2007-03-09 07:56:27

NERO ザ・ダーク・エンペラー?

テーマ:歴史もの/史劇

NERO ザ・ダーク・エンペラー  2004 イタリア/スペイン/イギリス

IMPERIUM: NERONE
IMPERIUM: NERO
哀しみの暴君ネロ(NHKBSハイビジョン)

NERO ザ ダーク エンペラー
¥4,320


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: ポール・マーカス
製作: ルカ・ベルナベイ
ピート・マッギー
製作総指揮: マイケル・コーワン
ピエトロ・ディオーニ
ジェイソン・ピエット
サルヴァトーレ・モレロ
脚本: ポール・ビリング
フランチェスコ・コンタルド
撮影: ジョヴァンニ・ガラッソ
音楽: アンドレア・グエラ
 
出演: ハンス・マシソン ネロ
ラウラ・モランテ アグリッピーナ(ネロの母)
サイモン・アンドリュー ポリデュス
ソニア・アキーノ メッサリーナ
フィリップ・カロワ アポローニアス
リーケ・シュミット アクテ
マティアス・ハービッヒ セネカ
マッシモ・ダッポルト クラウディウス
ジョン・シム カリギュラ



★★★★★★☆☆☆☆

メモ特に知っている俳優が出ているわけでもなく、

作品自体も有名ではありません。

ローマ帝国初期が大好き(苦笑)なのと、

本で読むのも面倒なのでここらは見ていない作品は全て見たい。

役に立たない自己満足の知識の世界を満たしてはくれます。

ネロ自体はまだ有名なほうではなかろうか?

皇帝の地位を目の前にして暗殺されたシーザー

その養子であり初の皇帝がアウグストゥス

そして次々カリグラ

そのまた次代のネロと、

有名どころは映画にされています(テレビ映画含む)

カリギュラはポルノ映画でもありますから(出演陣はすごく豪華でも)

興味のある方はその点には目を瞑って(苦笑)見てみてください。

主演が「時計仕掛けのオレンジ」の俳優です・・


まあ日本のお家騒動は好きではないけれども、

これがローマ帝国の話になると面白いのです。

映画によってはスペクタクルな演出がされていたり、

なにしろ衣装や建物が豪華ですし、

登場人物も世界的に有名な(当たり前だ)人ばかりだから・・

今回見たネロの章では気になったのが哲学者セネカです。

ネロの家庭教師として登場し帝王学を学ばせるのですが、

なかなか特徴ある役どころで、

セネカを主役で映画を作っても面白いのではなかろうか・・

ネロはこの映画では人情味ある悪者ではない役で、

そこは意外とそういう描き方もありかなと思ったのですが、

ちょっとしんみりしちゃって抑揚がないです。

戦闘シーンがないのは残念ですし、

人物自体が描ける人物なのでもっと本気で作れば(お金をかけて)

誰もが見られる大作となったかもしれません。

しんみりしたというのは・・

後世で暴君だの悪く言われても、

その歴史のさなかにあってただ個人の野心のためだけにというのではなく、

よい国を作りたいとどんな人も願っていたのではないのでしょうか。

その方法が間違っていたというのは後でわかること・・

ネロがなぜそうしたのかそうなったのか、

同情する境遇や確執を家族ドラマのように描いたことが、

逆に人間味溢れる作品となっています。


カリギュラ コンプリートBOX〈ヘア解禁版〉
¥6,120

これを見ておけば暴君ネロの映画化が非常に地味で良心的だとわかる・・


ビックリマークカリギュラ  とにかく残虐でエロい映画(爆)

歴史が好きというだけで見るにはちょっと勇気がいります。

あまりに有名なので恥ずかしいからネットで借りました。

本当はピーター・オトゥールが見たかったんですがね・・

ローマンエンパイア
¥4,320


ビックリマークローマン・エンパイア

これもピーター・オトゥールが出ていますが真面目すぎてつまらないかな。

時間が短いしアウグストゥス自体も地味ということで・・

しかしこれを見ておけばネロが末裔なので血筋もよくわかる。


シネマクラシック ジュリアス・シーザー
¥500
Amazon.co.jp

ビックリマークジュリアス・シーザー

皇帝にはなりえなかったけれども、

おそらくは日本人いや世界中で一番愛され知られているその人、

カエサル、シーザーの有名すぎるシェイクスピアのお話。

シーザーは野望半ばにして暗殺ということからも信長がだぶります。

ビデオしかなかったのにDVDがいまやお安くなっているのですねぇ・・

クレオパトラ/エリザベス・テイラー
¥2,850
Amazon.co.jp


ビックリマーククレオパトラ

これはもう超有名。

映画の豪華さといえばこれ、

おそらく一番お金がかかった映画として残る作品。

メロドラマみたいな作りが好きではないんですが、

とにかく豪華だし大きな画面で見たい作品。


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2006-12-28 06:49:13

セブンソード

テーマ:歴史もの/史劇

セブンソード 2005 香港/中国

SEVEN SWORDS

七剣


最強の英雄(ヒーロー)伝説、7人分の衝撃。

セブンソード (期間限定)
¥1,286


監督: ツイ・ハーク
アクション監督: ラウ・カーリョン
製作: リー・ジョウイ
マー・ジョンジュン
パン・ジージョン
ツイ・ハーク
製作総指揮: レイモンド・ウォン
ホン・ボンチュル
チャン・ヨン
原作: リャン・ユーシェン 『七剣下天山』
脚本: ツイ・ハーク
チェン・チーシン
チュン・ティンナム
撮影: キョン・クォッマン
音楽: 川井憲次
武術指導: トン・ワイ
ホン・ヤンヤン
 
出演: レオン・ライ ヤン・ユンツォン
ドニー・イェン チュウ・チャオナン
チャーリー・ヤン ウー・ユエンイン
スン・ホンレイ フォンフォリェンチョン
ルー・イー ハン・ジィパン
キム・ソヨン リュイジュ
ラウ・カーリョン フー・チンジュ (特別出演)
チャン・チンチュー リィウ・ユィファン (特別紹介)
ダンカン・チョウ ムーラン (特別紹介)
タイ・リーウー シン・ロンヅ (特別紹介)
パイ・ピアオ
チー・クワンチュン
ホアン・ペン
マイケル・ウォン (友情出演)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズのツイ・ハーク監督が、中国、香港、台湾の人気俳優を贅沢に起用し壮大なスケールで描く武侠アクション巨編。

中国を代表する武侠小説の大家、リャン・ユーシェンのベストセラー『七剣下天山』を基に、清軍の蛮行を阻止するため立ち上がった7人の剣士の活躍を描く。
 1660年、清王朝建国後の中国。

満州人の清朝は漢族の明朝の滅亡を図り、“禁武令”を発して武術の覚えある者を次々と死罪に処していった。

清朝の冷酷無比な圧政に、かつて明朝で処刑人を務めていた武術の達人・傳青主が立ち上がる。彼は青年剣士の韓志邦と女侠の武元英を伴い、伝説の刀匠・晴明大師が住むという神秘の山“天山”へと向かう。

