕事の弁護士だったりして…見ている側にうまくその“お人好しキャラ”を印象付け、自然と納得させてしまうんだよね。

最初は浮気が原因で“H”もさせてくれない嫁…そういう関係を修復しようという目的の旅行だったのに、“マフィアを助ける”なんて余計なトラブルまで背負いこんじゃった旦那に…プンスカ怒りまくりだったりもするんだけど、マフィアのオッサンも、そして取引相手であるMI-6もなかなか狡猾でして…“お前らが助けてくれないと、子供が犠牲になるんだ”っていう…痛いところを突いてきよるんですよ。だからまぁ、渋々と関わり合いを持つわけなんだけど…スパイの真似事をしてるうちに、周りが窮地に陥ると、性格上“俺がやりますよ”って言い出してしまうと。

かくして似たもの夫婦だった2人は…最後まで取引に関わり、そしてマフィア一家やMI6のスパイたちと絆を深め、ついでに夫婦関係も修復して、“めでたしめでたし”って…そう簡単にはいかないんだよ、敵はかなり手強い!マフィアのおっさんが、主人公に近づき、信用させるために使った“ある特技”が…しっかりと伏線になり、それこそスパイ映画らしい“重要な部分”で活きてくるのが良かったですよね。ただの“お人好し”だったユアン・マクレガーもいくつもの修羅場を経験し…最後には銃を手に取り、嫁や仲間のピンチに果敢に立ち向かうまでに成長する。

ユアン・マクレガーも最後の方はちょっぴりカッコ良かったけど…やっぱ嫁のナオミ・ハリスの方をオイラは贔屓する。スパイやマフィア相手にも動じない凛々しさ(でも子供には優しい)が素敵です。MI-6の作戦を仕切ってる眼鏡くん、どこかで見たことあるなぁって思ったら海外ドラマ「HOMELAND/ホームランド」のダミアン・ルイス…雰囲気がだいぶ違うので、ビックリ。亡命を画策したマフィア役のステラン・スカルスガルドは「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」を彷彿とさせる、またも堂々のフルチン演技(もちろんボカシ入り)!やっぱ大物は違いますなぁ~(笑)


監督:スザンナ・ホワイト
出演:ユアン・マクレガー ステラン・スカルスガルド ダミアン・ルイス ナオミ・ハリス ジェレミー・ノーザム


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DVD われらが背きし者







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2017年09月27日

大丈夫2(2006年)

テーマ:アジア映画
Men Suddenly in Black, Vol. 2

Rakuten TVの“無料シネマシアター”、先着50名のオンライン試写会にて「大丈夫2(英題:Men Suddenly In Black 2)」を鑑賞…先月、同じオンライン試写会で鑑賞済み、香港ノワール風な演出で展開される、男たちが嫁さんを騙して浮気に走るお馬鹿コメディ「大丈夫」の続編となる。前作は香港の鬼才と呼ばれていたパン・ホーチョンが監督を務めていたが、本作は別の監督に変更。エリック・ツァン、ジョーダン・チャンなどメインキャストは再登板しているも、目立つところではチャップマン・トーがいなくなっていて、それに伴いキャストやキャラ設定の変更もある。

相変わらず、妻に内緒で浮気三昧のティンとその仲間たち…その日も、みんなで集まって、“浮気の誤魔化し方”を相談中…“ホテルに備え付けのボディシャンプーは使っちゃいけない”“アリバイづくりに麻雀を利用しろ”などなど。後日、皆は妻同伴で知人宅のパーティーに参加…そこでも妻に内緒で“くだらない下ネタ談義”で盛り上がっていた。一方の妻たちは…そんな夫たちの“浮気癖”をすっかり見抜いており、懲らしめるために自分たちも浮気をしてみないかと提案する。すっかりその気になった妻たちはAVなどを使って研究、浮気の準備を始める…。

前作では妻たちの目をかいくぐって“なんとしても浮気をしよう”とする旦那たちが右往左往する様子がノワール風演出と、映画パロディ満載で描かれていたが…本作ではすっかり立場が逆転、嫁さん連中が浮気に走り、それをオドオドしながら旦那連中が監視する内容になっていた。夫婦生活のマンネリをテーマに描く作品だが、作品の内容は“マンネリ化”してないところはさすがだね(笑)ただ、男だと笑って見れた部分も…ヨガを始めるのは“アソコの締まりをよくするため”など女優陣の下ネタになると“お下品度”が増して、ちょっと引き気味になるよね。

あるキャラクターの嫁さんがキッチンで映像を見ながら一心不乱にニンジンの皮をむいており、何の料理を作ってるのかなと思いきや…剥き終わったニンジンが“アレの形”になってまして、“ひとりエッチ”用の道具を作っていたというオチ…ストレートすぎる。ちなみに指南ビデオの中では“ダイコンがお薦め”だと…。男性客よりも「セックス・アンド・ザ・シティ」あたりの海外ドラマにハマった女性の方が…かえって共感できる内容なのかもしれない。世界各地の女性が浮気について語るシーンがあるのだが、なぜか日本人は深田恭子…という名のまったくの別人。

