「涼宮ハルヒの憂鬱」等のアニメで有名な山本寛さんの実写初監督作品。
「私の優しくない先輩」
九州の片隅にある小さな島に引っ越してきた女子高生・耶麻子(川島海荷)の悩みは、大好きな南先輩に告白できずにいること。
何度も書き直したラブレターは、ずっとポケットに入りっぱなし。
ある日、そのラブレターを、耶麻子の部活の先輩・不破(金田哲)にうっかり読まれてしまう。
不破は、耶麻子がうっかり入ってしまった2人っきりの体操部の先輩で、クサくてキモくてウザい、この島で唯一の苦手な存在だった。
そんな不破がおっせかいっぷりを発揮し、無理矢理耶麻子に、「南先輩への告白大作戦」を始めてしまうが‥‥。
爽やかっすな~。お二人とも。
なんでしょうか、昔懐かしの青春恋愛ドラマを観ているようでした。
なぜか「月曜ドラマランド」を思い出したり。
川島さん、金田さんのファンは必見じゃないですかね。
僕としては、あまりに直球すぎて、ちょっと観てて照れ臭かったです。
好きな人がいて、うざい人がいて、実は好きな人が‥‥で、次に‥‥と。
これでもかというくらい、王道を行ってまして。
直球映画は嫌いではないのですが、さすがにちょっと真っ直ぐ過ぎかな~なんて思ったり。
ぶっちゃけた話、照れ臭いんすな。観てて。
川島さんは、元気ハツラツで若さがまぶしいお嬢さんですな。表現が古くてすんません。
でも、うまく言えませんが、もうちょい萌えたかったです。おじちゃんは。
今までテレビなどで知ってるイメージの中でおさまってしまっていたというか。
それと、はんにゃの金田さんも、コント番組などで見るイメージそのままで。
僕は面識がないのですが、金田さんはかなり器用な方だと思うんです。
だから、できたらもっとシリアスな演技とか、違う役柄を見てみたかったですね。
なんというか、お二人とも今まで知ってるイメージのままだったので。
もちろん、それはお二人のさじ加減ではなくて、監督さんの演出の元でそうやってらっしゃったのでしょうけれども。
僕としては、ストーリーも含めて、どっかで裏切られたかったです。
エンドロールに関してはかなり好きです。
こういう、観てて楽しいラストは大好きですね。
川島さんの元気なダンスに癒されましたし、何よりそこにあの高田総統も‥‥おっと内緒。
最近では珍しい、気恥ずかしいくらいの王道系学園青春恋愛映画でございました。
☆こんな人におすすめ
・王道系学園青春恋愛映画好き
・川島さん、金田さんファン
・山本寛監督ファン