傳青主の救援の要請に応え、晴明大師は4人の偉大な弟子、楚昭南、楊曇、穆郎、辛龍子を特別な七つの剣とともに送り出す。こうして、4人の弟子に傅青主ら3人を加えた“七剣”が誕生、清軍に戦いを挑むのだった。




★★★★★☆☆☆☆☆

メラメラ 私アジア映画はほとんど観ないんですが、

中国、中華映画は好きなんですよ。

ジャンルにもよるけれど、

ワイヤーを使ったアクションや冒険ものが多いから。

それと三国志に代表される中国の歴史ものが好きだから。

三国志好きは自分でも相当なものだったと思います・・

今では漢字で書けと言われれば思い出せない難解な名前や地名を、

よくまあ夢中になってたころは覚えていましたねぇ・・

三国志は原本を探しましたが曹操のファンでしたが面白くなく、

やはり後から出た三国志演義面白かったから売れたんだなぁと。

吉川さん陳さん、柴田さんのを読みました。

横山光輝の漫画も全巻読み、

蒼天も最後まで読めなかったけどほとんど読んでいます。

あと、ゲームもはまりましたね・・

同じく中国ものでは有名な

項羽と劉邦とか史記に孫子の兵法を説く孫子、

水滸伝も好きでした。

古くは西遊記とかね・・中国の歴史ものは面白い。

SFの要素があるから今で言うファンタジーアドベンチャー。

戦いもロードオブザリングなんかに出てくる武器が出てきたり、

戦国ファン歴史ファンにはたまらない中国もの


今回は特に中国のスピルバーグといわれる(昔はジョン・ウーがそう言われた・・)

ツイ・ハーク監督作(といっても他の作品は記憶にないのですが・・)

さあ面白楽しい冒険SFが見られるぞ~とワクワク。

しかし・・無理やりだったなぁ・・

上映時間はわりと長いのにそれでも描ききれていない。

説明不足はロールプレイングのお約束で仕方がないのですが、

前半の説明が長すぎるのと後半の説明がなさすぎること、

そして大きな鍵を握るサスペンスとしても面白い、

内通者が誰なのかをひっぱるにせよ、

あまり本線には関係がなかったりといまいち編集に荒さがあります。

やはりここらは本家本元のスピルバーグのようなハリウッド冒険映画が上。

けれどもお話自体は単純なわりに結構面白く進むので

わかっていても観続けられる。

後半なんかもろインディジョーンズなのですよ。

洞窟やアジトの狭い場所での曲芸は面白いし、

あと・・7つの剣が揃う理由や集まる意味も本当に曖昧であんまり考えることはない。

ここらはたぶんテレビシリーズのような原作があって噛み砕いて説明し、

続き物として成功したのでしょう。

1本の映画で一気に見せるとなれば観客も見方を変えねばなりません。

突っ込みながら楽しむ

これですよね。

HEROのような精神論哲学論の映像映画は合いませんでしたが、

これは割と面白かったなぁ。

中途半端で(苦笑)

そこが中国映画のいいところ。

ちなみに俳優さんでちょっと気になる人を見つけましたので・・

大好きなサッカーの玉田選手にちょい似(マッチ似と言えば古いか)なんですが・・

しかしよく似た顔が多いからまずそれがややこしかったなぁ。

DVDもお安いのでレンタルしてよければ買って何度か観れば面白いかも。

しばらくしてまた見てみようかなぁとも思うので・・




han

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2006-09-06 07:12:20

ヴェニスの商人

テーマ:歴史もの/史劇

ヴェニスの商人 2004 アメリカ/イタリア/ルクセンブルグ/イギリス

THE MERCHANT OF VENICE
Il MERCANTE DI VENEZIA



心に宿して美しいのは、
憎しみよりやさしい愛。


ポニーキャニオン
ヴェニスの商人
シェイクスピア, William Shakespeare, 中野 好夫
ヴェニスの商人


監督: マイケル・ラドフォード
製作: ケイリー・ブロコウ
マイケル・コーワン
バリー・ナヴィディ
ジェイソン・ピエット
製作総指揮: エドウィジュ・フェネシュ
ゲイリー・ハミルトン
マイケル・ハマー
ピーター・ジェームズ
ロバート・ジョーンズ
ピート・マッギー
アレックス・マーシャル
ジェームズ・シンプソン
マフレッド・ワイルド
原作: ウィリアム・シェイクスピア
脚本: マイケル・ラドフォード
撮影: ブノワ・ドゥローム
プロダクションデザイン: ブルーノ・ルベオ
衣装デザイン: サミー・シェルドン
編集: ルチア・ズケッティ
音楽: ジョスリン・プーク
 
出演: アル・パチーノ シャイロック
ジェレミー・アイアンズ アントーニオ
ジョセフ・ファインズ バッサーニオ
リン・コリンズ ポーシャ
ズレイカ・ロビンソン ジェシカ
クリス・マーシャル グラシアーノ
チャーリー・コックス ロレンゾー
マッケンジー・クルック ランスロット
ヘザー・ゴールデンハーシュ ネリッサ
ジョン・セッションズ サレリオ
グレゴール・フィッシャー ソラーニオ
ロン・クック 老人ゴボー
アラン・コーデュナー テューバル
アントン・ロジャース
デヴィッド・ヘアウッド



シェイクスピアの人気戯曲『ヴェニスの商人』を、「イル・ポスティーノ」のマイケル・ラドフォード監督がアル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジョセフ・ファインズという実力派キャストを揃え映画化。

名優アル・パチーノが現代的解釈を加え、新たなシャイロック像を披露。

16世紀のヴェニス。貿易商のアントーニオは、親友のバッサーニオが美しい女相続人ポーシャと結婚するのに必要な資金を借りるための保証人を買って出る。

ところが、ユダヤ人の高利貸シャイロックは、期限以内に返済できない場合は、代わりにアントーニオの肉1ポンドをもらう、という条件を突きつけるのだった…。


★★★★★☆☆☆☆☆

かお 実はこの作品は去年公開時に観にいこうと決めていたのですが、

近くに上映している映画館がなくDVDが出るまでのお楽しみとなりました。

私はシェイクスピアの物語が実はあまり好きではありません。

有名な「ロメオとジュリエット」の類も観たのですが合わない。

本ももちろん読んでいません。

どうも観ていて恥ずかしいところがあるのです。

そこがファンが多いところなのかもしれません。

シェイクスピアの作品の中では恋愛もの以外がまだ観れます(ここが普通と違うのかも)

だからシェイクスピアのファンのかたは(恋愛もの以外が好きなんだな)と思ってやってください。

「ヴェニスの商人」といえばもう筋もオチもわかっています。

なのでいまさらと思いましたが主演があのアル・パチーノ。

パチーノのファンとしたら観ないわけにはいけない(苦笑)