お馬鹿な内容ながら、何気にミステリーっぽい要素もあった1作目は、まるで「ハングオーバー!」のようだと感心したんだけど…この2作目はそこまでの驚きはなかったか。ただし、1作目で描かれた“オチ”を踏まえての…嫁さん連中の行動であり、ギクシャクしていた夫婦仲が、いつの間にか元鞘におさまっていくのは意外と感動的。しかし“妻たちの浮気騒動”で一見、懲りたかのように見えた旦那連中だったが、最後の行動で笑わせる…“馬鹿は死んでも治らない”というが男の浮気癖も同じだ。劇中にあった“夫婦は一生騙しあい”というセリフが奥深い。


監督:チュン・シューカイ
出演:エリック・ツァン テレサ・モウ ジョーダン・チャン ジョシー・ホー チャン・タツミン ウォン・ユーナン


【Amazonで見つけた海外盤DVDです】
DVD Men Suddenly in Black, Vol. 2 ※日本語なし




まだ間に合うかも? Rakuten TV 試写会はこちら https://tv.rakuten.co.jp/content/230081/




YouTubeに予告がありました









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2017年09月27日

Amazonに予約中の9月21日発売DVDが一向に入荷しない、発送されないので愚痴ってみる…

テーマ:その他、雑文…
Amazonに予約中の9月21日発売DVDが一向に入荷しない、発送されないので愚痴ってみる…

旧作映画、B級映画が再々販で安くなる廉価版、いわゆるワンコインDVD(消費税が入るので、実際はワンコンいじゃないんだけど)をコレクションするのがひそかな楽しみだったりする…ここ1年ちょっとの間でも同じメーカーから出ている「エア・アメリカ」「クラッシュ・ダイブ」「クラッシュ・ダイブⅡ」「ファイターズ・ブルース」「スティール シャークス」なんて作品を購入してきた。そして今月の21日にミッキー・ロークの「デッド オア アライブ 監獄の街」とウェズリー・スナイプスの「デス・ゲーム2025」が同時リリースされるということなので、予約をしておいたんだけど…。

もともと、この手のソフトの入荷本数って極端に少ないんですよ…在庫さえあれば、発売日当日に“お急ぎ便”を使って注文した方が早く手元に届くんだけど、それだと“売り切れ”になってしまう場合があるので、あらかじめ予約した方が確実性が増す。ただ、今までの予約した時の経験だと“お急ぎ便”が選択できなくて…どうしても発売日の発送、翌日以降の配達になっていた。でも買えないよりはいいだろうと…“発売当日入手”を犠牲にして、予約するようにしている。だから今回もリリース情報を頻繁にチェックし、Amazonに登録された日に即予約を入れた。

それが9月14日のことだった…発売元メーカーの新作情報コーナーも最近は更新されなくなってしまい、どのタイトルが次に廉価版、ワンコインでリリースされるかAmazonの商品ページに登録されるまでわからないんだけど、このレーベルの固定型番である“LBXS-”で検索をかけ“発売日”で並べ替えると…一番新しい商品が簡単にヒットする。これを毎日欠かさず繰り返してると、だいたいリリース日の1週間くらい前になると、その月の発売ソフトが登録されている(他のメジャータイトルと扱いが違う)…で、商品検索ができるようになった日に予約を入れた。

一番最初に提示した過去入手ソフトは、だいたいこの方法で確実に購入してきた…だから今回も大丈夫だろうと思ってたんだけど、発売日を過ぎても“一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。”のメッセージが続き、一向に入荷する気配、発送する気配がない。当初は“24日までにお届け予定”と表示されていたのだが、24日を過ぎると“注文確定後、入荷時期が確定次第、お届け予定日をEメールでお知らせします。”のメッセージが追加され、同様の案内がEメールでも届く。そして、最悪の場合、“入荷の見込みがないと勝手にキャンセル”もされるらしい。


↓散々ほっぽった挙句に、こんな感じのメールが届く↓
Amazon.co.jpへのご注文について


ついでに…早く見たいという渇望を抑えるため、YouTubeで予告を物色




いったい発売日に何本のソフトが入荷したのであろうか?そもそも、入荷本数を確保できないのであれば…発売日前でも予約の受付を中止しろよ!そして売り切れるほど人気があるなら、ちゃんと在庫を確保しろ。Amazonのシステムって、相変わらずアバウトすぎるよなぁ。ってか、本当に“今後の入荷見込み”があるのかどうかも不明だし…一応、マケプレ業者の出品はあるけど、楽天など他のショッピングサイトでは“昔の正規金額版”しか見つからないし…実際にリリースされているかどうかも怪しいもんだ。いまだにジャケ写真も掲載されてないし。

マケプレ業者に注文すると送料が発生するので論外…いや、初期の正規価格版や、1度目の廉価再販版なんかだと、下手すりゃ今回の“ワンコイン版”よりも中古価格が安くなっていたりして、もしかしたらAmazonに“ワンコイン版”を注文した場合と同じくらいの金額で入手することも可能なんだけどさ…ここは意地でも入荷を待ち続けてやろうかと。いつになったら、入荷、発送されるのだろう?オイラの愚痴だけで終わると申し訳ないので、購入して良かったお薦めのワンコインDVDを過去投稿から抜粋して再掲載(アメブロランキング削除回避も兼ねて)。


