製作総指揮-スティーブン・スピルバーグ!


映画とカレーと藤井


「SUPER8/スーパーエイト」

1979年の夏。

オハイオ州の小さな町に住むジョーは、仲間たちと8ミリ映画の撮影に夢中になっていた。

ある日、真夜中に家を抜け出し、仲間たちと駅に忍び込んで撮影をしていると、貨物列車が脱線し、炎上する大事故を目撃する。

まもなくやって来たのは、警察でも消防でもなく、武装した空軍関係者。

あの貨物列車は、軍の機密の何かを運んでいたのだ。

その日から、犬が消え、停電が頻発し、車のエンジンだけが消えるなど、不可解な事件が続発する‥‥。



この夏の大きな話題作の一つでしょう。

21世紀の「未知との遭遇」「E.T.」的な作品だ!と言われているこの作品です。

確かに、田舎町に突然起こる不可思議な事件の感じや、子供たちの冒険心と友情、そして淡い恋など、惹きつけられそうな要素は満載でして。

ハラハラドキドキと観れたのですが、それだけ上げまくったハードルを越えるほどのものではなかったかと。


主役のジョーと、ヒロインのアリスとの淡い恋模様は微笑ましかったですし、町に起こる謎の真相に迫って行く緊張感も良かったんですが。

その謎のアレと、子供たちとの関わりが、イマイチ薄かったような。

どうせなら、もっとガッツリ。ねぇ。

結局どこをメインに作品を描きたかったのかが、あやふやになってた気がして。

ストーリー自体も、決して新しさを感じるものではなかったですし。

僕としては、ちょい残念っす。


映像はさすがの迫力で、冒頭の列車事故シーンなんて、3Dじゃないのに3Dかと思うほどで。

う~ん、さすがのスピルバーグクオリティ。

エンドロールの遊び心も楽しかったんですけどね。


それでもまた、スピルバーグ・JJエイブラムスのコンビは、きっとSF映画を撮ってくれるでしょう。

観るでしかし。



☆個人的見どころ

 ・淡い恋

 ・謎のアレ

 ・すんごい列車事故