濃い作品が多いからマンネリ化していたんですが、

史劇となれば話は別。

史劇は濃くていいんですよ(苦笑)

リチャード・ギアがダビデ王をやってた作品がありましたがあれはいけない(爆)

あまり薄い顔だと史劇のおしつけがましさがない(苦笑)

史劇なら少しは押しも必要です。

ところが・・

あらあらこのパチーノはどうしちゃったんだろうか。

まるで絵画や小説の挿絵のようなたたずまいで・・

この作品には合ってはいるものの何か物足りないのはなぜだろう。

私はこの作品を喜劇として期待していたのかも・・

パチーノのアクの強さが薄れちゃったのはどうしてか。

よく考えてみた。

今の時代だからなのかもしれない。

戦争前と戦争後。

ユダヤ人が差別されることが正義とすらされていた時代と、

ユダヤ人ということがエリート視さえされている今の時代・・


映画を観終えるまでにもう「何この映画」と筋をわかっていて観てるのに、

ばからしいと怒っていた私ですが・・

この映画は観方を変えないとだめかもしれない。

余韻の残るラストでは観客に問いかけているのだから・・

常識とは何ですか?

あなたはどこの国のいつの時代の人なのですか?

考えてみよう・・

よーく考えればこの映画はかなりツボをついている。

原作が作られた時代やシェイクスピアが反ユダヤだということを。

その目で観ればシャイロックは悪であり、

日本で言えばまあ悪代官を水戸黄門や一休さんが懲らしめた。

そういう風刺のコメデイなのだ。

原作をわかってはいるのに・・

何で友達にツバを吐くの?

何でお金を貸すのに利子をつけるの当たり前でしょ?

とかとか・・時代錯誤な観客(爆)

ユダヤ人が差別され金貸し業しかさせてもらえなかったから、

今の金融業があるというのは皮肉じゃないですか(苦笑)


今の時代ならどう取ればいいのか?

それこそ、

そのころはキリスト教徒はこうでしたと風刺しており、

笑えないコメデイになってしまう。

それは原作そのままのセリフが今の時代にミスマッチしているから。

「キリスト教に改宗しろ」このセリフを聞いたとき怖くなった。

そしてミスマッチは実はマッチしているから怖いのだと思った。

世界がローマだけではなくなった今、

かなり笑えないと思うんですが・・

ある意味意義のある作品なのです。


ただテンポがよくないので、

後味が悪く考えさせられるといういい作品内容なのに、

なにか惜しいなぁと思いました。

それと女性があまり見栄えがしない。

好みもありますが・・

ジョセフ・ファインズは濃いなぁ・・

このての作品によく出ていますが、

史劇は濃いほうがいいんだけど彼は・・

元アルゼンチンのヴェーロン選手とだぶってしまったくらい(爆)

ジェレミー・アイアンズはうまいんだけど、

役的には「走れメロス」やイエス・キリスト役ですね。

やっぱ原作からして合わなかった(苦笑)

ちょっと勧善懲悪の物語が今見たら時代錯誤で、

それをキリスト教への風刺と割り切って見れば観れるけど・・

結局そういうことなんでしょうね(爆)


チョキ実はシェイクスピアを苦手な私も好きな作品はあるのです。

恋愛もの以外というところがミソ。

やっぱりメロドラマはいつの時代のも苦手でして・・


星リチャードを探して

アル・パチーノが史劇向きだと確信した作品。

お得になってる・・(ショック)

ケビン・スペイシー他そうそうたる顔ぶれです。

ミュージカルが大の苦手な私もこれはよかった。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
リチャードを探して
ウィリアム シェイクスピア, William Shakespeare, 福田 恒存
リチャード三世


星生きるべきか死ぬべきか 
本当に気に入ったので衝動買いしてしまった。
こういう笑いが好き。
この作品はヒットラーを皮肉っていますが、
ある場面でシャイロック役の俳優(俳優の役をやる俳優!)も出てきます。
あの有名な「ヴェニスの商人」のセリフがヒットラーの目の前で展開される・・
ビデオメーカー
生きるべきか死ぬべきか

こういう作品こそもっと安くしてほしい・・

メル・ブルックスがリメイクはしてるんですが・・



ハムレット
シェイクスピア, SHAKESPEARE, 野島 秀勝



星ジュリアス・シーザー

「ブルータスおまえもか」で有名ですよね。

私はカエサルが好きなので「ガリア戦記」も持ってますが、

これの映画化がされればいいのになぁ・・

まあシーザーは好ユダヤでしたので暗殺されたという説もあり、

映画化は難しいのかもしれない。

「クレオパトラ」でちょこっとしかでてこないし。

シーザーなきあとの時代ということで、

アウグストゥスが真の皇帝になった映画もありました。

ローマン・エンパイア ・・カリギュラまで観てます(苦笑)

帝国もののほうが恋愛ものより好きだ!


コロムビアミュージックエンタテインメント
ジュリアス・シーザー

ジュリアス・シーザー

シェイクスピア, 福田 恒存


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2006-05-07 07:13:25

クイック&デッド

テーマ:歴史もの/史劇

クイック&デッド 1995

THE QUICK AND THE DEAD


美しいものが勝つ


ポニーキャニオン
クイック&デッド<Hi-Bit Edition>

監督: サム・ライミ

出演: シャロン・ストーン Sharon Stone
ジーン・ハックマン Gene Hackman
ラッセル・クロウ Russell Crowe
レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio
トビン・ベル Tobin Bell
ロバーツ・ブロッサム Roberts Blossom
キース・デヴィッド Keith David
ランス・ヘンリクセン Lance Henriksen
パット・ヒングル Pat Hingle
ゲイリー・シニーズ Gary Sinise
ケヴィン・コンウェイ Kevin Conway
ウディ・ストロード Woody Strode
ジョノソン・ギル




鬼才サム・ライミが挑んだ西部劇だが、主演が女ガンマンであるという変則性といい、画面から漂う雰囲気やA・シルヴェストリの音楽といい、どちらかというと“マカロニ・ウェスタン”の香りが色濃い。

寂れた田舎町リデンプションは、年に一度の早撃ちトーナメントの開催を明日に控え俄に活気づいていた。

町にやって来た女ガンマン、エレンも勢いからその戦いに参加することになるが、彼女には真の目的がある。

トーナメントの開催者である悪名高き市長のヘロッドを見るエレンの瞳には復讐の炎が燃え上がっていた……。

S・ストーン(共同製作も担当)、G・ハックマン、L・ディカプリオを始め、あたかも“格闘ゲーム”のようにクセのあるキャラクターが続々登場し繰り広げられるトーナメントを中心に、女ガンマンの復讐を描き、ライミ独特のカメラワークとマンガ的演出も健在。

「バファロー大隊」や「プロフェッショナル」などでその特異な個性を発揮していたW・ストロード(マカロニ作品も多数あり)の遺作となり、この作品も彼に捧げられている。



★★★★★★☆☆☆☆

ビール すごい豪華な俳優陣ですよね!

