柴咲コウさん主演の最新作です。


映画館を漂流中。-食堂かたつむり


「食堂かたつむり」

おっぱい山の麓の小さな町で生まれ育った倫子(柴咲コウ)。

倫子は愛人の子であったせいもありいじめられ続け、自由奔放な母にも馴染めずで、都会で一人暮らしをしていた。

しかしある日、恋人に全財産を盗まれてしまい、そのショックで声も出なくなり、仕方なく実家へ戻る。

そんな倫子には宝物があった。

亡くなった料理好きの祖母が残してくれたたくさんのレシピと、おいしい漬け物ができる魔法のぬか床。

倫子は、その田舎町の片隅で、1日1組しか予約を取らない小さな食堂を始める‥‥。



いや~、うまそう!まずそこです。

もう、うまそうな料理が次から次から出てきて。

それを女性監督らしく(?)、細やかに撮ってあるもので、そりゃあもうお腹鳴りっぱなしでしたよ。

おいしいものを食べると、誰しも元気が出て幸せな気持ちになりますから。

それが全面に押し出された作品でございました。


そしてなにより、食材への感謝。

そこがこの映画の最大のテーマかもしれませんな。


柴咲さんはしゃべれない役でして。

難しかったでしょうね。

僕としては、母役の余貴美子さんとブラザートムさんのハマリっぷりが素敵でした。

しかし、喫茶店の娘は、どのタイミングで許したのか?


こういう、食が隠れた主役の映画、好きなんですよね。

「かもめ食堂」とか、「南極料理人」とか。

お好きな方は、見終わった後にごはんを食べるお店を決めておいて、終わったら一目散に駆け込みましょう。

もしくは、自分で何か作りたくなるかもですよ。


ただし、上映中の腹鳴りには気をつけてな!



☆こんな人におすすめ

・癒し系料理映画好き

・スローフード派

・食べ物を残しがちな人