★過去購入のお薦めワンコインDVDです★




エア・アメリカ LBXS-013過去の感想はこちら(クリック)

1971年、ベトナム戦争下のラオス…表向きには存在を認めていないアメリカ政府だったが、CIAが密かに物資を運搬するための民間航空会社“エア・アメリカ”を設立していた。そこで働くパイロットたちも命知らずの荒くれ者ばかりだった。ある日、アメリカで仕事を失ったビリー・コヴィントンがスカウトされやって来て、ベテランパイロットのジーン・ライアックが指導役を任されることになった。ビリーは予想外に危険な仕事内容に驚き、戸惑いながら仕事に慣れていくのだが…ある日“エア・アメリカ”が麻薬の運搬に加担していることを知ってしまい…。

学生の頃にレンタルビデオで見たきりだったので、ほぼ内容を忘れていた。メル・ギブソンの方は、それなりにスターの貫録を醸し出していたが、新人パイロット役のロバート・ダウニー・jrの方はまだまだ初々しさが残っており、陽気なアメリカのあんちゃんが、戦争の裏側、実態を覗き見てしまうという役柄にはピッタリとハマっている。メルとダウニー・jrはパイロットの先輩、後輩の関係。もうちょっとバディっぽさが感じられたように記憶していたのだが…お互いに微妙な距離感で、それほどでもなかった。他の映画と何か混同していたのかもしれないなぁ~。

2人が銃を撃ちまくるような作品ではない…なんせ、アメリカ人は存在しちゃいけないんですから、目立たない裏方の仕事に徹するのです。それでも、中盤やクライマックスに登場する戦闘シーンはなかなかの迫力。当時、ブイブイと言わせていたカロルコ映画(「ランボー」とか「ターミネーター2」とか作ってた会社)らしい見た目の派手さも味わえる。目的地の上空を飛行し、物資の投下をするのが主な仕事なのだが…荷降ろし係のおっさんが、荷物と一緒に落っこちそうになったりするシーンのユーモアが面白い。戦争映画というよりはブラックコメディだね。

酔っ払って眠っていたダウニー・jrがこっそりとロープをひっかけられ、メルの操縦するヘリに宙づりにされてしまうというシーンも良かったよね。最初はビビって大騒ぎしてたけど…途中で開き直って、やけくそで空中遊泳を楽しむという。そう、アナタは今では空を自由に飛んでますからね…アイアンマンとして(笑)HDマスター版を謳っているだけあり、低価格でも画質は悪くない…音声は2ch収録なので、サラウンド派には物足りないかもしれませんが、ちゃんと日本語吹き替えも収録されています。「アイアンマン」からのダウニー・jrファンにもお薦めだよ!




ファイターズ・ブルース アンディ・ラウ 常盤貴子 LBXS-016過去の感想はこちら(クリック)

元ボクサーのタイガーことマン・フーは長い間入っていた刑務所から出所…ボクサー時代の恋人ピムに会いに行くのだが…すでに他界していた事実を知る。そこで初めて、ピムにはプロイという娘がいたこともわかった。プロイはマン・フーの子供だった!プロイはタイにある孤児院で、シスター澪子の世話になっているとい。マン・フーは孤児院を訪ねていくのだが、既にプロイは自活しているという。ようやく出会うことができた2人だったが、プロイは突然の父親に登場に戸惑いが隠せない。澪子は親子の仲を取り持っているうちに、マン・フーに惹かれていき…。

撮影中に起きた落馬事故のニュース、WOWOWでプレミア放送された新作「誘拐捜査」の鑑賞…そのタイミングで見つけたこの廉価版DVDの発売…定価540円の安さにつられて、思わず衝動的にポチってしまった。アンディがムショ帰りのボクサーを熱演、出所後に元カノに会いに行ったら、既に死んでいて、なんと自分の子供が孤児院にいるという話を耳にする!で、娘を訪ねてその孤児院に向かってシスター常盤貴子と出会う。ラブストーリーと親子の絆…ついでに男の贖罪も描いた感動作。もちろんアンディがリングに上がるファイトシーンも迫力満点。

なんでアンディはムショに入ってたのか?現役時代にいい関係だった彼女とどうして別れてしまったのか?相手はちゃっかり子供も産んでるのに。っていうか…アンディ出てきたら元カノ死んでるし。時間軸が錯綜し、最初はそのあたりが解かりづらいけど…みんな後半へのタメですのでご理解を。そして存在を知ったばかりの娘の世話をしているのが、常盤貴子演じるシスターなんだけど、シスターにしてはなんだかガサツな印象も。最初からアンディを狙ってるっぽいし(笑)で、やっぱり前科者のアンディと恋に落ちるような仕掛けがちゃんとあり~な展開。

不器用な父親アンディが、やっぱり不器用な娘と距離を縮めていく姿もなんだか微笑ましく…お互いに、見ていないところで顔がデレてるところがキュンとくる。最後は「ロッキー」みたいな展開になっちゃうんだけど…アンディが背負っているもの、戦う意味というのはまったく「ロッキー」とは異なるものでして、そこは香港映画らしい男泣き要素、切ない系。昔はあまり常盤貴子って好きな女優じゃなかったが、約17年前の本作と最近の出演作品を比べても、容姿がほとんど劣化してないのを再確認でき、あらためて驚く。今は、普通にいい女優だなって思いますよ。