今なら不可能なんではなかろうか・・

このなんともいえない組み合わせはどうなんでしょうか。

この作品を観る理由はただひとつ私がサム・ライミが好きなこと。

だから甘めに観てしまいます。

サム・ライミって不思議な魅力があるんですよねぇ・・

「死霊のはらわた」でもうファンになっちゃったんですが、

ホラーあがりからSF大作監督になった監督といえば、

ピーター・ジャクソンもいるのですが、

サム・ライミ=スパイダーマン監督はそこまでA級感はない。

けれどもB級映画の帝王といわれるジョン・カーペンターみたいなマニア向けでもない。

異論があるかもしれませんが・・

スピルバーグの初期っぽいカメラワークが見えるんです。

あそこまで大作を意識したSF撮りではないんですが・・

こだわりがあるというか妙に絵コンテが見えるのが好き。

ホラー+コメデイ+漫画=サム・ライミ<スピルバーグなんですよ。

もっとわかりやすくイメージすると、

サム・ライミ←ホラー>SF→ロバート・ゼメキス&スピルバーグ

サム・ライミのホラー=スピルバーグのホラー=ペキンパーのアクション(意味不明)


≧(´▽`)≦サム・ライミ


監督で選んだこの作品なんですが俳優陣の豪華なことにびっくり

それがあとの祭りかも(苦笑)

もうこの違和感から覚悟してコメデイと割り切って観ることに・・

ホラーで笑えるサム・ライミが撮る西部劇の主役は、

なんと中世貴族のような顔シャロン・ストーンと、

ディカプリオがなぜなぜ西部劇・・??

あのラッセル・クロウはなんとも情けない神父役~??

ゲイリー・シニーズなんてどこに出ていたんだ??

・ジーン・ハックマンだけはなぜか違和感アリまくりのこの映画の中で、

全く違和感がなかったのは悪役顔だからでしょうか??ポパイ~!

趣味で撮ったとしか思えない違和感アリまくりの俳優陣に演出。

だからコメデイ西部劇。

西部劇というのは意外と私には合いましたね。

元から西部劇は苦手だったのに克服するため何本か観ていたんですよ。

西部劇とはこうゆうものだと「真昼の決闘」「大いなる西部」等観ました。

その西部劇の世界をサム・ライミでどう料理するんだろうか?

その世界で楽しめましたので内容はあまり気にしません(爆)

「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」みたいだ

カメラワークはもろサム・ライミでありまして、

大袈裟でこだわりがあっておかしい。

なぜホラー演出!?

シャロン・ストーンは制作にもかかわっているせいかひとり真面目(爆)

ディカプリオはこういう軽すぎる役が合うのが不思議。

いやぁここまで悪の権化のように描かれているハックマンならば、

対決で息子にとどめさしちゃった方が逆に効果ありかも。

漫画、漫画、つまらないのに面白い。

久しぶりにこんな見方で映画を観ると肩が凝らないです。

それもまあ好きな監督の演出を観て豪華な俳優陣を楽しんだから。

ちなみに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でおなじみの、

アラン・シルベストリが音楽やってるんですが、

漫画チックなライミ監督の演出とまた変に合ってるようで合ってないようで、

おかしい(苦笑)

やっぱり・・サム・ライミ=スピルバーグというよりは、

ゼメキスに近いかもね(この作品では)


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2006-04-21 07:50:13

ノアズ・アーク<未>

テーマ:歴史もの/史劇

ノアズ・アーク<未> 1999

NOAH'S ARK

ハピネット・ピクチャーズ
ノアズ・アーク

監督: ジョン・アーヴィン

出演: ジョン・ヴォイト Jon Voight
メアリー・スティーンバージェン Mary Steenburgen
ジェームズ・コバーン James Coburn
アレクシス・デニソフ Alexis Denisof


168分



旧約聖書の『ノアの箱船』を題材に繰り広げられるスペクタクル・ファンタジーTVムービー大作。

殺りくや享楽に溺れる人間たちに怒った神は、ソドムとゴモラの街を壊滅させ、それでも人間が改心しないとわかるや、大洪水を引き起こす。

それらの啓示を神から受けた敬虔な信者ノア(ジョン・ヴォイト)は、周囲にあざ笑われながらも家族や動物たちを乗せる箱船を作り、来るべき日に備える。そしてまもなく、その日がやってきた…。
J・ヴォイトが久々の善人役を誠実に演じているが、『チャンピオンズ』『ハンバーガー・ヒル』など知る人ぞ知るイギリス映画界の名職人ジョン・アーヴィン監督の視点には信仰心べったりの説教臭さはなく、むしろシニカルに神と人間の関係性を捉えているようだ。

ジェームズ・コバーン扮する商人に象徴されるように、人間の多面性をも大らかに肯定しているし、ブラックを含むユーモアも多々あるので、生真面目な寓話であるにも拘わらず気持ち良く観続けることができる。

オスとメス、種の存続とSEXといった問題にもさりげなくメスを入れるあたり、さすがアーヴィン演出と讃えたくなる秀作である。(的田也寸志)




★★★★★☆☆☆☆☆

船 すごい豪華なメンバーです。

ほとんどがアカデミー賞俳優!

ジョン・ヴォイトはアンジェリナ・ジョリーのパパですが、

主役のノアをとぼけた真面目で朴訥な演技で、

その妻役のメアリー・スティーンバージェンは、

バック・トゥ・ザ・フューチャー3のドクの恋人役で有名でしたね。

ジェームズ・コバーンロト役を怪演

このすごいメンバーに毒もあるコミカルな演出。

題材は「天地創造」のあの有名なノアの箱舟

スペクタクル・シーンはもちろんつがいの動物も見所・・

のはずなんですが。

面白くないわけがない。

それなのにやってしまいました。

いくら演出に映画的な面白さを加色しているとはいえ、

ノアの箱舟とソドムとゴモラをいっしょくたにするなんて・

おまけに時間が長すぎます。

当然長いから人間ドラマを盛りだくさんにしなきゃならない。

ノアの箱舟が漂流中に、

海賊船に遭遇するって・・

そんなアイデアがあるのならばいっそ、

全体にコメディにすればよかったかも。

おまけに聖書をバカにしているような派手なだけの演出。

ここもコメディならよい演出だったんですが・・

最後の誘惑」のような冒頭からずっとコメディでありながらも、

ラストに意味がある不思議な作品ではなく、

ただたいくつでわけがわからず豪華な聖書ものとなっていて残念。



メモ天地創造

聖書に興味がなくとも内容がつまらないなと感じても、

一度は目を通しておきたい作品です。

旧約聖書の世界なのですが、

ほとんどのSFなどの映画のヒントが隠されています。

冒頭からの語り、アダムとイブ、ケインとアベル、ノアの箱舟、

バベルの塔、ソドムとゴモラ、順番が前後してたらすいません。


メモソドムとゴモラ

単体でも面白い作品です。

死海に沈んだ街は地学に興味がある方も夢を馳せられるのでは・・

地理も歴史もそんなに得意でも興味もないのですが、

映画として本としてなら興味があります。

聖書ものが好きなのは、

大変古い時代のわからない歴史に夢があるからと、

SFの世界観が味わえるからです。


なぜ帝国が消えたのか?なぜ海底に沈んだのか?

