ホプキンスさんの作品を最近みたので、彼の代表作であるレクター博士を観ようと思ったのですが、一番最初の作品である「羊たちの沈黙」はアマプラになくて、、
ハンニバルシリーズ4作品目
「ハンニバル・ライジング」(2007年公開)を観ました。
レクター博士が何故殺人鬼になってしまったのかが描かれた本作。
伏線への気づきは殆ど出来ていないと思うのですが、
レクター博士チャプター1って感じなので
前作を一つも知らずしても、意味が分からなかったりはしませんでした。
というのを前置きとしまして。
家族を戦争で亡くし、最後に妹を目の前で殺されたハンニバルが
なんとか生き延び、会いにいった先は両親の知人の日本人女性。
この女性、設定も描写も超ヘンなステレオタイプだったので、
今だったら大炎上まちがいなし(笑)
そりゃあハンニバルシリーズのファンは嫌がるわけだ~となりながら観ていました。ヘンテコな日本女性と一緒に住んで、彼女がらみで殺しが始まってしまいます。
でも普通のサイコパス誕生映画として見た限りは面白かった!
ホラー度は4.2/5.0といったところ。
いやいや書きながら観てたらラストがグロすぎる
うひゃー----
主人公を演じたギャスパー・ウリエルは当時23歳、超新星。
左頬の傷はむかし犬に噛まれた跡らしい。
イケメンなのは勿論ですが、特に声が素敵な俳優さんという印象を受けました。
あと目の演技。
青い目が悲しそうに揺れるたび、
口角がキュッと上がるその不気味さったらなかった。
生来もつ物悲し気な雰囲気たるゆえ、他の作品でも悲しい役が多かったらしい。
中性的な美しさでシャネルのモデルさんとしても長らくご活躍。
しかし去年のお正月、スキー事故で37歳の若さで死去。
まだまだこれから渋くなって更に深みを増したであろうに。。
若き俳優の魂のこもった悪役っぷりを堪能しつつ。
ご冥福をお祈りします。