スティール シャークス LBXS-020過去の感想はこちら(クリック)

情勢が緊迫するイラン国境付近で…アメリカ人科学者のタッセル博士が武装した反政府軍に拉致され、イラン側の化学兵器製造に利用される危険が!大統領はなんとしても人質を救出するよう命じる。そこで海軍特殊部隊ネイビーシールズの第2チーム“スティールシャークス”のメンバーが救出作戦に投入されることに。チームは新人のボブ・ロジャースを加え、敵の領海内に侵入するため潜水艦“オークランド”と合流。そこから潜水で敵地に潜入し、なんとか人質の救出にも成功するが…脱出の際に反撃に遭い、旧ソ連の潜水艦に捕らえられてしまう!

特殊部隊が活躍する、いかにも90年代なB級アクション。冒頭でアメリカ人科学者がイラクの武装集団に拉致されてしまったという情報を提示…その後、作戦遂行中のシールズ隊員が、交戦中に急に苦しみだす。いったい何が起きたのか?と思ったら…虫垂炎(笑)しかも、この戦闘は訓練だったことが判明。これじゃ、人質奪還任務は無理だとなり…訓練学校を卒業したばかりの新人をスカウト…この新人を加えて作戦が開始されることになる。まず空母で準備を整えた隊員たちは、敵領海内に移動するため、潜水艦と合流。その後、ボートで敵地に潜入。

衛星で監視している指令本部のサポートもあり、とんとん拍子で人質の救出まで成功させるが…脱出の際に、敵の猛反撃に遭い、隊員の中に犠牲者、負傷者も!生き残り組はあっけないくらいに拉致されてしまう。敵は元ロシア軍人のオブザーバー付きでロシア製“キロ型潜水艦”を所持していて、そこに監禁され、脅される隊員たち、なんとか反撃、脱出しないと…ということで物語は後半戦へ。狭いようで広い、迷宮のように入り組んだ潜水艦の中を駆けずりまわりながらの攻防が繰り広げられる。人質だった博士が機転を利かせて、即席の武器をつくる。

さらに、“初めての任務”とビビっていた新人も…通信技術に秀でていて、まともな通信装備がない中で、仲間への連絡を成功させる。潜水艦内での戦いを描きながら…米潜水艦VS露潜水艦も同時進行。ゲイリー・ビジー扮する米潜水艦の艦長が、どんな困難にも余裕の表情で立ち向かっていく姿が渋くてカッコイイ。製作の年代や予算の関係もあり…特撮による潜水艦描写はかなりチープだが、そこさえ目をつぶってしまえば、派手なドンパチと、潜水艦映画らしい緊張感ある心理戦が程よく楽しめ、最後まで飽きずに見られる。540円なら大満足ですね。








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2017年09月26日

怒り(2016年)

テーマ:邦画
怒り

WOWOWでエアチェックしておいた「怒り」を鑑賞…原作が2015年版(2014年末発表)の“このミステリーがすごい”で11位にランキングしていたりして興味があったので、映画を見る前にブックオフで小説を買おうかなと思ったら…文庫の100円コーナーに並んでたのは“上”のみだった。で、最近になってようやく“下”も並ぶようになったんだけど…その時はWOWOWでの放送も決まってたし、今さら“めんどい”なと思って、結局手を出さず。オイラの時代に“いかり”という言葉を聞くとSNKのゲーム“怒”を思い出す…続編の“怒号層圏”の方が好きだったけど。

ある夏の日…八王子で“夫婦惨殺事件”が発生!現場には血で書かれた“怒り”という文字が残されており、いったいどんな意味があるのか?やがて容疑者の名前が浮上するが、整形手術を施し、逃亡を続けていた。事件から1年…東京ではゲイの藤田優馬が直人という若い男と出会い“一夜の関係”を持つ。千葉では家出して風俗で働いていた槇愛子が父親・洋平のもとへ帰ってくるが…自分と入れ違いに千葉にやって来た田代という青年と恋に落ちる。そして沖縄では内地から来たばかりの小宮山泉が離島の廃墟で暮らすバックパッカー田中と出会う。

先に見ていた予告編のイメージで、妻夫木聡と綾野剛がBL臭漂わせているだけの映画かと思いきや、宮崎あおいが“すぐにヤラせてくれそうな、股がゆるいバカ女”を演じてて、挙句の果てに広瀬すずがアメ公にレイプされる映画でもあった…。おのれ、“オイラたちのすずを…李相日許さん (なぜ、そこ監督)”と、それこそ“ブルブルと怒りに身を震わせてるオジサン”も多いのではないか?クロエ・グレース・モレッツが“初体験”しちゃった「フィフス・ウェイブ」や、ヤリマンビッチなジャンキー妊婦だった「ダーク・プレイス」を見た時に似たショックを味わうのである。

