『虎影』
かつて最強の忍者と呼ばれていた虎影(斎藤工)。
今は忍を抜け、同じく抜忍の妻と息子と畑仕事をしながら、穏やかに暮らしていた。
しかし、かつていた組織に子供をさらわれ、財宝のありかを示した巻物を盗んで来るように脅される。
虎影と妻は、敵対組織に潜入するが、そこで妻が捕まり、人質に。
両方に人質を取られ、使命を負わされた虎影は‥‥。
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監督・脚本は、特殊造形の分野でも名高い西村喜廣さん。
忍者映画って、何気に珍しいですよね。最近では。
どちらかというと、洋画やアジア系映画で「ニンジャ」が登場する映画の方が多いかも。
でも、そういったニンジャたちは、やはり僕たちがイメージするものとは少しズレていて。
どっちがカッコ良いとかじゃないですよ。
なので、久しぶりに観る「忍者映画」に、自然とハードルが上がっていたわけですが。
その上がったハードルの下を、見事に全力でくぐり抜けてくれましたよ。笑
良い意味で適当というか、開き直っていたというか。
失礼ながら、きっと製作費が潤沢にあるわけじゃなくて。
そんな中、生真面目に忍者映画を作ったら、ショボいとかちゃちいとか言われそうですが。
その辺を逆手に取って、かつパロディっぽくしていたところに、僕は好感を持ってしまいました。
そして、僕ら世代にはたまらない、端々に放り込まれた、「仮面の忍者 赤影」へのリスペクト。
夢中で見たな~。なつかしい。
正直、確か鳥居さんが、一緒にやってるネット番組で告知してたな~くらいの、軽い気持ちで観に行ったのですが
楽しませていただきました。
ちなみに鳥居さん、セクシーで猟奇的なくのいち役で熱演しとりましたよ。
寄せて上げてたけどな!
☆個人的見どころ
・まさかの強化武器
・寄せて上げてる鳥居ちゃん
・呪怨の監督