なぜあのような絵を誰が何のために描いたのか?

なぜあんな高いところに都市があるのか?

わからないことばかりで面白いのです。

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2006-01-28 08:09:28

壬生義士伝

テーマ:歴史もの/史劇

壬生義士伝 2002

まっすぐに泣ける生き方がある

守銭奴と呼ばれても、貫きたい志があった。
身は修羅と化しても、守りたい愛があった。

松竹
壬生義士伝

人気作家浅田次郎の同名ベストセラー小説を「秘密」「陰陽師 ~おんみょうじ~」の滝田洋二郎監督が映画化した感動の時代劇。

混迷する幕末を舞台に、無名の新撰組隊士吉村貫一郎を主人公に、“守銭奴”とさげすまれても、愚直なまでに愛する者のために生き抜いた一人の男の波瀾の運命を描く。

主演は中井貴一。共演に佐藤浩市。
 幕末の京都・壬生。尊皇攘夷の名の下にこの地で結成された新撰組は、表向きこそ勢いを見せるが、力を増す倒幕勢力の前に浮き足立ち士気は低下の一方だった。

そんなある日、一人の剣士が入隊してきた。盛岡の南部藩出身のその男、吉村貫一郎はみすぼらしい身なりに似合わず、これまでに何人もの人を斬り捨ててきた猛者だった。

しかし、大儀のためには己の命をも顧みない隊士たちの中にあって、恥ずかしげもなく命に固執し、さらには何かにつけてお金に執着する貫一郎の姿は異彩を放っていた。

そんな貫一郎に、近藤勇も一目置く斎藤一は嫌悪を感じるのだったが…。




日本アカデミー賞

作品賞

主演男優賞 中井貴一

助演男優賞 佐藤浩市



監督: 滝田洋二郎


出演: 中井貴一 吉村貫一郎
三宅裕司 大野次郎右衛門
夏川結衣 しづ
中谷美紀 ぬい
村田雄浩
佐藤浩市 斎藤一
塩見三省
堺雅人
野村祐人
斎藤歩
堀部圭亮
塚本耕司
比留間由哲
加瀬亮
山田辰夫
伊藤淳史
藤間宇宙
伊藤英明



★★★★★★☆☆☆☆


義のために死する

義とは大義

所詮国の駒

国のために死ぬ

捨て駒であろうとも

歴史が変われば

現代はその石鎚のうえに

のうのうと育っている・・


この作品からこんなエッセイを書いてみましたら、

なんか「男たちの大和」みたいだと自分でも変・・


吉村貫一郎という実在するもほとんどがフィクションなる人物にまず違和感。

私は新撰組のファンなのですが、

今まで読んだ本が司馬遼太郎、子母沢 寛だったので、

もうその新選組のストーリーが自分の中で出来上がっちゃってるんですよね・・


浅田 次郎
壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2
↑この映画の原作 もちろん未読なのです。

私が今まで愛読していた本↓

子母沢 寛
新選組始末記

面白いし読みやすいです。

けど・・

私はやはり司馬遼太郎ファンですから、

司馬 遼太郎
新選組血風録

こっちがお気に入りなのです。

司馬 遼太郎
燃えよ剣

↑そして読み終えたあと泣けた土方歳三のドラマ・・

大好きです。



あとこの映画とNHKの大河ドラマと同じ俳優が出てたのでさらに違和感(苦笑)


佐藤浩市=斉藤・・NHKでは芹沢鴨

堺雅人=沖田・・NHKでは山南敬助

ジェネオン エンタテインメント
新選組 ! 完全版 第壱集 DVD-BOX

思い込みというか思い入れってなかなか消せません・・

私が新選組に特別の思い入れがなければまた違っていたかも



横道にそれましたが・・

中井貴一はやっぱりうまい俳優だなぁとあらためて感心。

最初は貧乏くさい役だとかなり違和感(なまりも役柄ひどい)があったのに、

ここまで完璧に演じられては逆に寺尾聡の演技のように見え苦笑・・

言葉を理解するために字幕つきで邦画を観ました。

何を言っているのかわからない部分もありましたので・・

それほどなりきっていたのですが。

だから寂しいのです。

後半の見せ場をあんなふうにひつこくしなければよかったのに・・


ネタバレ


切腹をするまでが長い・・長すぎる。

満身に傷を負いもとの旧友邸に転がり込んだ行き場のない体。

あの時代なら切腹もいたしかたない(武士の情けです)

しかしそこで観客にソレは違うと考える余裕を与えてくれず、

勝手に不幸の主人公の語り部と化してしまいます。

そしてそれからもひつこい説明的な演出・・

観ている方はわかっているから考えたいのですが、

もしかしたら本を映画で読ませようとしているのか・・

う~ん「男たちの大和」で感じた思いと同じだった。

頭の中でそのメッセージを映像化したいのに朗読とかされると・・

こういった邦画の最近の演出を見ると、

過去の旧「砂の器」の素晴らしい演出が思い出されます。

時代の政治の犠牲になった人を美化しすぎなく、

観客に考える余裕を与えてくれるような作品を邦画に期待します。

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2006-01-17 08:05:40

ヘブン・アンド・アース

テーマ:歴史もの/史劇

ヘブン・アンド・アース 2003

WARRIORS OF HEAVEN AND EARTH
天地英雄

日本へ帰りたくば、友を暗殺せよ。

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ヘブン・アンド・アース

「双旗鎮刀客」のハー・ピン監督が日中を代表する実力派俳優2人を迎えて贈る壮大な歴史アドベンチャー。

過酷なシルクロードの大地を舞台に、遣唐使として中国に渡った一人の日本人と、逆賊として皇帝から命を狙われる元軍人の男が繰り広げる死闘とその後に芽生える友情を描く。

主演は「鬼が来た!」のチアン・ウェンと「壬生義士伝」の中井貴一。

共演に「少林サッカー」のヴィッキー・チャオ。
 紀元700年頃の中国。13歳で遣唐使としてこの地に渡り、現在は直属の刺客として皇帝に仕える一人の日本人剣士、来栖。彼は25年ぶりの帰国が許され、望郷の想いに胸を熱くする。

そして、彼が司令官の娘、文珠を警護し長安へ送り届ける最中、皇帝より最後の仕事を命じられる。

それはかつて、唐王朝最大の脅威である突厥(トルコ系遊牧民族)の女性や子どもを命令に背いて逃し逆賊となった元将軍、李を殺害せよというもの。

一方その頃、逃亡生活を送る李は、天竺から皇帝へ献上する仏教経典を運ぶキャラバンの護衛として長安を目指していた…。




監督: ハー・ピン He Ping


出演: チアン・ウェン Jiang Wen 李
中井貴一 来栖
ヴィッキー・チャオ Vicki Zhao 文珠
ワン・シュエチー Wan Xue-Qi 安
チョウ・ユン