ついでに…渡辺謙がこっそりと“男の女遊びを肯定”しているのが、今見るとなかなかのツッコミどころでもあったり。さて、肝心の内容はといいますと…“八王子の住宅街で起きた、残虐な殺人事件”を軸に…3つのエピソードが同時進行。前述の殺人事件の犯人が“整形手術”をして逃亡中というのが伝えられており、それに呼応するように、フラリと現れた胡散臭い男、松ケン、綾野剛、森山未來と関わった人々の日常の変化を描いていく群像スタイルの物語で、その3人のうちの誰かが“犯人なのではないか?”と疑いたくなるミステリー仕立てになっている。

モデルになっているのが、どうやら“リンゼイ・アン・ホーカー殺害事件”の犯人・市橋達也の逃亡劇らしく(劇中の手配写真なんかもソックリだった)…この事件の概要をかじっていたりすると、なんとなく“ホンボシ”にも早い段階から目星をつけられると思うんだけど…“待てよ、実は同時進行と見せかけて、時間軸がズレていて、3人が同一人物(何度も整形手術した)”ってオチじゃないか?なんて…一瞬、勘繰ったりもしたんだけれども…さすがにそれは“早計”だった。だって、報道番組とか同じの見てるしな、そういうところから同時期の話なのは確定だな。

じゃあ、どこかで話がニアミスしたり、バッティングするんじゃないか…最後で物語が一つに繋がったりするんじゃないかと思っていたんだけど…そういうこちらの予想や期待もことごとく裏切りまして、それぞれ単独のエピソードであった。それでも、それなりにハラハラドキドキさせてくれたし、映画としては面白く見れる部分もあったんだけど…さすがに“妻夫木と綾野剛のケツ”を何度も拝むのは…“健全な男”にはけっこう酷。最初に綾野がヤラれちゃうハッテン場のシーンを見ながら、思わず六平直政の姿を探してしまう…そりゃー実写版「新宿鮫」だろ(笑)

もう一つ綾野剛ネタ…あの髪型のせいか、ボケっとした面構えが、なんだか段々と“見栄晴”に見えてきたのはオイラだけか?特に、妻夫木にヤラれた後に…2人でラーメンを啜ってる時がそっくりだった。さっきも書いたけど、貶すほど悪い映画でもないんだけど、内容上、何度も繰り返し見たいかと問われると、そうでもなく…一回見れば充分かなって気持ちになった。ドロドロして、ハードな重たい映画だけど、沖縄パートに出てくる自然の風景がとてもきれいでなんだかホットさせられる。レイプ前、怒りに震える前の広瀬すずの溌溂とした笑顔もまさに天使だった。


監督:李相日
出演:渡辺謙 森山未來 松山ケンイチ 綾野剛 広瀬すず 宮﨑あおい 妻夫木聡 池脇千鶴 高畑充希


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2017年09月26日

モーガン プロトタイプ L-9(2016年)

テーマ:洋画
モーガン プロトタイプ L-9

Netflixの“1か月無料体験”も終了し、課金はもったいないので…とりあえず解約を選択。ということで、今日からは平常モード…WOWOW鑑賞中心となる。Netflix利用中もまったく見なかったわけじゃないけど…けっこうWOWOWのエアチェックがたまってる。そんなわけで…先週のSF特集でエアチェックしておいた「モーガン プロトタイプ L-9」を鑑賞…日本では劇場未公開だった作品だが、リドリー・スコットの息子ルーク・スコットの監督デビュー作で、父親リドリーの代表作「ブレードランナー」を彷彿とさせる題材だったことでも比較され、話題になっていた。

シンセクト社の研究施設で開発されていた人工生命体の試作品L-9“モーガン”が、突如暴走して、研究スタッフの1人を襲うという事故が起きた。本社の危機管理コンサルタントのリー・ウェザーズは原因究明のため施設に派遣され、さっそくスタッフに聞き取りをはじめ、実際に“モーガン”とも対面する。後日、心理評価の専門家シャピロ博士もやって来て…“モーガン”の面接が始まるのだが、やはり“モーガン”は暴走。結果、プロジェクトの中止が決定されるが…“モーガン”を本当の娘のように関わっていた一部のスタッフが、それに異を唱えて…。

噂通り…「ブレードランナー」に照らし合わせると、オチまですべて見抜けてしまうという内容でして、これを単にパクリと切り捨てるか、息子が父親への敬意を表したオマージュと受け止めるかで、評価は別れそうな感じだ。ケイト・マーラ扮する主人公が車で研究所に向かってるシーンの空撮カット(ドローンかな?)を見て…無理やり「ブレードランナー」のエンディング(「シャイニング」からの流用映像)っぽいなぁなんて思いつつ…何度も印象的に登場する森を見ては、“なんかユニコーンが出てきそうだなぁ”なんて(笑)実際にはユニコーンじゃなくて鹿でしたが。

何事にも沈着冷静、クールに決めまくるケイト・マーラのセリフ、仕草、表情、行動…どれをとっても“怪しく見えちゃいまして”、最初に覚えた“違和感”がどんどんと確信に変わっていく。一つ目の大きなポイントは、やっぱりミシェル・ヨー扮する女博士と、流暢な中国語で会話する部分。このやりとりを覚えていると…後半で出てくる似たシーンが“決定打”になる。また、目の前で暴走した“モーガン”を仕留めるため、他のスタッフが落とした麻酔銃を拾い上げ、追いかけるシーンなんかは、ブラスターを構えたハリソン・フォードにソックリで、これもポイントかも?

