実際の一家がモデル!?


映画とカレーと藤井

『アニマル・キングダム』

17才のジョシュアは母親と2人暮らし。

ある日、母が突然薬物中毒で死んでしまったことにより、長らく付き合いがなかった祖母の家に引き取られることに。

その家には、3人の息子、つまりジョシュアの叔父たちが。

みな家族想いで仲良しだったが、実は全員が強盗や麻薬密売の犯罪者で、警察にマークされている一家だった。

やがて警察は、ジョシュアに目をつけ、彼から証言を引き出そうとするが‥‥。


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実際の一家がモデルとな。

マジでか!

ご近所トラブル必至ですな。

絶対嫌だ!


最初は、その一家が大暴れしてどうなっていくのか?みたいなストーリーかと思ってたんですが。

法の網をかいくぐり、好き放題やりよるんやろうなと。

でも、狂気的な一面は垣間見せるものの、意外に暴れるシーンはそんなになく。

かなり早い時間で、家族が警察にあっさり追い詰められて行くのが、何か物足りなくて‥‥


と、思いきや!

焦点はその一家の暴れっぷりでなく、ジョシュアがどういう動きをするかなんですな。

つまり警察は、物的証拠がすくない一家の犯罪を、ジョシュアの証言で裁判を有利に進めたいと。

一家は、何としてもジョシュアにしゃべらせたくないと。

そこを芯に二転三転する展開に、後半は釘付けでしたよ。


なんと言っても、ジャッキー・ウィーバー演じるおばあちゃんが抜群の存在感で。

そりゃあもう、悪くていやらしい(スケベという意味ではなく)、絶妙な表情をしよるんですよ。

この人の存在はでかいですな。この作品において。うんうん。(訳知り顔)


そしてラストが‥‥これは僕には意外でした。

良い意味で裏切られましたね。

興味のある方は、ぜひ劇場でどうぞ。



☆個人的見どころ

 ・ジョシュアの運命

 ・不敵なばあちゃん

 ・まさかのラスト