★★★★★★☆☆☆☆


歴史劇といえば映画で最初に観たのがなんと「三国志」でありましたし、

三国志は大好きで本も何通りか読んでいますし、

時代は違えどもあと「水滸伝」「西遊記」も読みました。

史記」「孫子」このあたりが好きですし・・

といっても「三国志」はテレビ版みたいな連続ものでしたが・・

そういうのを期待していたから策略や陰謀のややこしい話というのは覚悟していました。

アジアの映画では観てるのは中国映画くらいです。

絵がきれいなのというのもありますね。

チャン・イーモウ監督の初期作品よりも最近の派手なほうが好きといえばわかりやすい。

人情ものや昔の恋愛などは日本の映画でも避けているようで、

中国映画に期待するのはとにかくきれいな映像と冒険活劇なのです。

まあでもそれは偏見かもしれないので人情劇も観てみようか・・絵がきれいなら。


この作品を借りたきっかけは中井貴一の映画でも観てみようかと物色してて、

某国のイージズがまだ人気作であり評価はあまりよくはなかった・・

それと邦画を観るならサスペンスか社会派中心にしたかったので、

久々に中国映画で歴史ものを探していたら出演している・・

いやぁ・・中井貴一はこういう難しい役が好きなのか回ってくるのか、

なぜいつもややこしいスパイ役なのか(苦笑)

日本人がハリウッド映画で英語を喋ることも大変なのですが、

それ以上に日本人が中国人にまざって中国語を喋るのは大変

香港の俳優さんは北京語を喋っても広東語なまりがあるので、

同じ中国人でありながら上映では吹き替えられてしまうらしいです。

アンディ・ラウや金城武さえそうだったから、

この作品の中井貴一は素直にがんばってるんだ日本人偉い!と感心。

中国映画をなぜ観るのか(韓国映画は観ないのに)

これは日本人が出ているからという理由が大きく、

そして映像がきれいで歴史ものなどは活劇的なアクションがあるから。

これが微妙でアクション・コメディとなるとまたついてゆけない。

魔法や人間関係の騙しあい大いに結構で、

この作品のラストはほとんどの方が違和感を感じるでしょうが、

わりと私は大丈夫でして逆にもうちょっとそれなら全体に妖術とか入れてほしいと・・

レイダース」のようなCGのまやかしは大うけしてしまい、

「ああ、レイダースだ面白い、ならばもっと全体に脅かしてほしい」と。

結局「西遊記」みたいな筋なんですからもったいないです。

もっと面白くありえないくらいなファンタジーを入れてほしい。

緑の湖や赤い洞窟(みたいな名前)とやらRPGのようで、

「ロード・オブ・ザ・リング」のような旅の仲間遊びもやってたし、

アラビアのロレンス」のカメラワークそのまんまじゃないか!みたいな、

砂漠に馬賊にラクダの群れに・・そして異国の遣唐使中井貴一。

もっと面白く出来そうなお話でした。

中国の歴史映画ってここがだめなのかもしれないなぁ・・

ファンタジーを優先としたら「HERO」みたく絵で読めみたいになるし、

絵で魅せるのは当たり前と期待され、

お話も欲張って楽しませようとしたらこの時間は中途半端。

どこかB級活劇になってしまったのが残念だけど・・

割り切って冒険活劇として派手で脅かす演出をしてほしかったなぁ・・

カツラが中国の歴史映画は浮いてるので違和感あったけど、

日本の歴史劇も剃り上げているのでまあ許すとして。

その他の俳優陣では主役のチアン・ウェンと似た俳優さんがいてて、

見分けがつきにくく困った(笑)

ヒロイン役のヴィッキー・チャオは日本のビジュアル系って感じのかわいい女優で、

なんかジャニーズの滝沢君を女の子にしたみたいでした。

突っ込みどころを探して笑える映画ですし、

そんなに気難しい内容でもありませんし、

そこそこ見逃せばまあ楽しめる娯楽作だとは思います。

何かを学ぼうという気で観れば学べないこともないのですが、

それは本当にエンディングで演出されるシーンですので、

感情移入はできにくいかな。

「ラスト・エンペラー」のような高尚な映画でもありません。

割り切って許して観ましょう。


nakai

どうも「LOVERS」もすなんですが、

中国の歴史映画ってカツラが浮いています・・

中井貴一はある角度小泉総理、

そして古いんですが野球選手でヤクルトの岡林投手似(爆)

漫画で言えば横山光輝の「三国志」の曹操役にピッタリだと思う。

なぜか曹操役が渡辺謙の予定らしいんですが・・

いつ公開されるんでしょうか三国志・・

渡辺謙の曹操はう~ん・・・

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2005-12-17 08:15:11

最後の誘惑

テーマ:歴史もの/史劇

最後の誘惑 1988

THE LAST TEMPTATION OF CHRIST


ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
最後の誘惑

紀元前1世紀のパレスチナ。神への到達を目指すナザレのイエスは、神からの啓示を待ちわびていたが、

ユダの裏切りによりゴルゴダの丘で十字架にはりつけにされる。

そこでイエスは、生々しい幻覚を見るが……。人間としてのイエスの中にある精神と肉体の無慈悲な戦い、

そしてその苦悩を描くという、新解釈を試みた斬新な作品。

これらの題材を見事な人間ドラマに仕上げた、マーティン・スコセッシの手腕の確かさを感じさせる。



監督: マーティン・スコセッシ Martin Scorsese


出演: ウィレム・デフォー Willem Dafoe イエス
ハーヴェイ・カイテル Harvey Keitel ユダ
ヴァーナ・ブルーム Verna Bloom 聖母マリア
バーバラ・ハーシー Barbara Hershey マグダラのマリア
ハリー・ディーン・スタントン Harry Dean Stanton パウロ
デヴィッド・ボウイ David Bowie ピラト総督
アンドレ・グレゴリー Andre Gregory
ジュリエット・ケイトン Juliette Caton
ロバーツ・ブロッサム Roberts Blossom
アーヴィン・カーシュナー Irvin Kershner
ネヘミア・パーソフ Nehemiah Persoff
バリー・ミラー Barry Miller
ヴィクター・アルゴ Victor Argo
ゲイリー・バサラバ Gary Basaraba


★★★★★★★☆☆☆

マーティン・スコセッシがこんな映画を作ってたなんて・・

160分以上あるし主役がキリストなのだから真面目で面白くないのだろうなぁ・・

そう思い込んでいたのですがいやこれは面白かった!

私は前から書いてるように旧約聖書の映画のほうが好きです。

だからこの映画が合ったのかもしれないのだけれども・・

どちらの聖書も読みませんが(苦笑)信者でもない日本人の私から見れば、

映画としては面白い旧約ものを観るのは成り行きでしょう(!?)