後半は想像以上にアクション要素が増え…アクション映画としても楽しめる。つーか、「ブレードランナー」じゃなくて、これじゃ「ターミネーター2」だよなぁ~なんて思いの方が強かったりもするんだけど…その辺はご愛敬。事の発端、一番最初に“モーガン”にフルボッコにされる女性がジェニファー・ジェイソン・リーだったっていうのはギャグなのかと深読み…リー姐さんといえばタランティーノの「ヘイトフルエイト」でも、紅一点キャラなのに、カート・ラッセルにボコられ続けどんどん痣や傷が増えていく役でした。出演者も豪華で…個人的にはけっこう好みですね。


監督:ルーク・スコット
出演:ケイト・マーラ アニヤ・テイラー=ジョイ トビー・ジョーンズ ミシェル・ヨー ジェニファー・ジェイソン・リー


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2017年09月25日

クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的(2017年)

テーマ:洋画
クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的

「ヒットマンズ・ボディガード」目当てに登録したNetflixの“1か月無料体験”…期間中に15本の長編映画を視聴。チラ見した作品、1話だけ見たドラマ、アニメなどを入れるともうちょっと使ってるけど、だいたいそんなもんだろう。まだマイリストに登録中の作品もいっぱいあるんだけど、やっぱりの無料期限終了に伴いを解約を選択…ただし最終日であった本日25日の間だったら、まだ作品を視聴できるということなので、最後の1本を物色…前にネットで情報を見かけ、気になっていたスペイン映画「クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的」をチョイスした。

マドリード…出会い系で知り合った男性と待ち合わせ中のエレナ…ちょうどスマホの充電がなくなってしまい、近所のバルに飛び込む。そこは既に常連客で賑わっていた。エレナがさっそく相談すると男性店員サトゥルが、“忘れもの充電器”を抱えて持ってきてくれたのだが…自分のスマホに合うものはなさそうだ。やがて店にいた客の1人が外に出たのだが、その直後に頭を撃たれて、その場に倒れる。店にいた別の客が様子を見に行くのだが同じように撃たれてしまった!エレナを含む他の客たちもパニックになるが…気づくと、外にあった死体が消えていた!

特にNetflixオリジナルとか、限定配信ってわけじゃなく(Amazonプライムにはなかった)、日本でも“スペイン映画の祭典 シネ・エスパニョーラ2017”という特集上映の一環として劇場公開されたのちに、6月にDVDもリリース済みの作品。たまたまバル(南ヨーロッパで、喫茶店や居酒屋など軽食を出す飲食店のこと)に客・店員として集まった人たちが事件に巻き込まれ、そこから思いもよらぬ陰謀に巻き込まれていくという密室サスペンス、密室劇。出だしこそユーモア満載、コミカル系なんだけど…“死人”が出て以降は、どんどんブラックな展開になっていく。

“密室劇”としては意外性もあり面白かったんだけど…邦題サブタイトルの“街角の狙撃手と8人の標的”からイメージしていた内容とはちょっと違ったかなと。出だしこそ、いきなり店外に出た客が狙撃されてパニックになる、その後、死体も消えて“摩訶不思議”という展開だったのだが、途中から狙撃そのものに怯えるよりも、“店内に居残った人間”同士で、醜い駆け引き、争いが始まるという展開がメインとなる。まずは情報がまったく入ってこないことで、“テロ”ではないかと推測…店内に“テロリスト”がいるのではないかとお互いに疑心暗鬼になりはじめる。

持ち物検査とか勝手に始めるんだけど…中にはプライベートに踏み込まれたくない人物もいまして、誤魔化そうとするから余計に話がこじれる。他にも頭のおかしいホームレスなんかもいて、こいつがいっつも要らんことをしてひっかきまわす。散々、お互いを疑いあった挙句に、どれも勘違いだったという話になるんだけど…そこで思い出すのだ、“トイレに閉じこもっている男”の存在を。色々なことがあったからすっかり忘れてたけど…物語が始まって直ぐに、“咳をコンコン”やりながら店に入ってきた男いて…気づいた客や店員が“いや~な顔”してたんですよ。

アイツはどうした?…と、みんなでトイレの前に集まりまして、扉をこじ開けて中に踏み込むと、案の定、そこでぶっ倒れている…死んでるのか?そうこうしてるうちに、今度は何やら外で動きが!もしかして助けがやって来たのか?喜び勇んで…ドアにへばりつくんだけれども、外の連中はどうやら助けに来たのではなく、店を隔離しようと画策している様子。何かがおかしい。その時、店内で物音が…みんなが一斉に振り返ると、死んだと思っていた“トイレの男”がのそのそと歩いて出てきたではないか!でもその様子が…明らかにおかしいんだよ。

“目は白濁、顔はひぶくれ”状態でして…一瞬、ゾンビ映画にでもなってしまうのだろうかとも思ったのだが、そこまで非現実的にはならず。ってことは何らかの病気、またはウィルス感染などが疑われるわけだ。店内にいた人たちも…最初こそ、その“倒れた男”を介抱したり、心配げに見つめていたんだけど…スマホやタブレットを駆使して、観客・視聴者と同じ答えにたどり着くわけですよ…“コイツはウィルス感染だ!”と。まぁ、そこからまた“疑心暗鬼”モードに突入、男やその男の持ち物に“触った、触ってない”で分裂…簡単に言うと“エンガチョ”だよね(笑)

