まさかの実写映画化!


『HK/変態仮面』

敏腕刑事の父と、SMクラブの女王様の母の間に生まれた色丞狂介(鈴木亮平)。

だが本人はいたってノーマルで、拳法部に所属するが、気弱なごく普通の高校生。

狂介が想いを寄せるのは、転校生で拳法部マネージャーになった姫野愛子(清水富美加)。

ある日、サラ金強盗事件に巻き込まれ人質になった愛子を救うため、狂介はビルに潜入。

変装のための覆面と間違えて、パンティをかぶってしまった瞬間、今までになかった感覚が体中を駆け巡り‥‥。


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かつて少年ジャンプに連載され、凄絶なインパクトを残した「究極!変態仮面」。

まさか二十年の時を経て、実写映画化されるとは‥‥。

いや、逆に二十年待たなければならなかった、というべきか。


平常時の緩い日常と、変身後の異様な高揚感。

そのギャップ。

まさにそれは変態仮面でした。

変態仮面でした!

パンティをかぶった奥の目が、ちょっと作り物っぽ過ぎたのは気になりましたが。

濃いめのメイクとかじゃあダメやったんかな。


素晴らしかったのは、鈴木亮平さんの肉体ですね。

最初、CGかと思うくらいに、素晴らしい筋肉美でした。

変態仮面を演じるために、約1年以上かけてマッチョな体を仕上げたそうです。

変態仮面のために!

見事な役者魂と言うべきか‥‥文字通り変態と言うべきか‥‥。


母役の片瀬那奈さん、完璧でしたね。

普段そういう人なのか?と思っちゃうほどでした。

ヒロインの清水富美加さんも、言い方は難しいですけど、絶妙にちょうどよかったです。


ただ、原作が大好きなもので、ちょっと期待しすぎたかもしれません。

なんと言うか、ちゃんとしてたんですよね。

いや、決して悪いことではないんですけど。

個人的には、もっと無茶苦茶でも良かったんじゃないかなと。

バカバカしいことの連発で、1時間半とか、なんなら1時間ちょっとでやり逃げとか。

思ってたよりはボケどころ少なめで。

狂介の、変態としての葛藤が多めだったから、そう感じたのかもですね。


とは言え、あの変態仮面がこうやって映画化され、もう一度フィーチャーされたというのは、ファンとして嬉しいっすな。

久しぶりに、もう一回読み直そう。



☆個人的見どころ

 ・おいなりさん

 ・スパイダーマン?

 ・何気に出演・アルコ&ピース平子っち