新約モノを避けているのは、ほとんどが耐えるキリスト個人のドラマになっており、

スペクタクルな面白さや抑揚が感じられないだろうと・・

なのでこの時代のキリストが絡む映画を観る場合は、

あくまでも時代の背景として登場し、

主役はあくまでもローマ帝国なのです。

同じようにホロコースト映画も数を観ていません。

「戦場のピアニスト」も借りて冒頭だけ見てすぐ返しました。

あまりにつらい内容の同じ種類の作品を観れば客観的に見れなくなり

耐えることや殺されることも美化されるので避けているのです

影響を受けやすいので怖いというのもあります。



さてこの作品はあらすじを調べてこれは他のキリスト主役の映画ではない、

もしかしたらこの作品こそ客観的に描かれており唯一日本人でも理解できるのではと・・

大変面白くて長い時間があっという間にすぎていってしまいました。

おそらく本当の信者の人から見ればくだらない作品なのかもしれませんし、

想像の脚本に過度な演出で理解しがたいのかもしれません。

実際当時ハリウッドでは上映禁止運動が行われた問題作です。

ある意味偶像ともいえる救世主(メシア)を待つ旧約と、

その救世主が現れた新約。

その象徴は絶対であり人間的であってはならないのかもしれません。

しかしそれは当時その人が(キリスト)心から本当に望んだことでしょうか。

あとから伝え広める人たちが望んだことなのではないのでしょうか。

そうこの作品はキリストもただの人間であったという当たり前の解釈で、

ソレは決してコメディでもなく悪意に満ちているものでもありません。

私は逆にこの作品を見たおかげで近づきがたいどちらかといえば、

理解したくないキリストという人に(あくまで神ではなく)興味を持ち親近感さえわきました。

それは信者にとっては邪魔なものなのでしょうけれど私は信者ではありません。

宗教映画を歴史からは外せません

歴史映画が好きですからそこから宗教を外して見られないのです。

この映画を観ることで本質がわかるとは言い切れませんが、

こういった切り口で語られるのもアリなのではと思います。

真面目にサスペンスとして観るのも面白い作品です。

作品の匂いは旧約聖書だと見て間違いないなぁ・・

まるで日本のどこかの党首みたいだ(党は違えど匂いは)まさに親近感(爆)


まあ難を言えばキャストがあまりにギャップがあることですが・・

イエスがウィレム・デフォー!あの「スパイダーマン」のゴブリンなんですよ~!

ユダがハーヴェイ・カイテル!あの「パルプ・フィクション」の掃除屋なんですよ・・

ローマの提督ピラトデヴィッド・ボウイはありかも・・(気づかなかった!)

病人とチンピラ(爆)笑えてしまう・・けど真面目なんだなぁ。

このギャップはついてゆくとなんともいえない味わい。

お・・音楽もピーター・ガブリエル(ジェネシス)

これは面白くないわけがないでしょう。

冒頭からイエスが自分のために十字架の試着(爆)をするシーン。

そこにハーヴェイちんぴらユダが現れ暴れる・・

この時代にあった(今でも)同性愛描写はそれを見せなくてもわかる。

なんという掟破りの作品なのでしょうか!

この映画はいったい・・??

すぐゴルゴダの丘のシーンへ・・ええっ?早すぎ。

そしてそこから回想のような現実のような修行のシーンへ・・

ここらはまるで十戒の世界です。

砂漠で魔法陣の中で修行するイエスの前に現れる魔物は、

色んな形で誘惑してきますが炎が悪魔というのは「十戒」でしょう。

つまりこの作品は神と悪魔は一対であるという究極の推理なのです。

なんて日本人にもわかりやすい宗教映画なんだと感心。

ノアの箱舟には対の動物しか乗せられないので、

断られた天使は悪魔をつれて乗り込んだという逸話を思い出した。

私的ですいませんが善と悪は同一ということに興味があり、

「タルムード」も研究中です(大爆)

さてイエスが処刑されたあとの後半もものすごい斬新です。

まさにヤマばかりの作品でありそこらの宗教映画とは違います。

生き返るのですよ!

・・なんだそれじゃあ聖書の言い伝えどおりの真面目な作品じゃあないか。

いいえ、そこからが面白いのですよ。

イエスが生き返ったらどうなるか。

計画どおり(爆爆)伝説となったのに普通に生活してたらどうなるか?

街をパトロールするイエスに出くわす使徒たち・・

これはやっぱり風刺コメディなのか!?

と思ったら実はまた最後にどんでん返しが待っています

この作品は性と生への執着心に満ちています

その難しさを生々しく描いているのでイエスを追って信者が後追い自殺などという、

変な妄想を抱かせる誤解させる映画とは全く異なります。

配役も個性的でたぶん二度とこの手の作品は作られないであろう。

保存用に中古DVDを探してみようかな・・

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2005-10-08 07:06:18

イン・ザ・ビギニング

テーマ:歴史もの/史劇

イン・ザ・ビギニング  2000

IN THE BEGINNING

ジェネオン エンタテインメント
イン・ザ・ビギニング

旧約聖書をベースに、アブラハムの時代からモーゼの十戒までを壮大なスケールで描いたスペクタクル映画。

約3時間に及ぶ長編大作を完全収録している。最新のSFX技術を多用した、モーゼが神から「十戒」を授かるクライマックスシーンは圧巻。

監督: ケヴィン・コナー

★★★★★☆☆☆☆☆

天地創造から十戒までを約3時間で観られるのですから、

かなり駆け足で創世記の歴史が楽しめます。

が・・短すぎていそがしいいそがしい。

大河ドラマのダイジェストを観ているような感じでした。

天地創造からでもアブラハム主体ですから、

当然ノアの箱舟もなし。

ソドムとゴモラもなかったのであららどこで魅せるのかと観ていましたら、

やはり最終章にモーセ海を割るシーンを持ってきました。

これが・・現代の2000年の海が割れる図です。

bigin

CGの力でかなりリアルになりましたが・・

私が思うにこういった創世記ものは絵心も必要だと思うのです。

実写にこだわらなくてもいいと思うんだけど・・

つまりは神話のようなファンタジーさもあったほうがいいと。

こちらが元の十戒で、

色をさらに加工してみました。

pet10

それと昔の宗教スペクタクル映画の役者と今の役者とは顔立ちが違う

キングダム・オブ・ヘブン」を観た時にも思いました。

そういうところでなにかピンとこないのかもしれません。

ところで今回のテレビ映画でもいいところはありました。

あまり映画化されてはいない章が観られたこと。

太字はこの映画にはありません。・・まあお金が足りませんよね。

天地創造と原初の人類
天地創造 1章
アダムとイヴ、失楽園 2章-3章
カインとアベル 4章
ノアの方舟 5章-11章
バベルの塔 11章
太祖たちの物語
 アブラハムの生涯 12章-25章
 ソドムとゴモラの滅亡 18章-19章
 イサクをささげようとするアブラハム 22章
 イサクの生涯 26章-27章
 イスラエルと呼ばれたヤコブの生涯 27章-36章
ヨセフの物語
夢見るヨセフ 37章-38章
 エジプトでのヨセフ 38章-41章
 ヨセフと兄弟たち 42章-45章
 その後のヨセフ 46章-50章