外からの情報は一切なく、元から持ち合わせていた知識や、せいぜい“タブレットで調調べられる範囲の知識”で…内部分裂が始まり、挙句の果てには殺し合いにまで発展していくのだ。さっきまで仲間だと思っていたのに…もう敵になる。やっぱり“ウィルス感染”じゃないか…もしかしたら“どこかにワクチンがあるのじゃないか?”となり、実際に“ワクチンらしきもの”も見つかるんだけど…今度はそれが人数分なかったことで、奪い合いが始まる。実際に感染してるのかもわからない、ワクチンかどうかもわからないのに殺し合いというのがかなりブラック。

最終的には、誰が生き残るのか?無事に脱出できるかな?ってお話なんだけど…それこそ当事者たちが“タブレットで仕入れた情報”くらいしか“ウィルス感染”のバックボーンが描かれないというのも、独特の雰囲気、余韻に繋がるかなと。最後まで見ても“得体の知れなさ”という恐怖が残る。とにかく、個性豊かなキャラが多いんだけど…男性的には、一番メインの若い美女エレナに注目だろう。ある状況で、下着姿で油まみれになり、絶対通り抜けられないような小さな穴に無理やり入らなきゃいけないというシーンがあって、それがかなりエロイ!

っていうか…クライマックス近くでは、生き残ってる登場人物が、みんな下着姿になり、汚水まみれになるという、やっぱり“エンガチョ”な展開も待っていて…画面から臭いが伝わってくるような錯覚が(笑)そういえば、最初の方で…ホームレスのおっさんは、失禁までしていて、“エンガチョ”満載な映画だったな(笑)オイラは“エンガチョ映画”と呼ぶぞ!余談だけど…もし、日本でリメイクするなら、頭のおかしいホームレスはエガちゃん(江頭2:50)にお願いしたい。あと、太ったオバチャンも出てくるんだけど…住田“スブタ”裕子弁護士にそっくりだった。


監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:ブランカ・スアレス マリオ・カサス ジェイム・オルドネス カルメン・マチ  セクン・デ・ラ・ロサ


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2017年09月24日

ドラゴン危機一発’97(1997年)

テーマ:アジア映画
ドラゴン危機一発´97

なんだかんだであっという間だった1か月…Netflixの“無料体験”もいよいよ明日で終了。契約を継続しないのであれば、早く解約しておかないと…ちょっと前にズルズルと何か月も利用してしまったmusic.jpの時みたいに、課金されてしまう恐れがるなぁ(笑)最後くらい、まとめて3、4本映画を見ようと思ったりもしてたんだけど…朝起きた後、二度寝してしまい、気づいたら午後2時を過ぎていた、いかんいかん。そんなわけで、寝ぼけた頭を覚まそうと、こんな映画を見る…ドニー・イェン主演の「ドラゴン危機一発´97」。Amazonではもちろん有料配信だしな。

若い青年ベンは…ようやく伝説の格闘家マンヒンの居所を突き止める。案内人の側近ワイと待ち合わせし、遂にマンヒンと対面することになったのだが…そのマンヒンは椅子に腰かけたまま居眠りをしていた。この男が本当に伝説の男なのか?ベンは訝しがる…。そんなベンの態度を見抜いたワイは…話をしながらマンヒンが起きるのを待とうと提案。ワイは、自分とマンヒンが出会った頃の思い出を語り始める。やがてマンヒンも目を覚まし話に加わる…そしていよいよ、なぜマンヒンが伝説の男として恐れられるのかが、想像を絶する真実と共に語られる。

この作品、2015年にリマスター版のブルーレイやDVDが発売…当時、近所のツタヤにもそれらのソフトが入荷してたんだけれども、新作料金だったので慌てて借りるようなことはせず、半額レンタル、100円レンタルになったら借りようと思っていたんだけれども…結局、値下げする前に利用していたツタヤが閉店しまって、そのままになっていた。Amazonのプライムビデオで対象にならないかなと気にしてたんだけど…前述のように、いまだ実現はしていなかった。そうしたら、Netflixで配信してたんだもん…これは見ておかなければと、マイリストに追加しておいた。

「ドラゴン危機一発」といえば、映画ファンなら知ってて当然、知らなきゃもぐり、ブルース・リーの代表作、実質上の主演第1作目ということで有名。そんな作品と同じタイトルに“97”をくっつけた(英題も「ドラゴン危機一発」と同じ“The Big Boss”に“New”を追加しただけだし)わけだけど…実際にストーリーやキャラクター、設定が継承されているわけではなく、いわゆるオマージュってヤツでして、主演のドニー・イェンによって“ブルース・リーの魂”が継承された作品ってことですよね。だから、「ドラゴン危機一発」を見ていなくても、別に構わないとは思うけど…。

