香川照之×堺雅人×広末涼子!


映画とカレーと藤井

『鍵泥棒のメソッド』

貧乏で売れない役者の桜井(堺雅人)は自殺に失敗し、トボトボと銭湯へ。

そこで、高級なスーツを着て分厚いサイフを持った男が、セッケンで転倒、気絶するところを目撃。

こっそりロッカーの鍵を取り替え、男の荷物をそっくりいただくことに。

しかしその男は、実は有名な殺し屋コンドウ(香川照之)で、桜井はコンドウの請け負った依頼に巻き込まれてしまう。

一方、記憶を失って途方に暮れるコンドウは、婚活中の雑誌編集長・香苗(広末涼子)と出会い、好意を抱かれて‥‥。


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香川さんも堺さんも広末さんも

僕の好きな役者さんばっかり!

そんな映画を、観ないわけないじゃないっすか!


いや~、引き込まれましたね。

さすが「アフタースクール」の内田けんじ監督です。

随所に仕掛けが待ち受けていて、最後までドキドキでした。

「恐らくこういう感じで進むんだろう」と思っているのを、覆される感じの連続がたまらんすな。


メインのお三方のお芝居が、それぞれ一癖ある役なのに、本当にナチュラルで素敵で。

特に香川さんなんて、いわば二役みたいなもんですから。

その難しい役どころをサラリとこなしちゃうという。かっこいい!

珍しく悪役で登場の荒川良々さんも、すごい迫力で。

最初は笑っちゃいましたけど、緊迫したシーンでの迫力は半端ないっすな。震えました。


個人的には、やはり広末さんはショートカットの方が好きです。

まあ、言うまでもなく、短くなくてもやられちゃいましたけどね。

率直に言おう。

好きだヒロスエ!


正直、「アフタースクール」は、僕には入り組みすぎてて分かりにくかったのですが。

こちらは2人+1人の関係性が分かりやすく心地良く。

何気に笑いどころも多くて、観たあとにすっきりする映画でした。



☆個人的見どころ

 ・どうなるの?感

 ・名優・堺さんの大根芝居

 ・キュ~ン!