エジプト脱出
ヤコブ後のエジプトにおけるユダヤ人の状況 1章
モーセの物語 2章-4章
ファラオとの交渉と十の災い 5章-11章
民のエジプト脱出と葦の海の奇跡 12章-15章
シナイ山への旅 16章-19章
神と民の契約
十戒の授与 20章 (十戒そのものは20:2-17)
契約の書 20章-23章
契約の締結 24章
幕屋建設指示とその規定 25章-28章
儀式と安息日の規定 29章-31章
金の子牛 32章-33章
戒めの再授与 34章 (「モーセの角」の誤訳の原因となった箇所は34:29-30)
安息日と幕屋の規定 35章-39章
幕屋の建設 40章

これら全てを3時間で映画化するのは絵本を読むようなものです。

ヤコブの章(音的にはジェイコブと読むのでジェイコブです)

この名は意外とホラーやらサスペンスに登場するので覚えておくとありがたいです。

「ジェイコブズラダー」 というティム・ロビンス主演のサスペンスはお勧め映画。

なおWikipediaからの転用ですが、

実際の映画は脚色されており話は多少違います。

なかなか面白いお話です。

ここだけ2時間くらいかけて映画化してくれてもよかったり・・

聖書におけるヤコブ
『創世記』によると、父はイサク(イツハク)、母はリベカ、祖父は太祖アブラハム。

ヤコブは兄エサウを出し抜いて長子の祝福を得たため、兄から命を狙われることになって逃亡する。

逃亡の途上、天国に上る階段の夢(ジェイコブズ・ラダー(Jacob's ladder)という言葉の由来)を見、

自分の子孫が偉大な民族になるという神の約束を受ける。

ハランにすむ伯父ラバンのもとに身をよせ、やがて財産を築いて独立する。

兄エサウとの和解を志し、会いに行く途中、ペヌエルで神と格闘したことから神の勝者を意味する「イスラエル」(「イシャラー(勝つ者)」「エル(神)」の複合名詞)の名を与えられる。

これが後のイスラエルの国名の由来となった。

レア、ラケル、ビルハ、ジルパという4人の妻との間に娘と12人の息子をもうけた。

その息子たちがイスラエル十二部族の祖となったとされている。

晩年、寵愛した息子のヨセフが行方不明になって悲嘆にくれるが、数奇な人生を送ってエジプトでファラオの宰相となっていたヨセフとの再会を遂げ、やがて一族をあげてエジプトに移住した。

エジプトで生涯を終えたヤコブは遺言によって故郷カナン地方のマクペラの畑の洞穴に葬られた。

天地創造

十戒

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2005-09-29 07:45:41

スパルタカス

テーマ:歴史もの/史劇

スパルタカス 1960

SPARTACUS

大ローマ帝国にたった一人で挑んだ男スパルタカス、その愛と感動の生涯!!
空前の巨費と最高の キャストでハリウッドの情熱が この巨大なスペクタクルを 甦えらせた--(リバイバル時)

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スパルタカス

アカデミー賞

助演男優賞 ピーター・ユスティノフ

撮影賞(カラー) ラッセル・メティ

美術監督・装置賞(カラー)

衣装デザイン賞(カラー)

ゴールデン・グローブ

作品賞(ドラマ)


監督: スタンリー・キューブリック


カーク・ダグラス Kirk Douglas スパルタカス
ローレンス・オリヴィエ Laurence Olivier マーカス・リシニアス・クラサス
チャールズ・ロートン Charles Laughton グラッカス
ジーン・シモンズ Jean Simmons バリニア
ピーター・ユスティノフ Peter Ustinov レンチュラス・バタイアタス
トニー・カーティス Tony Curtis アントナイナス
ジョン・ギャヴィン John Gavin カイアス・ジュリアス・シーザー
ウディ・ストロード Woody Strode
ジョアンナ・バーンズ Joanna Barnes
ニナ・フォック Nina Foch



いわゆるハリウッド製史劇の極北をゆく、厳しく力強い革命的な映画だ。

ここで描かれるのは、単なるローマ帝国への反乱ではなく、失敗に終わるからこそ正しい“革命”の姿であるといえる。

原作者ファスト、脚本家トランボ、そして製作者兼主演のダグラスの意図は明白だ。

大戦は終わっても冷戦が始まり、いつ収まるとも知れぬ争いの時代に、人間の自由と尊厳の死守を訴える本作の問いかけは、現在もなお、我々に重くのしかかってくる。

また、この映画のメガホンが、降板したアンソニー・マンの手からキューブリックに渡ったことも幸いだった。

完璧なビジュアリストによる画面は、きわめて熱い物語を冷然と切り取って、スペクタクル・シーンにも瞬きも出来ぬ密度を作り上げている。

91年の復元完全版(197分)では、カーティスとオリヴィエの同性愛をほのめかす場面などが加えられ、更に評価を高めた。


★★★★★☆☆☆☆☆

これはもう趣味の問題かなぁ・・

私は歴史映画が好きで特にローマ帝国時代は気に入っているのですが、

先に「聖衣」「ディミトリアスと騎士」を観ているのでついてゆけると思っていたのですが、

合わない映画のひとつになりました。

剣闘士ものは他に人気の「グラデュエーター」もありますが苦手なので未見。

どうやらこういった体育会的な歴史ものは「ベン・ハー」までです。

キューブリックが監督したことを認めたくないというキューブリックらしくない映画で有名。

それでも違和感ある色使いなどはキューブリック的なのですが、

キューブリックらしい仕事はあまり見えません。

音楽の遊びがないし物語りはいたってストレート。

ラストが思わせぶりな十字刑というのも真面目です。

聖書モノや歴史スペクタルに慣れてくるとキューブリックのような異才な人には、

旧約聖書の「十戒」のような世界を期待したり、シニカルなコメディを見たくなる。

他と違う世界の監督さんですから・・

いや、この作品の出来は賞を取っているようにいいんです。

でも後半の戦い(戦いの前の布陣)とか以外はオーソドックスな大作。

ちょっとドライというか客観的に描かれているのか眠気が襲い・・

作品中実は3回も寝てしまいました(爆)

全部観終えるのに苦労しました・・やかましい音楽や描写もほしかった。

でも題材が濃いので演出がおとなしめでまだよかったかなぁ・・
それとこの時代の架空の人物はやはり観ていて入り込めないです。

「ディミトリアスと騎士」しかり「キングダム・オブ・ヘブン」しかり・・

わかりやすくするにはシリアスに長くなるのですよね。

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