冒頭、清楚系のおねーさんが、廃屋でガラの悪い連中に囲まれて、今にも犯されそうな状況に陥ってるんだけど…そこに謎の男(ドニーか?シルエットなのでわざとわかりづらくしてる)が現れ、手に持ったナタ(刀)で、そのガラの悪い連中を次々にぶっ殺していくというのを…やたらスタイリッシュな映像で見せる(画面は“銀残し”のようにもやって、ボヤケてる)。一番偉そうに見える“太った男”の首を吹っ飛ばし、他のザコキャラと戦えば、ぶつかり合った武器と武器がまるで「ハイランダー 悪魔の戦士」のようにスパーク!なんだかわからんけどカッコイイ。

“THE NEW BIG BOSS”のタイトルに続き…どうやら話は現代(当時の)へ…パソコンをカタカタ操作する若い男が、普段は会えないような“誰”かとアポイントを取って、会いに行くところから始まる。男は案内人と合流し…どこぞのビルへ。そこで待っていたのが、パっと見“ボケ老人”にも見える老け顔メイクのドニー。彼がなにやら伝説の凄い人物らしい。接見した若い男もちょい疑う…“こんなジジイが?”と。そこで、案内人の男が…語り始めるのだ、“ジジイ=ドニー”がどれだけ凄い男だったかを。ただし、最初は案内人本人の身の上話から始まる。

話は再び過去へ…案内人の男は、貧乏人が集まって暮らしている村の中で、わりと目立つ存在の悪ガキでして、そこにフラリと現れ、道案内を乞うドニーをカモにしようと近づいていくんだけれども、その後、山の中で山賊に襲われまして、ドニーが持ってたナタで相手を血祭りにあげるのを目の当たりにする。羨望の眼差しでドニーを見つめる若い頃の案内人…目をギラギラさせて、俺にも刀(ナタ)の使い方を教えてくれと懇願。結果的に親交を深めるようになる。その一方で…実は記憶を失っていたドニー…山の中に立つ七聖廟という場所のみを覚えていた。

さらにそこでは、自分の事を知っているガールフレンドが待っているのではないかというのを信じて…。そしてなんと、実際にドニーが思い描いていた通りの“美女”が帰りを待っていた!しかし…ドニーはその“美女”こそ記憶を取り戻すきっかけになるのではないかと期待していたんだけど…そう簡単にはいかずまったく思い出せない。一方、どんなに過酷な現実に直面してもドニーの帰りを待ち続けた“美女”も、“お前の事を覚えていない”と言われればショックがでかく、せっかく再会したのにぎこちない2人…なんか、切ないラブストーリー展開に突入する。

それでも“あなたが最初で最後の男性よ”なんて言われれば…たとえ記憶を失っていても“あっちが正常”だったらムラムラするに決まってる!ドニーも最初は戸惑っていたけど、遂に土砂降りの雨の中で“熱い接吻”…そのまま家にお持ち帰り!最初に2人が再会した時は、山賊と闘った直後で大けがをし気を失ってたドニー…それをおねーちゃんが一生懸命介抱するんだけど、着てる服が薄着なので、プラジャーの線が薄っすらと見えてるんですね…それがなんとも艶っぽくて、場違いにも“エロイな”って感じたんだけど、あれも濡れ場への伏線だったのかなと。

ただ、こんな幸せは長く続かず…ドニーの過去を知っている悪党が村に押しかけてきて、大殺戮が勃発!アクションも凄いんだけど、展開も凄い…というか、酷い、惨い。なるほど、冒頭のアクションで太った悪党の首が吹っ飛んだのにもちゃんと意味があり、クライマックスのアレに繋がるのね。最初の方に出てきた山賊も…実はドニーの過去を知る追手が混じっていた!とりあえず、ここで起きた“様々なこと”が現代にも語り継がれて、伝説の存在になったドニー。忘れてたけど、最初の若い男はそんなドニーに、いったいどんな用事があるのだろうか?となる。

単純な話なのに…現在と過去がいったりきたりするので、話がやたらとややこしくなり、回想シーンの中に回想シーンが出てきちゃったりするのも、映画的には“美しくない”と思うんだけれども…そういうマイナス要素があっても、ドニーの“ドラゴン=ブルース・リー愛”が詰まったアクションパート(特に蹴り!)を拝むだけでもお釣りがくる。猛ダッシュしながら、棒切れでザコどもを玉砕!至近距離でリボルバーの拳銃をぶっ放されても、木の陰に隠れてサラリとよけるし、飛んできたナイフも竹で受けて、そのまま相手に投げ返しちゃうし…伝説になるわけだ(笑)

尋常じゃないくらいの敵の数…一味のザコ、ヤラれ役でドニーの盟友、谷垣健治さんも出てるんだけど、2回も3回も…いったい何度殺されてるんだよってくらい、殺されまくるので笑ってしまう。自分の勘違いじゃないよなと思って…ネットで情報をググってみたら、香港映画通で知られるタレントの飯星景子姐さんがブログで同じことを指摘してまして…やっぱり全部谷垣さんだったんだと納得。それにしても景子姐さんの映画愛は相変わらず熱いし、為になる情報もいっぱい!自分も含め、その辺の映画秘宝かぶれの素人ブロガーやレビュアーと格が違う!


監督:ドニー・イェン
出演:ドニー・イェン カーメン・リー ダヨ・ウォン エドモンド・リョン ベン・ラム 谷垣健治


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